139-2

■日本海の荒波を眺めるローカル線

海沿いを走るローカル線は各地にありますが、秋田県の東能代駅から青森県の川部駅を結ぶJR五能線が特におすすめです。そのロケーションから鉄道ファンにも人気の路線となっています。


観光での利用であれば、「リゾートしらなみ」がおすすめです。編成の異なる3種類があり、「青池編成」、「ブナ編成」、「くまげら編成」となります。


春から秋にかけてはほぼ毎日運行されていますが、冬場は土日祝となるようです。全席指定席となっているので、予約が必要です。 ぜひとも行ってみたいのがJRウェスパ椿山駅から少し離れたところにある「不老ふ死温泉」です。温泉が好きな人はもちろん、そうでない人もぜひ一度はいってみたいスポットです。


これほどの絶景の露天風呂は他で味わうことができません。温泉の効果と併せて心まで全て解放されてしまいそうです。


なお、リゾートしらかみを利用する場合は、駅までの送迎があるようです。

■SLを楽しもう

ローカル線ならではの楽しみとしては、特別な車両というのがあります。中でも大井川鐡道では年間を通じて300日以上SLの営業運転を行っています。これだけの運行数は日本で一番となっています。


大井川鐡道では4種類の蒸気機関車が運行しているのですが、そのどれもは復刻したものではなく、昭和初期に造られたオリジナルの車両です。それぞれC10型、C11型、C12型、C56型となります。C12型は現在は運行しておらす、C11型が2台運行しています。 黒煙を上げながら走る蒸気機関車は外から眺めるのもよいのですが、その車両に乗って旅をするというのもまた趣のあるものです。もちろん、客車もレトロなもので、こちらも昭和初期に製造されたものとなっています。


懐かしい雰囲気の蒸気機関車ですが、もう100年近く前のものですから、懐かしいというよりは新鮮に感じるのかもしれません。


車両ごとに汽笛の音も違いますから、いろいろな車両を乗り比べてみるのもよさそうです。沿線にも多くのスポットがあるので、のんびりとSLで観光をするはどうでしょうか。

■まとめ

ローカル線は地域ごとに大きく異なる魅力があります。景色も違いますし、運行している車両も異なっています。鉄道ファンでなくても十分に楽しめる魅力があるのです。


たまには時間を忘れてのんびりと旅行を楽しむのもよいのではないでしょうか。