また、どの新幹線にも、おむつ替えができるベビーベッドつきの多機能トイレがあるので、新幹線の車両構成をチェックして多機能トイレに近い座席を予約するのがおすすめです。


さらに、どの新幹線にも必ず「多目的室」が設置されています。体の不自由な方のための個室タイプの座席ですが、空きがあれば借りることができるので、体調を崩した時や授乳したい時には車掌さんなど乗務員の方に申し出てみましょう。多機能トイレと多目的室に近い座席を予約すると、授乳やおむつ替えのときに便利ですね。

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多目的室は空いていれば授乳時にも借りられる

※読者撮影

また、新幹線には車いすをご利用の方用の座席があります。通路側の席がなく、その場所に車いすを置ける仕様になっています。

<東海道新幹線11号車の入り口とシートマップ>※JR東海ホームページより

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東海道新幹線の11号車には多機能トイレがあり、車いすが通れるように通路も広め

※読者撮影

東海道新幹線の場合、11号車B席がこれにあたりますが、付近の席は券売機での購入や、エクスプレス予約・スマートEX(ネット予約サービス)による予約ができません。「でも、運行直前になると一般の席としてこの座席を予約・購入できるようになります。その場合は、ここに座って横の広めの通路にベビーカーを置くこともできますが、あくまでも通路の一部なので通行の妨げにならないようにご配慮ください」(JR東海・広報部) では、JR東日本が運行する新幹線(東北・山形・秋田・北陸・上越)ではどうなのでしょうか? 「この座席は車いすをご利用の方や付き添いの方に窓口で販売しており、一般の方には販売していません。でも、前日の時点で利用予約がない場合は、どなたにでもこの席を販売しています。ただし、この席は基本的に、車いすをご利用の方のための席です」(JR東日本・広報部)。