2018.06.06
もう梅雨入りした地域もあるそうで、ムシムシ、ジメジメする季節がやってきちゃいました~。私は湿気が大の苦手、この時期は心も体もどよ~んと重たくなります。
が! この重たい体にムチ打ってでも、この時期やっておく3つの家事があります。
なぜなら、そのほうがあとで劇的にラクできるから。では「わが家でこの時期やっているオススメ家事3つ」を順にご紹介していきましょう。
まずは「室内のそこはかとないカビ臭さ」の原因を解説!
まず私がエネルギーを注ぐのは、部屋の隅や端のホコリやゴミを取り除くこと。
梅雨でなにが嫌かって、やっぱりカビ。部屋全体、家全体の空気が、そこはかとなくカビくさくなりますよね。
ずっと家にいるとわからなくても、外から帰宅するとモァ~。ってことは、住人はマヒしていても、お茶しにきたママ友や遊びにきた子どもは感じているかも。
「ママ、あのうちなんかカビくさい…」そんなのイヤ、イヤですぅ~~!!
ってわけで、冒頭のホコリとり、となるわけです。
カビは高温多湿な環境と栄養分で発生します。で、栄養分というのは、つまるところホコリやゴミ。気温と湿気がどんどんと上がるこの時期、この栄養分をいつもより念入りに排除しないとヤバイわけです。
【1つ目の家事】部屋の隅、壁際、カーテンの陰…危険地帯を徹底掃除!
でも、ただ掃除機を念入りにかければいいのではなく、場所が肝心。だって、リビングの床のど真ん中にカビは出現しませんよね?
空気の通りが悪くて湿気がたまりやすい、部屋のすみや家具の裏、カーテンがふれる壁際、サッシの縁などが危険地帯です。ここは、普段は掃除機がなかなか届かず、おざなりにしがち。
カビはそこに残っているホコリやゴミを栄養にして、この時期一気にはびこるのです。どこからともなくカビの臭いがするのは、家具の裏の壁やカーテンが発生源ということも多いよう。
梅雨が本格化する前に、これらの危険地帯を重点的に掃除する。床だけでなく、壁やカーテンにもホコリはたまっています。なんなら、部屋の真ん中はサボってもいいくらいです(笑)。
で、掃除したついでに、壁にぴったりつけていた家具を少し移動して隙間をとっておくと、通気性がよくなって、より効果的。先手を打っておくと、あとあと壁の黒カビと格闘せずにすみますよ。
【2つ目の家事】下駄箱の掃除がこの時期に適しているワケ
部屋のホコリ対策が終わったら、今度は下駄箱!
下駄箱の中を掃除するなんて、年末の大掃除くらいというのが普通でしょうが、最も適した季節は今だ!と秘かに思っています。
人の汗や皮脂がついた靴は、低温乾燥の冬場はカビの心配は少ないのですが、高温多湿のこの時期はキケン、キケン。特に、しばらくはかずに入れっぱなしの靴は、出したら青いカビで覆われていた!なんてことも。
というわけで、わが家では、下駄箱の大掃除は梅雨前と決めています。
すべての靴をいったん出し、ホコリや土ボコリをはき出し、下に敷いている新聞紙を取り替えれば完了。新しい新聞紙に取り替えておくと、湿気とりにもなるんです。それじゃ追いつかないというお宅は、市販の湿気とりを加えてください。
この時期、空気がジメジメとこもりやすいので、靴の臭いも玄関に滞留しがちですが、掃除しておくと臭い対策にもなります。
【3つ目の家事】不用品処分をするベストタイミングも今だ!!
家のなかで最もカビや生えやすい場所のひとつが、押し入れやクローゼット。
毎日のように開け閉めしているところはいいんです。空気が循環していますから。でも、モノを入れたままの開かずの押し入れやクローゼットは要注意。よく見たら、奥の壁にびっしりカビが!ということもあります。
そこでおすすめしたいのが、この時期を不用品の処分シーズンにしよう、ということ。
しまいっぱなし、ほとんど開けないということはつまり、そこに入れているモノは使っていないということ。言い換えれば、なくても生活に支障はないということです。
ひとたびカビが出ると簡単にはとれないし、場合によっては壁紙がはがれてくることも。
そんな大ごとになるくらいなら、この時期に不用品を処分することを習慣に。スペースに余裕ができれば、モノとモノの間をあけてしまっておけ、通気性もアップします。その際に奥まで掃除機をかけておけば、カビの発生率はぐーんと低くなります。
3つが終わったら…シメにちっちゃな、仕上げの「ひと仕事」!
またこの時期は、年末や新年度前後と違って大型ゴミの受付も混みあわないので、申し込みから収集日までが近く、比較的スムーズに処分できるのも魅力です。ずっと待たされて、結局出し忘れるということも避けられそう。
それに、大きくて重い不用品は、寒い時期に完全防備して外に運ぶのは大変。身軽なこの時期のほうがはるかに気がラクですよね。
我が家では、ご紹介したこの3つの家事をやったら、梅雨前の大掃除は終了。
あ、あとひとつ大事なことを忘れていました。最後に、家じゅうのゴキブリ駆除剤を新しいものに取り換えるのです。
北海道出身で幼少のみぎりに親しみがなかったためか、ミスターGと遭遇するといまだフリーズする私にとって、やつらの繁殖が活発になる前に新しいものに取り替え、効き目を最大限にすることは絶対のミッション。
もしかしたら、私にとってはこれがもっとも欠かせない家事?かも(笑)。
のざわやすえ
出版社での編集を経てフリーに。ライター・エディター活動の一方で、主婦雑誌で培った知識をもとに「暮らし方アドバイザー」として、整理収納や家事タスクのアドバイスでも活動中。また、趣味のソーイングではオーダー業も。働きながら育てた一男一女は、この春から高2、高1に。