ポーズを決める井上さん

 

—— 劇場版は先輩方が勢揃いして心強かったのではないでしょうか?

 

井上さん 

心強いのはもちろんなのですが、正直、最初は浮き足立っていました。「(ニュージェネレーションヒーローズが)全員いる!」って(笑)。本番が近づくにつれて、安心に変わっていきました。全員が集まるのも初めてですし、先輩たちも「すごいな、この空間」っておっしゃっていました。そんな空間に僕も入れるなんて、すごく感慨深かったです。

 

—— ウルトラヒーローが集まると、どんな話をするのでしょうか?

 

井上さん 

みなさんが思っているほど、ウルトラマンの話ばかりしているわけではないですが、変身シーンの話題は多かったですね。角度やアイテム、誰の変身が難しいとか。変身シーン談義をしているときに、一番ウルトラマンっぽい盛り上がりを感じました。あとは、監督の掛け声のモノマネとか、おもしろいスタッフさんの口癖とかをマネしていました。先輩方が出演中のドラマや映画の話もおもしろかったです。放送中だったりすると「あのあとどうなるの?」なんて聞いたりして(笑)

 

—— タイガの声を担当する寺島さんとはどんなお話を?

 

井上さん 

アフレコのときは基本的には寺島さんが先で、その後に僕が入るということが多かったのですが、少し早めに行って寺島さんの収録を見ていました。僕がブースに入る前にアドバイスをくださることも多く、すごくやりやすかったです。掛け合いをするという関係ではないですが、コミュニケーションをとりながらできたのはすごくよかったです。技術面はもちろんですが、「あのエピソードのあのシーン良かったよね」みたいな話を、イベントの待ち時間などにできたのはすごくうれしかったです。タイガの声が横にいるわけで、「今、タイガと話している」ってテンションが上がりました!