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■静岡県の湧玉池

静岡県と言えば、真っ先に思い出すのは、世界遺産でもある、日本一の山、富士山ですよね。その富士山と一緒に世界遺産となっている富士山本宮浅間大社の境内に湧玉池はあります。


富士山のふもとにある湧玉池には富士山の雪解け水が溜まっています。流れる途中に溶岩を通っているというのも一つのポイントとなります。


富士山本宮浅間大社は世界遺産となっていますが、湧玉池もまた、特別天然記念物に指定されている名所なのです。池の水は澄んでいて、泳いでいる魚も目視できます。 湧き出る量は1日に20万トンとなっています。水くみ場があり、ペットボトル等で持ち帰ることは可能ですが、直接飲むことは禁止されていて、一度沸騰させる必要があるようです。湧き水とは言え、池の水ですからこれは仕方がなさそうです。


強力なパワースポットとしても知られており、富士山本宮浅間大社のご利益と併せて、癒やし効果をいただきましょう。


春には満開の桜とのコラボレーションもありますし、5月には流鏑馬(やぶさめ)祭りも行われています。イベントのタイミングに合わせれば、より一層楽しむことができそうです。

■栃木県の華厳の滝

水の名所と言えば、日本三大滝のひとつ華厳の滝も人気のスポットです。華厳の滝は修学旅行で行ったという人も少なくないようですが、子どものころに見た華厳の滝と、大人になってからのものでは違うという人もいるようです。


その圧倒的な迫力は、観る者を魅了します。写真で見たことがあるという人も一度は本物を見ておくことをおすすめします。周囲はマイナスイオンでいっぱいでしょうから、日々のストレス解消には持ってこいのスポットと言えそうです。 また、日光と言えば「いろは坂」も有名です。華厳の滝に行くには「いろは坂」を通っていくのですが、明治初期までは女人牛馬禁制となっていたそうです。


道中のカーブが48カ所あったことから、昭和になって「いろは坂」と呼ばれるようになっています。その後、道路の改修等でカーブの数が増減しているのですが、現在はもとの48カ所に戻っているようです。


急カーブが多いので車の運転は注意が必要です。また、車酔いのする人がいれば、酔い止めも用意しておくとよいでしょう。 すぐそばに、日光東照宮があります。世界遺産に登録された日光東照宮もパワースポットですので、しっかりと観光しておきましょう。日光には観光の名所も多いので、1日かけてのんびりと回ってみるのがよさそうです。

■まとめ

水に関する名所をいくつか紹介しましたが、環境省の指定する名水は百選ですから、日本各地のいろいろなところに名水スポットがあるようです。


全国的に有名なスポットに訪れるのも楽しいのですが、自宅近くにある名水スポットを探してみるのも楽しいのではないでしょうか。隠れた名水はまだまだありそうです。