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真面目で仕事もしっかりやるけれど、なかなか報われない…荻上直子さんが語る『リラックマとカオルさん』

ライフスタイル

2019.04.20

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双子のママでもある荻上直子さん

 

4月19日よりNetflixにて全世界で独占配信がスタートする『リラックマとカオルさん』。動くカオルさんが登場することでも話題を呼んでいます。アラサー女性・カオルさんとリラックマたちの12カ月を描き出す物語。忙しい毎日を送る女性たちに癒しの時間を与えてくれることはもちろんのこと、ちょっぴり毒っ気もあり! で「そうそう」と共感できること間違いなし!

 

ふわふわな体、優しい目、そして安定のマイペースぶり。いつのまにか住みついたリラックマのおかげで、いつもほんわり温かいカオルさんの毎日が描かれる『リラックマとカオルさん』で脚本を担当した荻上直子さんにインタビュー!リラックマやカオルさんの魅力について、さらに双子のママとして仕事と育児をバランスよく両立するコツや、本好きの荻上さんのおすすめの本についてお話していただきました。

 

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©2019 San-X Co.,Ltd.All Rights Reserved.

 

—— 荻上さんがリラックマに抱いていた印象はどのようなものだったのでしょうか?

 

荻上さん リラックマの存在はもちろん知っていましたが、脚本のお話をいただくまでは、「寝転んでいる姿が可愛らしい」という印象を持っている感じでした。本作に関わりたくさんグッズをいただいて、子どもたちがとてもよろこんでいます。

 

©2019 San-X Co.,Ltd.All Rights Reserved.

 

—— リラックマの登場から15年以上が経ち、今回、ついにファン待望のカオルさんが登場ということで、とても注目されています。カオルさんを描くうえで意識した点はありますか?

 

荻上さん サンエックスさんから「リラックマが本当に実在していると思っている人もたくさんいるんですよ」と説明されたときに、「たくさんのリラックマファンが大事にしているリラックマの世界観を壊しちゃいけない」と感じました。そのイメージを大切にするためには、カオルさんをしっかり描かなければいけない。友達にいそうなキャラクターで、「わかる!」と共感できる部分を持っているカオルさんの日常を丁寧に描きたいと思いました。

 

 

©2019 San-X Co.,Ltd.All Rights Reserved.

 

—— リラックマの世界観を作り上げるためにこだわったのはどんなところですか?

 

荻上さん カオルさんは、女性としてもきちんとしていますし、真面目で仕事もしっかりやるけれど、なかなか報われないこともある。自分は変わりたくないと思っていても、歳も取るし周りの友達や環境も変わっていきます。変化しないところと変化していくことを大切に描いていきましょう!とプロデューサーと話し合いました。

 

—— 荻上さんが感じたカオルさんの魅力を教えてください。

 

荻上さん  アイロンをかけたり、部屋が綺麗だったり、自分でちゃんとご飯も作る。とてもきちんとした生活をしている女性です。自分も少し頑張れば手が届きそうなところにいる憧れの存在だと思います。でも、たまにすごく不運だったり、ダメなところもあったりして。例えばモノをいっぱい買っちゃうとか。そういった極端にダメなところもあるから、「リラックマ」という存在がそばにいて、助けてくれるのかなと感じています。

 

©2019 San-X Co.,Ltd.All Rights Reserved.

 

—— リラックマの一番の関心事は毎日のごはんとおやつですが、荻上さんの一番の関心事を教えてください。

 

荻上さん 7歳の双子の娘です。よく「双子の子育てって大変ですか?」って質問されるのですが、これしか経験したことないので、子育てはこういうものかなと思っています。

 

 

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—— 子育てとお仕事のバランスを保つ秘訣はありますか?

 

荻上さん 小学生になったら宿題などやらせなくてはいけないことがグンと増えたので、夕方に子どもたちが帰ってきたらそこからは育児の時間です。逆に言うと、夕方まではしっかり仕事ができるんです。仕事をしていないと自分が保てないタイプなので、仕事と子育てをやるべきときに集中して一生懸命やるという感じですね。もともと仕事人間なので、仕事の方に「ガーッ」っと気持ちがいっちゃうときもありますけど(笑)

 

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—— 本作はストップモーションアニメになりますが、今後の荻上さんの創作活動のヒントになったことはありましたか?

