■片付けの手順

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ゴミ屋敷になってしまった部屋は手順を決めて片付けると迷いがなくなります。きれいな部屋の条件は床に物が置かれていないこと、床や壁がよく見えることだといいます。ゴミ屋敷の場合は物が溢れかえっていると思われますので、最初にいらないものを分別しましょう。 ゴミ袋を片手に部屋を見てみて、いらないと思われるものや誰が見てもゴミだと思うようなものをゴミ袋に入れていきます。 必要なものだけれどすぐには使わないアイテムはダンボール箱の方に入れます。捨てるかどうか迷うアイテムもダンボール箱にインしてください。ダンボール箱に入れておくと移動が楽です。ダンボールにすぐには使わないものをまとめて床を片付ける前に部屋から出しておくと便利ですよ。 そうして物を分別していくと床が見えてくるでしょう。床が見えてくるのはゴミ屋敷にとって大きな前進です。床が物で覆い尽くされてしまっている部屋はここまでが大変ですが、きれいな部屋になるまでもう少しです。 床が見えてきたら溜まっている埃を掃除します。ほうきで掃いたり、掃除機を使ってきれいにしていきましょう。フローリングはモップなどを用いて汚れを拭き取ることができます。 家具や壁などにも埃が付いています。ハンディモップ、雑巾などを使って掃除します。 床と壁と家具がきれいになったら必要なものだけを元に戻します。これですっきりした部屋になります。

■ゴミ屋敷の掃除の際に気をつけたいこと

ゴミ屋敷の片付けのコツをまとめると物を分別して床を見せ、出てきた床と壁をきれいにする。家具もきれいにしたら必要なものを元に戻すということになります。 手順としてはとても簡単ですね。ですがその工程はゴミ屋敷であればあるほど大変なものです。 掃除をしようと思って一念発起する人にありがちなのが作業の大変さに負けて途中でやめてしまうことです。1日でゴミ屋敷がきれいになるとしたら夢のようですが、そんな時間や労力がないときもありますよね。 どうしてもゴミ屋敷を片付ける気がしないときは作業を分散させましょう。物の分別をする日、床を片付ける日などを決めて少しずつ取り掛かるとモチベーションが保てるかもしれません。 自力で片付けるにしても一人でやる必要はありません。家族や友人などを呼んで部屋を片付けるのもいいですね。 それでもゴミ屋敷が片付かないと感じたらプロを頼るのも手です。リーズナブルな料金で掃除をしてくれる清掃業者もいます。テレビに取材される程散らかったゴミ屋敷でなくても引き受けてくれますのでインターネットで検索して気に入った業者をつけてみるのも良いのではないでしょうか。 ゴミ屋敷を片付けるのは自分自身です。自力で片付けるならそれなりに時間も労力も必要ですが、リターンも大きいですよ。まずは不用品を分別するところから始めてみてはいかがでしょうか。