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共働き夫婦の「家事分担」は、子どもが生まれてからが本番!

家事

2020.09.10

いま日本の夫婦は、3世帯中2世帯が共働きとなっています。

 

専業主婦(主夫)世帯では、1人がお金を稼ぐ役割を、もう1人はパートナーがスムーズに仕事ができるように家事を担当することになりますが、共働きではお互い家事を分担するのが基本です。

 

ただ、双方納得できる家事分担ができているか…というと、そうではない家庭も。

 

なかでも、子どもが生まれてから問題が起こったり、それまで表面化していなかった問題が見えてきたりする夫婦が多いようです。

 

出産前は問題ナシの夫婦が多い

共働きでも、子どもが生まれるまでは、うまく回っていたという人が少なくありません。

 

Yさん(33歳・2歳児のママ・第2子妊娠中)は、1人目出産前の家事の分担についてこう話します。

 

「結婚当初は、できる方ができることをやる感じでした。夫は料理はあまり得意でないので、台所まわりは私の担当で、夫はゴミ出しや週末にまとめて掃除したり洗車したり」

 

しかし、出産後はたちまちそれでは回らなくなったそう。

 

「子どもが生まれると、やることが膨大になりすぎて…前のように、夫がゴミ出しと週1回の掃除を引き受けるだけではとても時間が足りないんです。子どもが5ヶ月過ぎるとハイハイしてなんでも舐めるので、毎日私が掃除していたら、夫は週末の掃除までやらなくなっちゃって…まだきれいじゃんとか言うんですよ!」

 

多くの夫は悪意なし…でも喧嘩になるのはなぜ?

育休中は「家にいるから」ということや、育児と家事に切り離せない部分が多いため、家事の大半を妻が担っている家庭は少なくありません。

 

また国の調査によると第1子が生まれた時の父親の平均年齢は32歳・第3子で35歳と、職場でも主戦力となる男性が増え、残業などでなかなか早く帰宅できないという事情もあります。

 

もちろん、夫婦交代で保育園の送り迎えや帰宅後の食事作り・お風呂などを担当し、その日はもう1人は残業もしてフルに働くというカップルもいます。

 

しかし、妻が時短で職場復帰したり、お迎えのために毎日定時で退社するようになったりすると、共働きにも関わらず、引き続き家事の大半を受け持つのは妻のまま…というケースがとても多いのです。

 

ただ、復帰後も妻が多くの家事を分担している夫婦であっても、ほとんどの場合、夫は悪意があって家事育児を押しつけてやろうと考えているわけではありません。

 

Fさん(36歳・1歳児のママ)は、復帰後、自分ばかりが家事をしていると感じ、夫に話してみたそうです。

 

「でも夫はピンときていなくて、離乳食とかママの方が詳しいし…と。夫の実家では、義母は専業主婦だったので、基本的に育児も家事も女性の仕事と思い込んでいるようでした」

 

Fさん夫婦は、子どもが生まれるまではそれでも大きな問題にはならず、残業の少ないFさん(妻)がカバーできていたのですが、育児が加わると夜も週末もやることが山積みなのに、夫はそれが理解できなかったようです。

 

「でも、あまり言うと不機嫌になったり喧嘩になってしまうんですよね。本来きちんと分担すべきなのにな…と思いながら、○○してくれる?ありがとう、助かる!などとなだめすかして頼んでいます」

 

夫婦の家事分担の割合、正解はどこに?

ある調査では、「共働き夫婦は何割ずつ家事を分担するべき?」という問いに対して最も多かったのは「5:5」と平等だったのに対し、実際の割合は、妻から見ると「妻9:夫1」、夫から見ても「妻3:夫7」という結果となりました。

 

また、2016年の国の調査でも、6歳未満の子どもがいる家庭での家事育児時間は、女性7時間34分・男性1時間23分と、5倍以上の開きがあることが分かっています。

 

この差はどこから来るのでしょうか?

 

ひとつには、現在の子育て世代が「家事育児は基本的に女性の仕事」という親世代の感覚を無意識に引き継いでいることがあげられます。

 

また、日本社会ではまだまだ男女の賃金格差が大きく、男性は正社員として長時間労働と引き替えに一家の収入の柱となり、女性は時短勤務や派遣・パートなど非正規で働き育児時間を確保する…という役割分担を選ばざるを得ないという状況もあります。

 

さらに、おもに夫側で、やったことがない家事や「シャンプーの補充」「窓の結露取り」などのいわゆる「名もなき家事」について、どんな工程があって実際どのくらい時間がかかるのか把握できず、思ったより負担を少なく見積もっているというケースもあります。

 

いずれにしても、一方に負担が偏らないように…という意識がお互い必要。

 

そのためには、家事のタスクを見える化する、相手の仕事への理解を持つ…など、いろいろな角度から家事分担に対する考え方をすり合わせていくことが必要だといえるでしょう。

 

文/高谷みえこ

参考/政府統計の総合窓口「人口動態調査 出生順位別にみた年次別父・母の平均年齢」 https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003214677

内閣府「夫婦の家事・育児の分担割合」 https://www8.cao.go.jp/shoushi/shoushika/research/cyousa21/net_riyousha/html/2_4_4.html

三井住友カード Like U「共働き夫婦の家事分担を実態調査!理想の家事分担率は5:5。でも実際は…?」 https://www.smbc-card.com/like_u/life/housework_sharing.jsp

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