■岩手県の厳美渓

北海道はもちろんですが、東北エリアも夏は比較的涼しいので避暑にはおすすめのスポットが多くあります。 栗駒山から一関市内へ流れる磐井川によって浸食され造られた渓流が厳美渓です。全長は2キロメートルほどあり、奇岩や怪岩などさまざまな岩も見どころですし、さらに、深淵、甌穴、滝といった見どころがいっぱいの国の名勝天然記念物です。 エメラルドグリーンの水流に併せて、四季折々の川岸を楽しむことができます。上流では荒々しい水の流れが岩にぶつかることで大きな水しぶきを上げ、いかにも涼しそうな景観です。 下流になると流れもゆるやかになり、深淵が見れるようになります。上流から下流にかけて変化に富んだ景観が厳美渓の最も大きな魅力です。 さらには、厳美渓名物の空飛ぶ団子は見ておきましょう。というより食べておきましょう。岩場にあるかごにお金をいれると、対岸にあるお店からだんごが届くというものです。お茶も注文できるのですが、こぼれずに届くという達人ぶりです。


■栃木県の華厳の滝

夏の避暑地と言えば、やはり滝は外せないですよね。滝と言えば、日本の三大名瀑のひとつである華厳の滝ではないでしょうか。日光には滝が多く、多くの滝を楽しむことができます。 その中でも華厳の滝は高さ97メートルと100メートル近い高さから一気に落下する滝は圧巻以外の何物でもありません。エレベーターで行くことのできる鑑瀑台から間近に見ることができるので迫力も満点です。滝つぼで豪快に水がはじけるさまは、涼しい場所ということもありますが、夏の暑さも忘れてしまいます。 周囲にはいろは坂や中禅寺湖など、さまざまな観光スポットがあるので、華厳の滝と併せて楽しんでおきましょう。


■東京都の奥多摩

都内にも大自然の豊かな涼しい場所があります。奥多摩は都心から2時間ほどで行くことができ、東京とは覆えないくらいの美しい自然の広がるエリアです。滝や渓流もあれば、温泉もあるのでのんびりと過ごすことができます。 一番のスポットはやはり奥多摩湖ということになりそうです。正式な名前は小河内貯水池といい、貯水池として造られた人造の湖です。 日原鍾乳洞も人気ですよね。夏でもひんやりとした鍾乳洞は避暑にはうってつけのスポットです。アメリカキャンプ村では家族や友人たちとキャンプを楽しむことができます。コテージもあるのでそちらで宿泊することも可能になっています。