2019.08.22

ちらしずしだけじゃない!「桜でんぶ」を使ったカラフルなお弁当作り

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ちらしずしやキャラ弁を作るときに欠かせないのが桜でんぶです。桜でんぶは、ピンク色でほんのり甘く、ご飯や酢飯との相性もぴったりで、子どもが大好きな具材のひとつでもあります。お店で購入する人も多いかと思いますが、実は桜でんぶは簡単に家で作ることができるのです。そこで、今回は桜でんぶの作り方と、お弁当にも使える桜でんぶを使ったおかずレシピをご紹介します。

■桜でんぶとは?

桜でんぶは魚を使ったつくだ煮の一つで、赤色の着色を施してピンク色にしたものを呼びます。

タラやタイなどの白身魚の血合いの部分をのぞき、調味料でそぼろ状になるまでいりあげたものに、食紅で色付けしているもので、昔から桃の節句のひなまつりには大活躍します。
地域によってはおぼろと呼ばれたり、ぼんぼりと呼ばれたりすることもあります。

おぼろとでんぶは同じように思えますが、使用している材料が違います。でんぶは白身魚を使うのに対し、おぼろはエビやサケを使用します。味付けが似ているため、混同している人が多いかもしれませんね。

桜でんぶのでんぶは漢字で「田麩」と書きますが、もともとは田夫が由来となっているそうです。田夫は田舎者といった意味合いで使われていましたが、せっかくの魚をボロボロになるまで崩して作ることから田舎くさいと思われ、田夫と名づけられたようです。

現在では田夫の夫が麩に変わり、ひらがなで書かれていることが多くなりました。中国にもでんぶと似たようなメニューがありますが、魚ではなく豚肉や牛肉など、お肉を使ったでんぶが多いようです。

日本では、ちらしずしなどお米料理に使われることの多い桜でんぶですが、中国では肉まんやおかゆ、卵焼きなどの具材として使用されているそうです。

■桜でんぶの作り方

桜でんぶはお店で買うものと思っている人も多いかもしれませんが、実は自宅で簡単に作れます。

市販の桜でんぶは長期保存できるように、砂糖が多めに配合されていますので、甘すぎて苦手という人もいます。自家製の桜でんぶなら甘さをお好みで調整できるため、苦手な人でも桜でんぶへの認識が変わるかもしれませんね。

作り方としては、まずタラやタイ、ヒラメなどの白身魚を用意します。流水で血合いや汚れをしっかり取り除き、身をキレイにしておきます。切り身魚を使用する場合は、血合いのない部分を購入すると、掃除の手間が省けます。

たっぷりのお湯を用意し、塩をひとつまみ入れます。沸騰したら白身魚を投入し、10分ほどゆでます。

タラを冷水に入れ、皮と骨をすべて取り除き、身をほぐします。キッチンペーパーなどでほぐした身の水分をしっかり拭き取り、フライパンに入れていります。このとき油は入れないようにしてください。

お酒とみりん、砂糖と塩、水で溶いた食紅をフライパンに加え、混ぜ合わせます。だまになったり、きれいなそぼろ状にならないなら、菜箸を4本使ってほぐしましょう。

水分がすべてなくなったら、フライパンにでんぶが引っ付き始めます。フライパンの火を止め、あとは余熱でいり上げたら完成です。

いっているときは色が濃いように思えますが、冷めると色が落ち着いてくるので、ほんのりとしたピンク色に仕上がります。

砂糖を多めに入れると市販の味になりますので、甘いのが苦手な人は砂糖を控えめにすると良いでしょう。

佐藤 千尋

佐藤千尋
宮崎県のライターで執筆歴は3年。家事歴10年の経験を活かして、皆さんに役だつ情報を提供できれば幸いです。