2019.01.01
©Earth Films Productions Limited 2017
全世界で120億円以上の興行収入を記録した前作『アース』から10年。『ディープ・ブルー』や『オーシャンズ』、『ライフ -いのちをつなぐ物語-』のBBCアース・フィルムから届いた最新作は、動物たちの1日を映し出したまさに“アメイジング”な物語。
毎日を精一杯生きている動物たちの姿を、大きなスクリーンで堪能してみませんか。
映画『アース:アメイジング・デイ』
生き物たちの貴重な姿を撮影
©Earth Films Productions Limited 2017
動物に限りなく近づき、同じ目線で見ているかのような迫力の映像を作るために費やされた製作期間は3年。世界22か国、撮影チーム100人、ドローン200台。最新の4K技術や超軽量カメラを使用し、まさに最高峰のスタッフと最新の技術で生き物たちの貴重な姿を撮影した本作では、動物たちの動きがとても自然で、自分がその場所に一緒にいるかのように錯覚してしまうほど。
映像だけでも“アメイジング!”ですが、動物たちの1日をより壮大な物語に仕上げているのが、120人のオーケストラと聖歌隊による音楽です。
地球は命のドラマに溢れている!!
©Earth Films Productions Limited 2017
本作で描かれるのはタイトルにもあるように「デイ」。地球の1日に溢れる、私たち人間がまだ知らない命のドラマです。
生まれたばかりのイグアナの赤ちゃんによる、ヘビの群れからの脱出劇にハラハラしたり、竹をひたすら食べ続ける大人のパンダにほっこりしたり、太陽がギラギラと照りつける中、縄張り争いで真昼の決闘を繰り広げるキリンにドキドキしたり。かゆみを取り除こうと体を木に擦りつける、コメディのようなヒグマの姿にクスっと笑い、メスの声で目を冷ましたナマケモノが繰り広げるラブコメにキュンとしたり。
動物たちの1日を見ていると、地球で共存することについて改めて考えるきっかけにもなります。
優しいナレーションに癒される
©Earth Films Productions Limited 2017
日本版のナレーションを務めたのは佐々木蔵之介さん。美しい映像にぴったり、心にすーっと入ってくる優しいナレーションで、耳も気持ちも癒してくれます。英語版はロバート・レッドフォード、中国版はジャッキー・チェンが担当しているので、聴き比べてみるのもおもしろいかもしれません。
©Earth Films Productions Limited 2017
パンダやヒグマ、ペンギンのような、観るだけで癒される可愛い動物たちだけでなく、勝者は1頭だけという激しい決闘をするキリンや、花の蜜をめぐりミツバチと戦いを繰り広げる中、雨という自然とも同時に戦わなければならないハチドリなど、必死に生きる姿が見られるのも本作の魅力です。
動物たちの1日を、「太陽」の動きとともに覗いてみてください。パンフレットには動物たち(キャスト)の豆知識やおすすめポイントも載っています。わたしたち人間が過ごす1日と動物たちが過ごす1日。違いや共通点を見つけるのも楽しいですよ。
[作品情報]
『アース:アメイジング・デイ』
◉大ヒット上映中!
◉ナレーター:佐々木蔵之介
◉監督:リチャード・デイル、ピーター・ウェーバー、ファン・リーシン
◉製作総指揮:ニール・ナイチンゲール
◉音楽:アレックス・ヘッフェス
◉脚本:フランク・コットレル・ボイス、ゲリン・ヤン
◉製作:BBC アース・フィルムズ
◉監修:新宅広二
◉原題:Earth:One Amazing Day
◉配給:KADOKAWA
◉公式サイト:earthamazingday.jp
◉©Earth Films Productions Limited 2017
文/タナカシノブ