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マンションだけではない!持ち家でも修繕積立金を計上しておこう

ライフスタイル

2019.06.12

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みなさんは「持ち家貧乏」という言葉をご存じですか?家を買って住むことはできたものの、住宅ローン返済に常に家計が困窮している人のことを言うのだとか。ローンだけではなく、持ち家にかかる経費や今後のリフォームのため、今から計画的に準備しましょう。今回は持ち家にかかる費用や持ち家を今後も維持するための計画などについてご説明します。

<1.持ち家にかかる費用はローンだけではありません>

いつかは持ちたい、自分たちの家。
理想の家で家族がみんな笑って暮らす、そんな夢を誰もが持っていますよね。
マンションではなく一戸建てなら、庭もあるし、自分たちの自由に間取りも決められるし、さらに自分好みの家にすることができる!と一戸建てを購入する方も多いと思いますが、理想の家を手に入れるため、無理をしていませんか?
家を維持するためのお金は、ローンだけではありません。それを考えず銀行が示す返済の限度額いっぱいでローンを組んでしまうと、家計は途端に困窮します。
家を買うかどうかを判断するときは、ローンの返済額だけでなく、家を買うことでかかってくる税金や将来の修繕費のことも考えなければなりません。
ちなみに、持ち家にかかる維持費にはこんなものがあります。

<必ずかかる費用(地域により若干異なります)>

・固定資産税:建物の評価額×1.4%
・都市計画税:建物の評価額×~0.3%
・住宅メーカーの定期点検、有償点検
・火災保険/地震保険

固定資産税は3年ごとに更新される税金で、都市計画税は購入した土地によってはない場合もありますが、この2つを合わせ、1年で建物の評価額×1.7%の税金がかかります。
住宅メーカーの点検は、住宅保証期間内に5、10、15年単位で行われることが多く、保証期間内の修繕なら無償の場合もありますが、修繕の度合いによっては有償、期間外であれば有償になります。火災・地震保険は両方に加入して年間6.5万円程度です。

<必要に応じてかかる費用>

・外壁、屋根まわりの修繕
・外構や駐車場まわりの修繕
・水回りの修繕等

外壁や屋根材は10~15年単位で修繕が必要になります。修繕しなければメーカー保証がなくなる場合もあるので、注意が必要です。外構は庭木の手入れや修繕など、駐車場の修繕はカーポートの屋根が破損した場合などです。水回りの修繕はキッチン、風呂、トイレ、洗面など箇所により違いますが、水漏れや管の劣化などで修繕が必要になります。

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<2.持ち家にかかる費用は、結局いくら必要?>

持ち家にかかる費用をずらずらと並べてしまいましたが、ここでざっくりとまとめてみましょう。
例えば、単世帯用の標準的な持ち家を30年維持していくには、ローンの他に、

・税金関係:8~25×30=240万~750万円 (固定資産税+都市計画税=8万~25万円)
・保険関係:6.5×30=195万円
・修繕費関係:100~200×3=300万~600万円 (修繕費=100万~200万円で10年に一度修繕)

合計すると735万~1,545万円が必要となる計算になります。
これは30年分の費用になるので、これを30で割ると、1年間に必要な費用、その答えを12で割ると月々に必要な費用が計算できます。

最低:735÷30=24.5万円、24.5÷12=2.04万円
最高:1545÷30=51.5万円、51.5÷12=4.29万円

つまり、最低でも1年で約25万円、月々で約2万円をローンとは別に住宅費として計上する必要があるのです。

もし、ローンの返済額を家計から支出できるギリギリの額まで払っていたら、どうなることでしょう。
どこかが壊れた、故障した瞬間に家計が立ち行かなくなります。
それでなくても、自分の年収がこれから右肩上がりである保証など、どこにもありません。
またお子さんが小さい場合、これからどんどん教育費がかかっていきます。

未来のわが家の財務状況も視野に入れ、持ち家購入を考えないと、家は買ったものの、常に家計が困窮する「持ち家貧乏」の状態に陥ってしまいます。
そうならないように、これら必要経費+ローン返済額=月々の家の経費として家の購入を考えましょう。
そして、家を買ったなら、普段の貯蓄とは別に、必要経費についても計画的に貯蓄を行うようにしましょう。
税金や保険とは違い、家の修繕費は額こそ大きいものの、10年に一度程度のタイミングでしか発生しませんので、ライフスタイルの変動に合わせ、貯蓄額の増減は可能です。
つまりあなたの腕の見せ所ということです。

<3.修繕費でかしこくリフォームも>

もちろん、やりくり上手なみなさんは、持ち家の修繕費を貯蓄している(あるいは今からする予定)でしょう。
先ほども言ったように、外壁や屋根、水回りの修繕は10~15年に一度のタイミングでやってきます。
ですから積み立てた修繕費はある程度まとまった金額になっているはずです。

もちろんそのまま現状維持の修繕費用として使っても良いですが、せっかくの機会、ついでにリフォームをしてしまうという手もあります。
実際に生活してみて始めて気付いた間取りの不便な点や、子どもたちが巣立ち、夫婦二人だけになるなど、ライフスタイルの変化によって見直したい箇所などが、長年暮らしていく中であちこちに出てきているはずです。
修繕費を積み立てていれば、+αの費用だけでリフォームができます。

例えば老後に備えて手すりをつけたり、段差をなくしたりするバリアフリー住宅にすると、今ならバリアフリー減税といって、工事代金の10%が控除されます(控除期間や控除額に制限があります)。
また、太陽光発電などの工事を行うと、省エネ減税の対象となります(こちらにも控除期間や控除額に制限があります)。
このような減税制度を上手に使えば、さらにお得にリフォームができます。
せっかく気に入って購入したわが家です。

今後もこの家で末永く暮らしていくために、より便利に、より安全に生活していくために、やはり修繕費用の積み立てはしておくべきです。
最後になりますが、リフォームのおおよその費用(2019年現在)をご紹介しておきます。
ぜひ参考にしてくださいね。

<屋内>


・キッチン:100~150
・浴室:100~120
・トイレ:30~40
・洗面:20~30
・リビング:100~150
・寝室:60~80

<屋外>
・外壁:90~120
・屋根:50~100
・外構:60~90
・ガレージ:50~100

建物自体の総改築:750~1000(単位:万円)

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