3.ひどい汚れ・特殊な汚れに対するお手入れ方法は?

ここまで、畳とフローリングの日常的なお手入れ方法についてご紹介しました。 では、例えばジュースを畳にこぼしてしまった、フローリングの床がなんだかべたべたしているなど、ひどい汚れや特殊な汚れには、どう対応すればいいのでしょうか? ①畳の場合 畳に何かをこぼしてしまったとき、一番有効な対策方法は「すぐに処理する」ことです。 できれば2~3分以内に対応するのがベストです。 水、お茶のような水性の汚れの場合は、乾いた布ですぐにふき取って下さい。 油やドレッシングなど、油性の汚れは、中性洗剤を水で薄めたものでぞうきんを固く絞り、軽く拭きとって下さい。 跡が残ってしまうので、くれぐれも力を入れてこすらないようにしましょう。 小麦粉やベビーパウダーなどの粉が落ちた場合は、畳の中に入り込んでしまわないように、掃除機で吸い取ったあと、固く絞ったぞうきんで拭きとりましょう。 もし対処が遅れ、シミが残ってしまったら、キッチン用の漂白剤(塩素系)を水で薄めたものを綿棒に付け、シミ汚れに塗り、10分ほど置けば目立たなくなりますよ。 ②フローリングの場合 フローリングで何かをこぼしてしまったときの対処方法も、「すぐに、すばやく」が基本です。 乾いたぞうきんで、すぐに吸わせましょう。 フローリングがべたべたする原因は「皮脂・油汚れ」です。 水拭きである程度は取ることができますが、効果的なのは、中性洗剤をまぜた水(お湯)での水拭きです。 2リットルの水に中性洗剤小さじ2~3杯を入れた水溶液にぞうきんを浸し、固く絞ったもので拭きましょう。 赤ちゃんがいるなど、洗剤で拭きっぱなしが気になる場合は、後で水拭きをして下さい。 これでもガンコな油汚れは取れない場合があります。 その時は、柔らかいスポンジに中性洗剤を付け、やさしく拭いて下さい。 メラミン製のスポンジなどは、木目を傷つけてしまうので、絶対に使わないようにして下さい。

<まとめ>

いかがでしたか? 畳もフローリングも、毎日のお手入れは、ぞうきんでのからぶきかフロアモップと、とても簡単です。 そしてとにかく、汚れた場合は「すぐに対処」が重要だということがわかって頂けたかと思います。 ぜひ毎日の掃除ローテーションに取り入れて、畳やフローリングを長持ちさせて下さいね。