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第3回|この夏、あのヒーローファミリーが帰ってくる!『Mr.インクレディブル』

ライフスタイル

2018.07.20

2019.12.01

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いよいよ、夏が本気を出して来ましたね…

 

なんでしょうか、この日差し。この気温。この湿度。息子の保育園の送り迎えをしているだけなのに完全に焼けてきました。子どもを保育園に預けてから会社に向かうママさん、パパさんに混じって、Tシャツ&短パンスタイルでもう既に浮かれ気味な僕。もう、これ以上の日焼けは危険です。子ども以上に夏休み感が出てしまいます。自宅仕事&自営業の罠ですね…。気をつけたいと思います。

 

そんな私、映画コメンテーターの赤ペン瀧川、いつか叶えたい夢があります。

それは息子と一緒に映画を見に行くこと。しかし、息子はまだ3歳。自宅でジュラシック・パーク、スター・ウォーズ、パシフィック・リムとハリウッド漬けにしても、やはり仮面ライダーとウルトラマンには勝てません。いや、ウルトラマンと仮面ライダーも最高です。しかし、僕と息子が共に笑い、一緒に涙を流すような映画を見るのはもう少し先になりそうです。

 

今年の夏休みはどんな映画に連れて行こうかなぁ…と悩んでいる時に凄まじいニュースが飛び込んできました。

来月8月1日にあの名作が! 14年振りに! 続編が公開されると!

そう、「インクレディブル・ファミリー」です。

キャッチコピーは「家事!育児!世界の危機!」。公開中のアメリカでは既にメガヒット中。もうワクワクしかありません。そこで、来月の新作公開に先駆けて前作「Mr.インクレディブル」を紹介したいと思います。だって、この素晴らしい映画をぜひママさん達に観て頂きたい!

 

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▲ 七夕で飾った息子の短冊。え!? ヒーローになるんじゃなかったの!?

 

<一つ前の作品紹介に戻る> 弁当作りのプレッシャー、マジ半端ねぇママに捧ぐ映画『マイ•インターン』

 

ママに捧ぐ映画 第3回 ブラッド・バード監督作品
『Mr.インクレディブル』

 2004年に公開されアカデミー賞長編アニメ映画賞をキッチリ受賞。監督のブラッド•バードは2007年公開の「レミーのおいしいレストラン」でもアカデミー賞長編アニメ映画賞を受賞しました。からの…「ミッション:インポッシブル/ゴースト•プロトコル」まで撮る、守備範囲の広い腕利き監督。そんな監督が描くヒーローファミリーの大冒険映画が「Mr.インクレディブル」です。

 

メイン

▲昔、大活躍していた元ヒーローの夫婦から生まれた子どもたちにもまた、特殊能力が宿っていた!

 

悪者を倒し、世界を救っていたスーパーヒーローたち。しかし、ある事件をキッカケに政府はヒーローの活動を制限し、ヒーローたちは引退せざるを得なくなりました。その後は正体を隠して一般社会に紛れ込み、ひっそりと生活するように。

 

それから15年。

元ヒーローの父と母、特殊能力を持って産まれた長女と長男。そしてまだ何の能力にも目覚めていない次男、の5人で暮らしているヒーローファミリーの物語です。

 

お父さんは力持ち、お母さんはゴム人間、長女は透明人間、長男は超音速で走る事が出来ます。ハッキリ言って、無敵です。最強ファミリーと言っても過言ではありません。しかし、平穏に暮らすには、全員がその特殊能力を封印して生きなければいけません。父親は保険会社で働き上司にこき使われ、長女は特殊能力を持っている事がコンプレックスとなり自分に自信が持てず、長男は自分の能力を発揮できない事が不満で爆発寸前。母親はそんな家族の悩みや苛立ちを受け止めきれずにいます。それぞれが現状に不満を抱えた家族がある事件をきっかけに絆を取り戻す、スーパーヒーローモノでありながら「家族の愛と絆」を直球で描いた名作であります。

 

疲れた中年ヒーローが主人公の異色アニメーション

 

これまでディズニー/ピクサー作品といえば昆虫やオモチャやモンスターが主人公の映画が多かったのですがこの作品の主人公は人間です。なんなら、中心人物は中年のオジサンです。

 

