2018.11.14
舞台挨拶に登壇した阪本順治監督、稲垣吾郎さん
10月25日(木)から11月3日(土・祝)に開催された第31回東京国際映画祭にて見事、コンペ部門・観客賞を受賞した、映画『半世界』。
2019年2月公開の注目作品が、10月30日(火)に東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズにてワールドプレミア上映され、阪本順治監督、そして主演の稲垣吾郎さんが舞台挨拶に登壇しました!
映画『半世界』舞台挨拶
撮影は合宿スタイル。現実か夢なのかわからない時間だった。
撮影時の様子を振り返る稲垣さん
冒頭のあいさつで稲垣さんは「スタッフ、そしてキャストと大切に育て上げた作品を、こうして皆さんに観ていただける日が来たことをうれしく思います」とニッコリ。
本作は、稲垣さん演じる炭焼き職人として生計を立てる紘と、長谷川博己さん演じる元自衛官の瑛介、渋川清彦さん演じる光彦の同級生、男3人の友情、家族、絆、地域社会、そして世界とのつながりを描いています。
三重県・伊勢志摩で行われた撮影時の様子について稲垣さんは、「ファンだった俳優さんたちと共演できたことに感激しました」と振り返ります。続けて「家を借りて合宿のような感じで進んだ1ヶ月の撮影は、現実なのか夢なのかわからないような時間でした」と貴重な経験だったことを語っていました。
レッドカーペットの後にみんなでご飯に!
監督、出演者との食事したことをうれしそうに語る稲垣さん
撮影時には、現場であまり話すことはなかったと振り返る稲垣さん。東京国際映画祭初日にレッドカーペットを歩いた後、監督が出演者に声をかけ、ご飯に連れて行ってくれたことを明かします。「みんなでお酒を飲むことができて、すごく楽しい夜でした」とうれしそうに話す稲垣さんが印象的でした。
自身の「半世界」について語る稲垣さん
タイトルの『半世界』にちなみ、日常で「これが私の半世界!」というものは何かと訊かれた稲垣さんは、「自分のプライベートも半世界。仕事の現場もまた一つの半世界のような気がします」と回答。続けて「新しい世界という意味では、自分自身“新しい地図”という形で再スタートをさせていただいたので…。そこも自分にとっての半世界なのかもしれません」と語っていました。
新しい地図を広げていくことに“無我夢中”
新しい地図の仲間、草なぎさん、香取さんにも早く観て欲しいと語る稲垣さん
レッドカーペットを歩いた感想を「初めての経験で夢のようだった」と舞台あいさつ前の記者会見で語った稲垣さん。本作は男3人の絆や友情が見どころのひとつということもあり、自身の友情や絆についての質問が飛びます。
「今は、新しい地図を広げていくことに無我夢中です」と前置きし、新しい地図で一緒に新しい世界へ足を踏み出した仲間である、草なぎ剛さん、香取慎吾さんについて「僕らにも絆みたいなものはあります。2人にも早く観て欲しいです」とニッコリ。優しい笑顔を浮かべていました。
映画『半世界』は2019年2月、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開予定! 第31回東京国際映画祭で観客賞を受賞した注目作品の見どころは、後日改めてご紹介していきたいと思います。乞うご期待!
※草なぎ剛の「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀
[作品情報]
『半世界』
◉公開日:2019年2月TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
◉脚本・監督:阪本順治
◉出演:稲垣吾郎 長谷川博己 池脇千鶴 渋川清彦 小野武彦 石橋蓮司
◉公式サイト:hansekai.jp
◉©2018「半世界」FILM PARTNERS
取材・文/タナカシノブ