②正しい参拝時間・服装・ルートなど

今現在は誰でも参拝することができる伊勢神宮。とはいえとても広く、また内宮と外宮との間の距離もあり、無計画に訪ねると思ったように見て回ることができない可能性も十分あります。参拝時間やおすすめの服装、見どころを無理なく回れるルートなどもご紹介します! ・参拝時間 年間におよそ800万人もの人々が参拝に訪れるという伊勢神宮。参拝時間も、季節によってきちんと決められています。 10月、11月、12月の3カ月間は午前5時から午後5時まで、1月、2月、3月、4月、9月は午前5時から午後6時まで、そして5月、6月、7月、8月は午前5時から午後7時まで。日が長い時期は参拝時間も若干長くなり、冬に向け日が短くなるにつれ徐々に短くなっていきます。 ・服装に関するマナー 神社やお寺などにお参りに行く際、服装を気にしたことがあるという方はあまり多くないかもしれません。ですが伊勢神宮に関する情報を見てみると、フォーマルな服装での参拝がベストと書かれていることもよくあります。 実際には、一般的な参拝であれば特にきちんとした服装でなければならない、ということはありません。ごく普通の普段着で問題ないのです。もちろん、夏であっても露出が多すぎるファッションは避けるべきですし、混み合う場所もあるため人とぶつかった際など相手を傷つけかねないような形状のアクセサリーは身につけない方が良いですが、フォーマルな服装で行く必要はありません。 御垣内参拝と呼ばれる特別な参拝の場合には、礼服が一番望ましいとされています。敬意を失しない程度の平常服、例えば男性であれば背広にネクタイ、女性ならスーツやフォーマルなワンピース等でも大丈夫だそう。その場合はデザインや色合いなども派手なものは避けるよう注意しましょう。 ・無理なく回れるおすすめルート まずは内宮の見どころを回るおすすめルートからご紹介します。 五十鈴川に架けられた宇治橋が内宮の入り口。参道を進むと手水舎・御手洗場があり、まずはそこで身も心も清めます。続いて瀧祭神、内宮神楽殿、そして天照大御神を祀る皇大神宮の順に回ります。続いて御稲御倉、荒祭宮、風日祈宮を巡り、最後に参拝者向けの無料休憩所である参集殿で一休み……という順序です。 続いて、外宮の見どころを無理なく回るルートです。 防火のために作られたお堀、それに架けられているのが火除橋です。橋を渡って神域に入ると手水舎があり、そこで手元・口元をすすいでから外宮を見て回ることになります。 伊勢神宮について深く知れるせんぐう館、外宮神楽殿、古殿地、正宮である豊受大神宮と回った後、いろいろな祭典に用いられる三ツ石、多賀宮にもぜひ足を止めてみましょう。 内宮と外宮、どちらのルートも30分ほどで見て回れます。時間的にも体力的にも余裕がある方は、他の宮社などもぜひ見学してみてくださいね。