2018.08.30
急な発熱や流行りの病気…子どもが小さいうちは、急にお迎えなどの対応が必要なケースが多々。みなさん本当に、よくがんばっていると思います!
働くママ&パパは、どんな連携をとってやりくりしているのでしょう? 仕事と育児を両立させるための「我が家の育児ルール」について聞きました。
2週間ごとに夫婦で仕事の情報を確認(夏美さん/41歳/会社員)
わが家は、私のほうが始業時間が早いので、保育園への送りはパパ・迎えは私が担当しています。でもイレギュラーな日って、多々ありますよね。
たとえば夫が早く出勤しないといけないときは、なるべく前日に連絡をもらうように。私は翌朝の仕事を調整して保育園に送ってから出勤。そのときは早朝料金を払って、早朝保育を利用しています。
子どもが熱を出したときは「私がお迎えに行き、すぐパパに連絡する」のがわが家のルール。「翌日の仕事を在宅にできるか」など、仕事の調整をするためです。共働きの育児では、「いかに相手の仕事を尊重し、夫婦間のバトンタッチをスムーズに行うか」が肝心。夫婦間の業務連絡や情報共有がなにより大事だと思います。
だから2週間に1回は〝ミーティング〟をして、お互いの「絶対はずせない仕事がある日」を確認し、手帳にマークをつけるんです。
保育園の送迎や病気対応のマネージメントは、仕事と同じくらい頭を使うところ。いかにミスなく効率的、かつ周囲に負担をかけずにできるか。常にそれを考えています。
土曜の家事育児、急な呼び出しは夫が担当(良子さん/38歳/看護師)
5歳と3歳の男の子がいます。ふたりともママっ子なので保育園の送迎は私が担当。たまに夫が「送るよ」と言ってくれても、子どもたちが「ママがいい!」と言うので、代わってもらうことはありません。帰宅後の掃除・洗濯、食事のしたく、翌日の準備もすべて私がやります。
そのかわり私が仕事の土曜日は、夫がワンオペ育児で頑がんばってくれます。また、子どもが熱を出して保育園から連絡があれば、お迎えは基本的に夫の担当。夫の仕事が割と調整しやすい環境なので、とても助かっています。
ちなみに、子どもが病気のときは、「ファミリーサポート」を利用することが多いですね。
子どもって朝熱が下がっても、夕方から上がることが多いので、体調が良くなっても保育園を休ませて「ファミリーサポート」に依頼。私の職場は早退したり休んだりすることが難しいので、とても助けられています。
※ファミリーサポート=子育ての援助を受けたい「依頼会員」と、子育ての援助を行いたい「提供会員」が、育児の相互援助活動を行う地域子育て支援事業。
旦那が上の子の週末育児担当(みなさん/37歳/出版)
わが家には4歳と3か月の、2人の男の子がいます。旦那は不規則な仕事のため、保育園の送迎は私が担当。家事は洗濯のみ旦那の担当ですが、それ以外は全部私。本当に毎日クタクタです。
子どもが熱を出したときは、旦那が自宅仕事に切り替えて対応してくれることもありますが、基本的には私ですね。ふたりとも、どうしても対応できないときは、ベビーシッターに頼むこともあります。
以前の旦那は、週末は昼頃起き午後から子どもと遊ぶパターンでした。でも3か月前にふたり目が生まれてからは、週末も朝ちゃんと起きて上の子と遊びに行くようになってくれて。最近では、週末は旦那が上の子の育児を担当してくれるので、とても助かっています。
ただ、スマホで動画を見せていることが多いので、時間を決めて見せる約束をしました。本当は見せてほしくないのですが、育児に協力してくれているだけでもありがたいので…そこは目をつぶっています。
子どもが小さいうちは、発熱や病気などで急に対応しなければならない場合に備え、共働き家庭では緊急時の対応をよく話し合っておくことが必要です。また、どうしても回らないときには、遠慮なく第三者の手を借りましょう。サポート制度やシッターなど、日頃から情報を集めてセーフティネットを張っておくと安心ですよ。
ライター:木村 百
情報誌の編集者として激務をこなした後、フリーライターに。2人の子どもの育児ストレスでイライラしつつも、日々の自分磨きは欠かせないアラフォーです。実母も姑も近所で暮らしているため、いまも未来も不安は尽きず。毎晩のお酒だけがパワーの源。