縦線と横線には「打ち込み」を入れるべし!

文字が美しいと、人柄まで美しく思えるもの。以前放送された『この差って何ですか?』(TBS系)には、美文字講師の萩原季実子さんが登場。整った字を書くための“3つのコツ”を紹介してくれました。

 

まず1つ目は、書き始めに「打ち込み」を入れるというもの。縦線や横線を書く時は斜め45度の打ち込みから始めると、メリハリが出るので文字が整った印象になります。ただし打ち込みを入れるのは漢字とカタカナだけ。ひらがなの場合は、ぎこちない印象になるのでNGです。

 

2つ目のコツは「一、二、三で横線をマスターすべし」。「一、二、三」は横線が違う方向を向いていると、字が整っているようにみえます。「一」は“上げてから下げるように”弓なりのカーブを書きましょう。「二」の1画目は斜め上方向に直線を書き、2画目は「一」のようなカーブを書けば美文字に。「三」の1画目は斜め上に直線。2画目は真横に直線を引き、3画目は「一」のカーブを書きます。この「一、二、三を書くコツ」は、「六」や「土」「王」など他の漢字にも応用できるのがポイント。

 

そして最後に紹介されたのが「四角形は逆台形にすべし」です。例えば「申」の場合だと、1画目は真下ではなく内側に引いて「日」の部分を逆台形にするのがコツ。また囲みの中にある横線に隙間を作ると“抜け感”が出て上品な字になります。こちらのコツも他の漢字へ応用できるのですが、「目」のような縦長の四角形は逆台形にしないほうが良いとのこと。