2019.04.24
2019.12.01
僕の憧れは、この夫婦です
映画に登場する素敵な夫婦を見ると、ものすごい勉強になること、ありませんか?僕は、あぁ、こんな夫婦になりたい!こんな旦那さんでいたいなぁと思うことがよくあります。
それはそうでしょうよ…今がポンコツパパだからです。
▲先日、息子・晴太朗を保育園に送っていると「今日は早くお迎えに来れる?」と聞くから、
かわいいなあ~なんて思って、「今日は大丈夫!いつもより1時間ぐらい早くお迎えに行けるよ!」と伝えたら…
「お父さん、あまりお仕事ないんだね…」と言われました(涙)
いや、パパとしてはまだポンコツでも、こうして映画を観るのだって仕事なんだ!ただ、のんびりしているだけではないと息子には…わかってほしいところです。もう一回言っておく。映画を観るのも仕事だから!
それに、憧れる「素敵な夫婦」を観て、勉強しているんだよ、未来のパパママの姿について。そう、今日は僕の憧れの夫婦が描かれた映画を紹介しようと思います。
<一つ前の作品に戻る> 余命3ヶ月…6歳と4歳の娘に母親として残せることとは
赤ペン瀧川のママに捧ぐ映画
第19回 リチャード・ロンクレイン監督作品
『ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります』
日本では2016年に公開された映画です。本編の長さも92分とコンパクトな作品ながら主演はモーガン・フリーマンとダイアン・キートン。名優2人が老夫婦を演じるんですが、とにかく超可愛いのです!とっても素敵な夫婦を演じています。
ジャンルとしてはハートフル・コメディ。ですから、クスッと笑えるところも多くありますし、最後にはジーンと胸が暖かくなる作品です。内容はいたってシンプル。長年連れ添ってきた夫婦が40年間ずっと住んできた家を売却するために奔走するお話です。
▲そりゃ売りたくもなりますよ。2人は高齢なのに、住んでる家はアパートの5階。しかもエレベーターはありません。
毎日、階段の昇り降りだけでも息切れをし、飼っている老犬もヨレヨレです。こりゃ売ろう。そして、売ったお金で新しい家に引っ越そう。
不動産業を営む姪っ子にお願いして家を売り出し、内覧会が決行されます。
若い頃から住み続けてきた大好きな家、思い出がたくさん詰まった愛するわが家を売るという一大イベント。しかし、大きなイベントが起こる時には必ずと言っていいほど問題が起こりますよね。新しい新居に移ることに前向きな奥さんと、どうやら家を出たくない旦那さん。小さな小競り合いが始まってしまいます。
なんとなくすれ違いながらも自宅を売るための内覧会が明日に迫った時、事件が起こります!愛犬のヘルニアが発覚し緊急手術をお医者さんに勧められます。それだけでも大変なのに、近所でテロと思われる事件が発生。この老夫婦は自宅の売却、愛犬の手術、そして近所のテロに振り回されながら内覧会を開催しなければいけません!
近所の治安の悪さは売却の時の値段に影響するぞ!さぁ、どうなる!?
夫婦に歴史あり!
引っ越しといえば誰もが思い出すでしょう、あの甘酸っぱい気持ち。僕も東京に引っ越してきた時は家賃3万、風呂なしトイレ共同の家に住んでました。夏は暑いし冬は寒い。それでも、部屋を出る時にはすべてが愛おしい気持ちになりました。あぁ、この台所で頭を洗ったな…、大家さんすげー怖かったな…とネガティブな出来事も何だか良い思い出となります。
▲この夫婦の場合は40年の思い出があるわけですから…2人の出会いや、引っ越し当日の様子、
若かりし日の喧嘩や絆が深まった瞬間…その数々のシーンがフラッシュバックします。
観客は2人の過去と現在を見ていくうちに、2人がどれほどの愛で結ばれているのかを知っていきます。
夫婦に歴史あり。家には、その歴史が刻まれています。
お互いの良いところも悪いところも知り尽くした夫婦を見ると何だか嬉しい気持ちになります。こんな未来が訪れたらどんなに素敵だろう、と。結婚5年目のポンコツパパは正座しながら映画を観て夫婦円満の秘訣を探るのです。
とにかくコミニュケーションが円満の秘訣とみた!
アカデミー賞を獲った2人が夫婦役を演じているのですから見応え十分。しかも、お洒落で粋なキャラクターを演じてます。モーガン・フリーマンの愛嬌と優しさ、ダイアン・キートンの恐ろしいほどの可愛さ。めっちゃくちゃ可愛い夫婦です。そしてこの2人、とにかく喋る。喋りまくります。初共演とは思えないほどの息の合い方は、さすがとしか言いようがありません。
▲相手を思いやりながら楽しい会話を続けます。40年以上も連れ添った夫婦なのにお喋りが物凄く楽しそう。
そして、お互いを笑わせるためのジョークをちゃんと心得ています。これだよ…大切なのはこれなんだよ…僕も息子を笑わせて満足していてはいけない。
ちゃんと妻を笑わせないと。
相手が落ち込んでいる時も、喧嘩をした後も、お互いに落ち込む出来事があった時もユニークなジョークを飛ばし笑い合う。それを自然にやっているこの2人、間違いなく僕の憧れの老夫婦だ!
▲眺めがいい部屋に暮らすなら、一緒にその眺めを楽しむ仲のいい夫婦でありたいよね。
気持ちいい季節に、自宅もリフレッシュしてみては!?
この映画の主役は夫婦2人、そして、「家」だと思います。そう、2人で過ごしてきた家がやっぱり大切なのです。そんな2人は映画のラストシーンで壁の色を塗っています。それは、新しい出発を意味していてとっても気持ちの良いシーン。
そうだ、たまには模様替えも必要だ!我が家はもう何年も模様替えなんてしてません。新しい家具を買ったりもしてません。仕事机なんて…カオスです。
気分を変えるために模様替えをしたりするのもリフレッシュになるのかもしれません。壁に色を塗る、とか大胆な事はなかなかできなくても、お部屋の雰囲気を変えるために夫婦で作戦を練ってみるのは楽しいかも知れません。
もう初夏の装い。GWなど休日には、自宅をリフレッシュしてみてはいかがでしょうか!?
▲ドラマ「コンフィデンスマンJP」のスペシャルドラマの現場にて。最近は、俳優業も忙しく、いろんな役、演じていますよ!
[DVD Info]
『ニューヨークの眺めのいい部屋売ります』
監督:リチャード・ロンクレイン/キャスト:モーガン・フリーマン、ダイアン・キートン/価格:DVD 3800円(本体)+税 Blu-ray(本体) 4700円+税/発売元:「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」パートナーズ、販売元:ポニーキャニオン (C)2014 Life Itself,LLC All Rights Reserved