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映画『ワンダー 君は太陽』がママの心に刺さる理由

ライフスタイル

2018.06.21

ワンダー君は太陽のポスター

©Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

2018年6月15日より全国公開中の映画『ワンダー 君は太陽』は、全世界で800万部突破のベストセラー小説『ワンダー』を、実写版『美女と野獣』の制作スタッフが集結して映画化した作品です。生まれつき抱える障がいにより、普通とは違う顔を持つ少年・オギーが、小学校5年生で初めて学校へ通うことになります。人とは違う個性を持つオギーと彼を取り囲む人々の物語を、丁寧に多角的に描いた、働くママたちの胸に刺さる良作です。

 

映画『ワンダー 君は太陽』とは?


宇宙飛行士を夢見る普通の男の子

 

ワンダー君は太陽場面写真1

©Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は『スター・ウォーズ』が大好きで宇宙飛行士を夢見る10歳の男の子。どこにでもいる普通の男の子なのですが、ひとつだけ普通のことは違う点があります。それは、遺伝子の疾患により生まれつき、人とは違う顔で生まれていること。たった10歳なのに、これまでに受けた手術は合計27回。学校にも通わずに、母親イザベル(ジュリア・ロバーツ)により自宅学習を続けてきました。

オギーが5年生になるタイミングで、イザベルはオギーを学校に通わせることを決意します。夫ネート(オーウェン・ウィルソン)はいじめを心配して、反対するのですが、今が絶好のタイミング!と決行するのです。もちろん、不安はありながらもオギーも学校に行きたいと思っています。

オギーを中心に描かれるママと家族の物語

 

ワンダー君は太陽場面写真2

©Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

初めて通う学校で、いじめや裏切りを経験するオギー。しかし、さまざまな試練に遭遇するのは、オギーだけではありません。オギーを心から愛しながらも、両親の最優先はオギーであることを寂しく思う姉のヴィア(イザベラ・ヴィドヴィッチ)、ヴィアの親友でヴィアの家族に憧れるミランダ(ダニエル・ローズ・ラッセル)、オギーと親友になるジャック(ノア・ジュープ)の悩みや心情、気持ちの変化が、オギーを中心に丁寧に描かれています。

オギーが初めて学校に行く日は、姉ヴィアにとっても高校の初日だったのですが、“世界一手のかからない子”と呼ばれて育ったヴィアは、自分のことを気にかけてほしいと口にすることはできません。大親友から冷たくされるという悲しい高校初日を迎えたヴィアを救ったのは、大好きな家族ではなく、演劇クラスで知り合った魅力的な男の子でした。

常に自分を抑えている姉ヴィアが、自分のつらい経験をもとに、いじめや裏切りがあるのはオギーだからではない、それが学校というものと教えてあげるシーン。自身も誰かに慰めて欲しい立場だったはずなのに、こんなアドバイスができるヴィアの溢れる優しさにただただ感服です。

オギーという”太陽”の周りの家族という”惑星”

 

ワンダー君は太陽場面写真3

©Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

 

タイトルにもあるように、ワンダー(奇跡)でもあり、太陽でもあるオギー。オギーの家族は、オギーという太陽の周りを家族という惑星が回っているという構造です。学校に通い始めることにより、オギーの周りには素敵な惑星が増えていきます。

特別な顔を持つという理由だけで、オギーの周りに人が集まってくるのではありません。オギーはとてもチャーミングな男の子です。オギーと最初に仲良くなったジャックのセリフに、「最初は校長先生に頼まれたから仲良くしていたけれど、誰の隣にいたいかと訊かれたら、オギーと答える」というのがあります。つらい時には、楽しいことを想像して、という母親の言葉を実践するオギーは、いつも笑顔で、気づけば周りを明るくしているのです。

担任、理科の先生はオギーの個性をしっかりと引き出してくれる、素敵な人たちばかり。校長先生がとても魅力的な人なので、良い先生ばかりが登場してきても出来過ぎ?!と感じません。さまざまな出来事があったからこそ、「オギーは見た目を変えられない。私たちの方が見方を変えなくては」という終盤のセリフにグッときます。

 

ユーモアと愛に溢れてる!

 

ワンダー君は太陽場面写真4

©Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

強い母親、ユーモアのある父親、優しい姉、そして家族の愛。あたたかい物語にならないわけがありません。『スター・ウォーズ』が大好きなオギーの想像の世界には、なんと本物のチューバッカも登場しちゃいます。嫌なことがあったときの、対処の仕方を教えるうえでも、参考になるセリフがたくさん出てきます。

そして、もうひとつ参考にしたいのが、オギーの部屋のインテリアです。大好きな『スター・ウォーズ』グッズはもちろんのこと、宇宙飛行士を夢見るオギーにぴったりの空間に仕上がっています。ベッドの上で、ヘルメットを被りジャンプするシーンは、まさに無重力で宙を舞う宇宙飛行士のよう。子供部屋のインテリアの参考にもなりますよ。

涙が溢れる感動作であることは、鑑賞前から想像がついていましたが、いわゆる“お涙頂戴”的な映画ではありません。涙は流れるけれど、悲しい涙ではない。笑顔になりながら、涙が頬をつたう…、ぬくもりと愛が溢れるのを実感してみてください。

 

[作品情報]

映画『ワンダー 君は太陽』

◉公開時期:2018年6月15日(金)よりTOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開

◉原題:『Wonder』

◉原作:R・J・パラシオ『ワンダー』ほるぷ出版刊

◉監督・脚本:スティーブン・チョボスキー

◉製作:トッド・リーバーマン、デヴィッド・ホバーマン

◉出演:ジュリア・ロバーツ、オーウェン・ウィルソン、ジェイコブ・トレンブレイほか

◉配給:キノフィルムズ

◉公式サイト:wonder-movie.jp

◉コピーライト:©Motion Picture Artwork © 2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

文/タナカシノブ

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