 

荻上さん 可能性が広がった気がします。アニメーションじゃないとできないものがあるんだなと改めて感じました。例えば、アニメーションなら宇宙人が出てきても世界観を表現することはできますが、実写では予算が少なければ途端にチープな作りになってしまうこともあります。アニメーションだから表現の可能性が広がるという発見があっておもしろかったです。

 

—— 「リラックマ」の世界観と荻上さんがこれまで手がけてきた作品に流れる空気感が似ているように感じました。

 

荻上さん 私の作品の世界観を求められてのオファーではなかったので、そこはあまり意識しませんでした。「自由にやっていい」と言われていたので。でも、結果的にそんな空気感が流れたのは、リラックマが持つゆるさや世界観なのかなという気がしています。

 

—— 観ていて癒される、心が和む、そんなテイストの作品を多く手がけていますが、作品のテーマを選びはどのようにしているのでしょか?普段どんな風に情報収集しているのかが気になります!

 

荻上さん 新聞をよく読みます。小説もすごく好きなので本はたくさん読みます。スマホの時代になって、おもしろい映像も手軽に観ることができ、「読む」媒体も種類が増えました。でも、私は昭和の人間なので、新聞を広げて読むことが好きです。広げて読むからこそ入ってくる情報があると思っています。小説も電子書籍はあまり慣れないので、紙で読む派です。

 

 

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—— 最近読んだおすすめの本はありますか?

 

荻上さん 寺地はるなさんの「ビオレタ」と中島京子さんの「樽とタタン」です。とにかく小説が好きで、こだわっているわけではないのですが、気づけば女性作家さんの作品を読むことが多いです。共感できたり、表現がやわらかかったり、そういうところに惹かれているのかもしれません。実は、自宅の隣が図書館という本好きにはたまらない、手っ取り早く本が読めるとてもいい環境に住んでいます。朝は新聞、夜は小説を読む。子育てをはじめたらだいぶ減りましたけど、それでも夜は眠くなるまで小説を読むという生活は変わりません。気づけば3時になっていた…なんてこともいまだにあります。

 

 

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—— CHANTO読者へメッセージをお願いします!

 

荻上さん ママも子どもも一緒に楽しめる作品です。お子さんが小さいときには、寝る前に10分観るだけというのもおすすめです。1日のおしまいにリラックスしながらこの作品を観れば、気持ちよく眠れます。いい気持ちで眠りたいというママたちに観ていただきたいです。

 

荻上直子 / 映画監督・脚本家 

20代でアメリカ留学し、映画を学ぶ。自ら脚本も手がけ、03年に『バーバー吉野』で長編映画劇場デビュー。その後、『かもめ食堂』(2006年)のヒットにより、日本映画の新しいジャンルを確立。『彼らが本気で編むときは、』(2016年)は第67回ベルリン国際映画祭で日本初のテディ審査員特別賞、観客賞第2位とダブル受賞。2017年1月には、「朗読屋」(NHK-BS)のドラマ脚本を手掛け、映画だけでなく、CM、TVドラマ脚本などで活躍している。

 

ヘアメイク:笹浦麻記(emu)

 

予告はこちらから https://www.youtube.com/watch?v=iJLRAO6dRtE

 

[作品情報]

Netflixオリジナルシリーズ『リラックマとカオルさん』

◉配信情報:4月19日(金)よりNetflixにて全世界独占配信

◉出演:多部未華子 ほか

◉脚本:荻上直子

◉クリエイティブアドバイザー:コンドウアキ

◉監督:小林雅仁

◉製作著作:サンエックス株式会社

◉監修:サンエックス“リラックマチーム”

◉アニメーション制作:ドワーフ

◉13話・各11分/4K対応

◉Netflix作品ページ netflix.com

◉リラックマごゆるりサイト san-x.co.jp

◉©2019 San-X Co.,Ltd.All Rights Reserved.

取材・文/タナカシノブ

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