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【それ、本当にあってる?】不祝儀袋の表書き・マナー

ライフスタイル

2019.08.07


身内や友人・知人の訃報が突然入ってきたとき、葬儀・告別式へ参列するために、みなさんは何を用意しますか?

服装はもちろんですが、「不祝儀袋(ぶしゅうぎぶくろ)」、別名「香典袋(こうでんぶくろ)」を用意しなくてはいけません。現在、不祝儀袋は、文房具店やスーパー、コンビニなどでも手に入れることができるため、急な訃報が入ってきたときでも比較的手に入れやすい状況にあります。

しかし、「種類がいろいろあってどれを選んでいいか迷ってしまった」、「表書きはどうしたらいいの?」「実は間違えたものを選んでいたことに後で気が付いた」という経験をしたことがある方も少なくありません。悲しくも訃報は突然やってきます。そんなとき困らないよう、不祝儀袋について知っておきましょう。

 

■不祝儀袋は宗教・宗派によって違う

まず不祝儀袋を用意するときに気にしなくてはいけないのが、宗教・宗派です。葬儀の形式は宗教・宗派によって異なり、不祝儀袋についても、種類や表書きの書き方が変わってきます。それでは、どのような種類に分かれているのか見ていきましょう。

【仏式の場合】

・表書きは、「御霊前」「御香料」「御香典」「御悔」。
・水引は、二度と不幸があってほしくないという思いで、「結び切り」。ハスの花が描かれたものは仏式であれば可。

また、「御仏前」という表書きがありますが、仏式では四十九日法要を終えるまでは、御霊(みたま)として故人がまだこの世にいるという考えのため、四十九日方法前の場合は「御霊前」と書きます。

しかし例外もあり注意したいのが、浄土真宗の場合です。浄土真宗では、亡くなられた時点で故人は成仏するという考えがあるため、「御霊前」ではなく「御仏前」と書きます。

失礼のないよう、表書きを書きたいものですが、仏式で宗派がどうしても分からないときは「御香料」や「御霊前」と書きましょう。

【キリスト教の場合】

・表書きは、「お花料」「御花料」。
・水引ではなく、十字やユリの花が書かれているもの。

キリスト教の場合、「カトリック」か「プロテスタント」どちらかという点に気を付ける必要があります。表書きの「お花料」「御花料」はどちらでも使用しますが、それぞれでしか使用しない表書きがあります。

カトリックでは、「御ミサ料」のほか、仏式同様に「御霊前」。プロテスタントでは、「忌慰金」「忌慰料」があります。

【神式の場合】

・表書きは、「御榊料」「玉串料」。
・水引は、双白。白無地に白の水引。ハスの花が描かれたものは仏式用のため注意。

日本では古くからある形式の神式ですが、実際に神式がどのようにとり行われるものなのかを知らない、または参列したことがないという方も少なくありません。ちなみに天皇家の葬儀は神式でとり行われています。

仏式・キリスト教・神式、全てにおいて共通している点として、表書きは薄墨(悲しみで墨がなみだににじむという意味)で書きます。不祝儀袋にすでに表書きが印字されている場合は、名前は薄墨で書くのがようにしましょう。

■金額は故人との関わりに応じて・また自分の年齢に応じて変える

宗教・宗派によって、不祝儀袋の種類や表書きが異なることが分かったところで、次に気になるのが金額の相場ではないでしょうか。相場は故人との関係性や自分の年齢によって変わってきます。ここでは、平均的な相場を年代別・関係性で見ていきましょう。

【20代の場合】

・祖父母(10,000円)、両親(30,000円~50,000円)、兄弟姉妹(30,000円)、叔父叔母・従兄弟(5,000円~10,000円)
・友人(5,000円)、隣人(3,000円~5,000円)
・勤務先上司(5,000円)、勤務先社員(5,000円)、勤務先社員のご家族(3,000円~5,000円)

【30代の場合】

・祖父母(20,000円)、両親(50,000円)、兄弟姉妹(30,000円~50,000円)、叔父叔母・従兄弟(10,000円~20,000円)
・友人(5,000円)、隣人(5,000円)
・勤務先上司(5,000円~10,000円)、勤務先社員(5,000円~10,000円)、勤務先社員のご家族(3,000円~10,000円)

【40代の場合】

・祖父母(30,000円)、両親(100,000円)、兄弟姉妹(30,000円~50,000円)、叔父叔母・従兄弟(10,000円~20,000円)
・友人(10,000円)、隣人(5,000円)
・勤務先上司(5,000円~20,000円)、勤務先社員(5,000円~10,000円)、勤務先社員のご家族(3,000円~10,000円)

以上が、葬儀のときの平均的な相場ですが、注意したいのが数字です。「4」や「9」は、「死ぬ」や「苦しむ」を連想させる数字であるため、包む金額は「4」と「9」は避けましょう。

また、包む紙幣についてですが、以前は「前から用意していた」という印象を与える可能性があるため新札の使用はタブーとされていました。しかし、現在は新札に折り目を入れたものを使用するのが良いとされています。

■どうしても都合がつかなければ郵送も

さまざまな事情や遠方で、葬儀に参列できないという場合もあることでしょう。そんなとき、郵送で不祝儀袋を送るという方法もあります。しかし郵送で送るためには、いったいどうしたらいいのかマナーが気になるところ。では、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか。

・不祝儀袋の種類は、宗教・宗派に合ったものを用意する。
・郵送方法は、不祝儀袋を現金書留の封筒に入れる。
・郵送のタイミングは、葬儀直後を避ける。

郵送のタイミングについて迷う方、早く送った方が良いと考える方もいると思います。しかし、ご遺族の状況を考えてみるとどうでしょうか。葬儀直後はさまざまな手配や手続きで忙しいものです。

そのため、郵送で送る場合は少なくとも葬儀後1週間から1カ月の間にするのがベストです。また、郵送する際の手紙は、白い縦書きの便せん1枚使用し、文章では「重ね重ね」や「再び」などの重ね言葉の使用は、不幸が続く連想させるため使用しないよう気を付けましょう。

 

■まとめ

ここまで、不祝儀袋のさまざまなマナーについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

不祝儀(香典)は、葬儀などの準備で金銭的に負担がかかるご遺族を経済的に助け、いたわるという意味があります。

ご遺族をいたわる気持ちと、なにより故人のご冥福を心よりお祈りする気持ちで、心をこめて用意をしましょう。

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