保険会社で働いていますが成績は悪く、上司に叱られる毎日。ヒーローとして活躍していた昔との落差が半端なく、毎日の生活に覇気がありません。なんでしょう、この切ない主人公は。完全に疲れたサラリーマンです。そりゃ世の中のお父さん全員がやりたい仕事をやっているわけじゃないでしょう。“映画コメンテーター”という趣味の延長のような肩書きを持つ僕だって、時には地獄のような仕事があります。海外ドラマのシーズン1~8まで三週間で全部見ろ!みたいな無茶な仕事だってあるんです。それでもお父さんは働きます、家族のために。息子の好きなチャーハンか肉、お腹いっぱい食べさせてやろうじゃないか。

 

しかし、この物語の主人公は“輝いていた過去の栄光”がどうしても忘れられません。イケイケだったヒーロー時代…、誰からも尊敬され、充実していた日々…。そして、そんな悩みを汲んでくれる人間は家庭内にはいません。あぁ、切ない! そのため、やりがいを求めて家族に嘘をついて“ある仕事”に手を出してしまいます。

その結果、家族は大変な事に! あぁ、もうバカ! でも気持ちはちょっと分かる! お父さんの悲哀が溢れまくりです。

 

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▲「なに食べたい?」と聞くと「チャーハン!」or「にく!」の二択しかない息子。

 

本当のヒーローは母だった

 

疲れたサラリーマンと化した元ヒーローの旦那とは違い、元ヒーローの母は現状を受け入れて一般社会に順応しています。過去に縛られず、一生懸命に現在を生きてます。守るべきものは何なのかハッキリしています。しかし、それでも悩んでいるのです。

 

それは特殊能力を持った子どもたちの教育です。“特殊能力を封印して暮らす事”を子どもたちに叩き込んだ結果、子供達は混乱してしまっているのです。長女は「私たちは普通じゃないだ…」と落ち込み、長男は「自分の能力を思い切り発揮できないのに何をどう頑張ればいいの?」と悩んでいます。つまり母親は子どもたちの特殊能力を“長所”ではなく“短所”と決めつけてしまっているのです。それはヒーローを受け入れない世間から、子どもたちを守るため。しかし、子どもたちは世間ではなく、母親に認められたいのです。何だ…この完璧な脚本は。母親の教育に対する普遍的な苦悩がキッチリ描かれています。

 

そんな母親が、子供達の能力を全開にさせるシーンが訪れます。もうね、号泣です。

新米ポンコツパパの僕はこの映画で気がつきました。子どもの長所を伸ばそうと。いや、短所も角度を変えれば長所となるかもしれない。やたら僕にパンチをしてくる息子も具志堅ジムに放り込めばチャンピオンになるかも知れない。池を見ればどんなに汚くても、例え着替えを持ち合わせていなくてもガンガン入ってしまう息子も水泳を始めれば金メダルかも知れない。子供達の可能性を信じる事の大切さをこの映画が教えてくれます。

 

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▲保育園から帰る途中に寄った公園でこの状態。帰ったら即風呂だ。

 

家族で観れば気づく、あなたの家族もインクレディブルだと

 

とにかく父目線でも母目線でも楽しめるファミリーエンターテインメントです。

独身時代にも観たのですが子どもが生まれてから改めて観ると、多くの発見がありました。僕も独身時代は朝まで飲んだりしていました。何なら、昼まで飲むこともありました。結婚して子どもが生まれてからは朝まで飲む、なんて事は激減しました。そんな自由な生活が懐かしくなる事もあります。でもやっぱり、妻のご飯が美味しかったり息子のパンチ力が上がってきたりする事は独身時代には得られなかった喜びです。そんな日々の喜びと感動を噛みしめる事が出来るのは、家族がいてくれるからこそだと思うのです。

 

きっと、観終わった後に、家族がいつもと違って見えるでしょう。そう、私たちも世界にたったひとつのインクレディブルなファミリーだと!

 

サブ  

 

[DVD Info]
『Mr.インクレディブル』

Mr.インクレディブル

DVD1800円+税)発売中!(2018/8/31までの期間限定出荷)

MovieNEX4000円+税)発売中!デジタル配信中!

(C) 2018 Disney/Pixar

https://www.disney.co.jp/studio/animation/0591.html

<次の作品紹介を読む> 疲労困憊でも夏を満喫したいと思わせる『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』

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