2019.04.12
年末になってくると、なんとなく掃除しなきゃ!と思いつつ、自分に言い訳をして、結局「今年の汚れは今年のうちに」掃除できなかったなあ、と後悔している方。
きっとたくさんいらっしゃいますよね。
そんな方に送る、日々の掃除から、年末の大掃除まで対応!の畳・フローリングのお手入れ方法をご紹介します。
これさえ知っていれば、床材は長持ち、家族も快適に過ごせること間違いなしです。
新年はきれいなお家でお正月を迎えませんか。
1.これでOK!日常的な畳のお手入れ方法
最近床全部を畳敷きにするお家は珍しいかも知れませんが、まったく畳の部屋のない家も、まだ珍しいかも知れません。展示場のモデルハウスなどでも、一部屋か、あるいは部屋の一角に畳コーナーがあり、おしゃれな和風家具などが置いてあったりします。
小さいお子さんがいる家庭では、畳敷きの部屋はとても便利ですよね。
寝室は別でも、オムツ替え、お昼寝などに使えて、転んでも痛くない。
これからも日本の家には、畳の部屋がなくなることはないでしょう。
そんな畳のお手入れ方法ですが、ここではイ草や紙など、植物で作られた畳についての説明だと思ってください。
畳の一番の大敵は「水分」です。
なぜなら、植物でできている畳は容易に水分が染み込んでしまい、それがカビやダニ発生の原因となるからです。
ですから、お手入れ方法で絶対やってはいけないのは「ビショビショに濡れたぞうきんで拭くこと」。
これさえ守れば、畳のお手入れは簡単です。
まず、日頃の掃除は、
・乾いたぞうきんでふく。
これでOKです。
そして、月に1度、
・固く絞った濡れぞうきんで表面を畳の目に沿ってふく。
・掃除機を畳の目に沿ってかける(ドライタイプのお掃除シートでもOK)。
・掃除のあとは、窓を開けるなどして部屋を乾燥させる。
これだけで問題ありません。
濡れぞうきんは、水でもいいですが、熱めのお湯で絞ったものにすると、畳についた皮脂や油も取ることができます。
もちろん、お家によって部屋の使い方が違うので、気になる方はこのサイクルを早めても問題ありません。
最低でも「月に1度」は行って下さいね、という意味です。
2.これでOK!日常的なフローリングのお手入れ方法
日本の住宅の西洋化に伴い、畳敷きの床に代わって増えているのが「フローリング」の床。
フローリングの床を素足で歩く感触は何とも気持ちの良いものですよね、
さて、フローリングのお手入れ方法ですが、こちらも畳と同じで「水分」が大敵です。
カビやシロアリの原因になるからです。
ですからこちらも、日頃の掃除は
・乾いたぞうきんで拭く
これで十分です。
フロワーモップなどを使って効率的に掃除しましょう。
フローリングの床では、ホコリは夜床に落ち、朝人が歩くと舞い上がってしまうので、できれば朝一番に掃除するのがオススメです。
そして、1週間に1回は、
・掃除機をかける。
・部分水拭きをする。
ことが必要です。
フローリングの継ぎ目に入ってしまったホコリはフロワーモップや乾いたぞうきんでは取ることができませんので、そこは掃除機で吸い取ってしまいましょう。
この時、先にフロアモップをかけておくと、掃除機によってホコリが舞い上がるのを防ぐことができます。
また、フロアモップでは取れない汚れなどがついている箇所のみ、見つけたら固くしぼったぞうきんで水拭きして取っておきましょう。
さらに、2,3週間に1回は
・フローリング全体を水拭きする。
ことが必要です。
フローリングには、ホコリの他、皮脂や油汚れなども溜まっていきます。
それをきれいにするために、水拭きは欠かせません。
ただ、水分はフローリングの大敵なので、かたく絞ったぞうきんを使い、短時間で済ませましょう。
特に油汚れや皮脂の汚れがひどい時などは、中性洗剤を混ぜた水(お湯)で絞ったぞうきんを使うと効果的です。
3.ひどい汚れ・特殊な汚れに対するお手入れ方法は?
ここまで、畳とフローリングの日常的なお手入れ方法についてご紹介しました。
では、例えばジュースを畳にこぼしてしまった、フローリングの床がなんだかべたべたしているなど、ひどい汚れや特殊な汚れには、どう対応すればいいのでしょうか?
①畳の場合
畳に何かをこぼしてしまったとき、一番有効な対策方法は「すぐに処理する」ことです。
できれば2~3分以内に対応するのがベストです。
水、お茶のような水性の汚れの場合は、乾いた布ですぐにふき取って下さい。
油やドレッシングなど、油性の汚れは、中性洗剤を水で薄めたものでぞうきんを固く絞り、軽く拭きとって下さい。
跡が残ってしまうので、くれぐれも力を入れてこすらないようにしましょう。
小麦粉やベビーパウダーなどの粉が落ちた場合は、畳の中に入り込んでしまわないように、掃除機で吸い取ったあと、固く絞ったぞうきんで拭きとりましょう。
もし対処が遅れ、シミが残ってしまったら、キッチン用の漂白剤(塩素系)を水で薄めたものを綿棒に付け、シミ汚れに塗り、10分ほど置けば目立たなくなりますよ。
②フローリングの場合
フローリングで何かをこぼしてしまったときの対処方法も、「すぐに、すばやく」が基本です。
乾いたぞうきんで、すぐに吸わせましょう。
フローリングがべたべたする原因は「皮脂・油汚れ」です。
水拭きである程度は取ることができますが、効果的なのは、中性洗剤をまぜた水(お湯)での水拭きです。
2リットルの水に中性洗剤小さじ2~3杯を入れた水溶液にぞうきんを浸し、固く絞ったもので拭きましょう。
赤ちゃんがいるなど、洗剤で拭きっぱなしが気になる場合は、後で水拭きをして下さい。
これでもガンコな油汚れは取れない場合があります。
その時は、柔らかいスポンジに中性洗剤を付け、やさしく拭いて下さい。
メラミン製のスポンジなどは、木目を傷つけてしまうので、絶対に使わないようにして下さい。
<まとめ>
いかがでしたか?
畳もフローリングも、毎日のお手入れは、ぞうきんでのからぶきかフロアモップと、とても簡単です。
そしてとにかく、汚れた場合は「すぐに対処」が重要だということがわかって頂けたかと思います。
ぜひ毎日の掃除ローテーションに取り入れて、畳やフローリングを長持ちさせて下さいね。