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第10回『I am Sam アイ・アム・サム』に完璧なママより大切なことを学ぶ

ライフスタイル

2018.11.02

2019.12.01

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 この名作をまだ紹介していなかったなんて!

 

おかげさまで、第10回を迎えるこの連載。
「ママさんに観て欲しい!」「働くママさんを応援したい!」というコンセプトで紹介する映画をチョイスさせて頂いているのですが…僕はウッカリしてました。あまりにも名作すぎて、候補にもあげていませんでした。先日の読者アンケートにもタイトルが上がったため思い返してみると…このコラムにピッタリじゃないか!

しかも、一度ご覧になったママさんたちも、ママになった今だからこそ見直す価値がある映画なはずだ!

 

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▲秋の空が気持ちのいい季節ですね。保育園のハロウィンイベントで、ウォーリーに扮した息子・晴太朗もご機嫌。

 

今回は超王道の子育て映画を、改めて紹介させていただききたい。

ママさんたちはきっと知らないであろう、マフィアのファミリーと元マフィアの家族が戦うデニーロ主演の映画「マラヴィータ」とか紹介しようとしていた僕は…バカだった。いや、その映画も面白いんだけども。

そんな変化球を投げる前に”直球”を投げようじゃないか。その映画はこちら!

 

赤ペン瀧川のママに捧ぐ映画
第10回 ジェシー・ネルソン監督作品
映画『I am Sam アイ・アム・サム

日本での公開は16年前の2002年。そんなに前の映画になるんですね…ということは、このコラムを読んでるママさんも公開当時はまだママさんじゃなかった方がほとんどでは!?いいですね、非常にいいです。子どもができてから観直す、絶好のチャンスと言えるでしょう。

監督はジェシー・ネルソンさん。“親子”や“家族”をテーマにした映画を得意とする監督さんです。そして主演の父親役にショーン・ペンさん。この作品でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされました。

 

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▲娘役はダコタ・ファニングさん。今は立派なハリウッド女優さんですが、この映画で天才子役!とその演技を絶賛されて、7歳にして様々な賞を総なめにしました。

 

知的障害のある父親・サムとその娘・ルーシーとの絆を描いた作品です。時給8ドルでスタバのバイトをしているサムは、7歳くらいの知能しかありません。そのサムとホームレスの女性との間に授かった娘がルーシーです。

母親はルーシーを出産後、すぐに逃げてしまい、サムは一人で彼女を育てることになります。それでも、外出恐怖症で引きこもりのご近所さんの助力もあり、サムとルーシーは幸せに過ごしていました。

 

▲ルーシーが7歳になると…サムより頭が良くなってしまいます。というか、ルーシーはそもそも超良い子&賢い&かわいい、の無敵美少女です。お父さんが大好きなルーシーは、お父さんより頭が良くならないようにと勉強を拒否したり、お父さんが読めない本は読まなくなったりしちゃいます。なんて心やさしい子なんだ…!
しかし、あるできごとをきっかけに児童福祉局から目をつけられ、サムには養育能力がないと判断されてしまい施設に保護されてしまいます。

傷つく親子をつなぐもの

 

父親として自信のないサムは懸命にルーシーを愛します。そして、父親を傷つけてはいけないと思うルーシーはいろんなことを我慢し、気遣い、でもその事で自身が傷つきます。だってまだ、7歳の女の子ですから。

 

▲同級生のパパたちとは、自分のパパは全然違うことも感じていますし、そのことで同級生からもいじられるし…。パパからは子どもっぽい嘘や、突拍子もない行動もちょいちょい繰り出されます。でも、サムもサムでそんな自分に傷ついているんです。

 

この2人の仲睦まじい姿に、それだけで序盤から号泣ですよ。子どももちゃんと自分で感じて、考えている。観衆がそう考えさせられてしまうのも、心の機微を繊細に表現している、ダコタ・ファニングの芝居が凄すぎるからなんですが…。親子が互いを思いやる愛情だけでとにかくつながっていて、あたたかい気持ちになります。僕たち親子と重ねてみても、子どもの小さな“心の動き”を見逃してしまっていることは多々あるんだろうなあ、と日頃の自分を振り返りました。

そして、サムはルーシーを取り戻すべく、裁判を戦っていく決意をします。そこで、頼ったのが敏腕弁護士のリタさんです。

 

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▲そうだ晴太朗! その調子で食べるんだ、朝ご飯を!…今朝もご飯を食べずにポイフルを隠れて食べていた息子を頭ごなしに叱ってしまった僕としては…色々と反省です。あ、でもやっぱり隠れポイフルは叱っていいか。美味しいけどご飯の後じゃないとダメだ。

 

見逃せないのが弁護士・リタの苦悩

 

サムとルーシーが一緒に暮らせるよう、法廷での弁護を頼まれたのがミシェル・ファイファー演じるリタさんです。このリタさんが!素晴らしくて!実はこの映画をママさんに観て欲しい理由はサムとルーシーの絆はもちろん、このリタの苦悩と葛藤をぜひ観て欲しいんです。

 

▲リタさんは負け知らずのエリート弁護士。仕事はバリバリなんですが、一方の家庭はまったく上手くいっておりません…。

 

旦那は浮気三昧のすれ違い生活。お年頃の息子からも冷たくされていて親子関係もボロボロ。私には仕事しかない!とピリピリと仕事をするので同僚からも嫌われ気味…という負のスパイラル真っ只中にいます。

 

このリタがサムと出会う事によって、子育てに本当に必要なのは何なのか?を取り戻していく物語も同時に描かれます。このリタさんの苦悩と葛藤が全母親を代弁するかのように描かれます。

▲このリタがサムと出会う事によって、子育てに本当に必要なのは何なのか?を考え、絆を取り戻していく物語も同時に描かれます。このリタさんの苦悩と葛藤が多くのママの気持ちを代弁するかのように描かれます。

 

「毎日、挫折感に苛まれてる。子供を怒鳴る自分は完璧な母親じゃない。完璧な母親でいたいのにどうしてもできない!」と泣きながら叫ぶシーンは涙なしには観られません。誰もが完璧じゃない。完璧なママなんていないはずなんです。「今日も子どもを怒ってしまった!」って思うことは、誰しもあるはずです。

裁判を戦いながらサム親子と接していく中で、知的障害のあるサムと自分、いったいどちらが親に向いているのか? そんな疑問に頭を抱えながら、ママとして成長していくリタの姿は、きっとママさん達の心を鷲掴みにするはずです!

そして、いい親とはどんな親なのか。子育てするには何が必要なのか。その答えはやっぱり、ルーシーが教えてくれます。「All you need is love.  愛こそがすべて」と。

 

子育てムービーの最高峰!

 

この映画は夫婦で見ましょう。

最近、サムのように子どもに向き合い、たくさん一緒に遊んでいますか? 仕事ばかりして子どもと遊んであげられていないパパさんはこれを見て反省しましょう。

 

▲「ほかのパパはこんなに遊んでくれない」とルーシーは嬉しそうに話します。やはり、パパは子どもたちとたくさん遊ばないと! かくいう僕も最近、全然息子と遊んでないや…反省。

 

ママさんはこの映画でたくさんの涙を流すでしょう。いっぱい泣いてスッキリしたら、気持ちも新たに明日からも頑張りましょーう!

 

[DVD Info]
I am Sam アイ・アム・サム

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監督:ジェシー・ネルソン/キャスト:ショーン•ペン、ダコタ•ファニング、ミシェル•ファイファー/価格:DVD ¥1429+税/発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント

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