ただしゃがむだけでは「側撃雷」を防げない!?


雷しゃがみ」を行う際は、雷が落ちやすい電柱や木、鉄塔など高さのある物体が近くにないか要注意。雷撃の中には、一度落ちた雷が周囲の物体に再放電する「撃雷」というタイプが存在します。

 

気象庁」の公式ホームページによると、電柱や木などから4メートル以上離れた位置が「保護範囲」と呼ばれる安全圏。しかし樹木には枝や葉がついているため、かなり余裕を持って離れた方がベターです。また「保護範囲」に退避しても、決して座ったり寝転んだりしないでください。近くで落雷が起これば地面と接触している部分にヤケドや痺れ・痛みが発生し、場合によっては歩けなくなるケースもあるよう。

 

人間が生きていくには自然との共存が不可欠なので、自然現象による災害にもキチンと目を向けておきたいですね。

 

文/長谷部ひとみ