2019.07.03

車窓の景色に癒やされるローカル線の旅

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たいてい旅行するときは、目的地があるものですが、その目的地に着くまでの道のりも旅の醍醐味と言えるでしょう。新幹線や飛行機を使って短時間で目的地に着くのもよいのですが、高速の乗り物だと窓からの風景はどれも一瞬で終わってしまいます。
そうした美しい風景をめいっぱい楽しみたいというのであれば、ローカル線がおすすめです。日本には、趣のあるローカル線がたくさんあります。時には、ローカル線に乗って、ゆっくり時間をかけて、車窓からの風景を楽しんでみてはいかがでしょうか。

■ローカル線を楽しもう

ローカル線での旅行の良さは、日常を離れて、知らない土地の風景を眺めることができるという点です。その中で四季の移ろいを感じることもあるでしょう。
列車に揺られながら、お弁当を食べてみたり、昔のことを思い出してみたり、ゆったりとした時間を楽しむことができます。

ローカル線は、地域に住む人たちにとって欠かせない足ですから、駅で乗り降りする人たちや駅舎のたたずまいを眺めたりするのも楽しいでしょう。
ボックス席で隣り合わせた人との会話に花が咲く、などというのもローカル線ならでは。
電車通勤をしいる人であれば、車窓からの風景は見慣れたものかもしれませんが、通勤とはまったく異なるローカル線の魅力があるのです。

海岸沿いの路線や山間部の路線、いろいろな路線がありますから、車両も路線ごとに異なりますし、車内の設備も異なります。
ローカル線を乗り継げばいろいろな景色を楽しむことができるのです。旅行に限らず、休日を利用してもよいでしょう。ローカル線に乗れば、ちょっとした旅行気分を味わうことができます。

■関東でのトロッコ列車の旅

都心から近い場所でもローカル線を楽しむことは可能です。群馬県桐生市と栃木県日光市を結ぶわたらせ渓谷鐵道はトロッコ列車が走っています。トロッコ列車というのは、窓ガラスのないオープンタイプの列車です。
窓ガラスがないため、自然の風を感じながら旅行をすることができるのです。もちろん、冬場は窓にはガラスが付きます。新緑が目に鮮やかな春、涼を求めて夏、そして燃えるような紅葉の秋は、特にトロッコ列車がおすすめです。

わたらせ渓谷鐵道にはトロッコわっしー号とトロッコわたらせ渓谷号の2種類のトロッコ列車があり、運行日程が異なっています。乗ろうと思っていったら、走っていなかったとなると、あまりに残念です。事前に運転日と時刻表は確認しておいたほうがよいでしょう。
路線は渡良瀬川沿いを走り、足尾銅山で宿場町として栄えた大間々などの古い街並みを見ることができます。川沿いの渓谷の景色が魅力ですが、それ以外にも魅力的な点があります。
神戸駅には古い車両をレストランにした「レストラン清流」が構内にあります。「こうべ」ではなく「ごうど」と読みます。神戸駅の駅舎は大正時代の建物となっています。
また、神戸駅と沢入駅の間には長いトンネルがあるのですが、このトンネル内では「トロッコわたらせ渓谷号」の2号車と3号車の天井がイルミネーションで彩られるのです。光の差し込まないトンネル内ならではの演出で、幻想的な空間が広がるります。