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稲垣吾郎さん13年ぶり声優挑戦!映画『海獣の子供』作品に隠されたテーマとは!?

ライフスタイル

2019.05.09

©︎2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

 

6月7日より全国公開となる映画『海獣の子供』のスペシャルイベント「アートから見る“海獣”たち!映画『海獣の子供』×『大哺乳類展2』スペシャルトークイベント」が東京・国立科学博物館にて開催されました。

 

イベントには、原作者・五十嵐大介氏、映画『海獣の子供』の渡辺歩監督、さらに、6月16日まで同博物館で開催されている「大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦」で監修を務める田島木綿子博士が登壇し、“海獣”をテーマに為になるトークを繰り広げていましたよ。

 

映画『海獣の子供』


生命誕生の物語

 

©︎2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

 

原作は、独特の線使いとその描画表現で読者を魅了し続ける漫画家・五十嵐大介氏の初の長編作「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX 刊)です。自然世界への畏敬を下地に“14 歳の少女”と“ジュゴンに育てられた二人の兄弟”とのひと夏の出逢いを、圧倒的な画力とミステリアスなストーリー展開によってエンターテインメントへと昇華させた名作。映画本編では、原作が持つ「海の中で感じる静けさと荒々しさ」や「海の匂い」を、スクリーンから溢れだすほどの“映像”と“音楽”に詰め込み、観る者全てを呑み込んでいきます。映画『鉄コン筋クリート』などのハイエッジな映像表現で世界から注目を浴びるSTUDIO4°C最新作は、日本アニメーション界の至宝たちが織り成す<海洋冒険譚>なのです!

 

メインキャストには、連続テレビ小説「まんぷく」の史上最年少の“語り”も記憶に新しく、今もなお女優としての活躍の場を広げ続けている芦田愛菜さん。映画『リメンバー・ミー』の主人公ミゲルの日本語吹き替えを演じ、その美声で注目を浴び続ける石橋陽彩さんら、劇中キャラクターの年齢に近い等身大のキャスティングが実現。さらに稲垣吾郎さん、蒼井優さん、渡辺徹さん、富司純子さんといった個性を自由自在に共鳴させる実力派俳優陣がガッチリと彼らを支えます。

 

息を呑む60秒!予告編はこちらから

 

五十嵐氏「発想のきっかけはフィッシュガール」

 

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トークショーに登壇した3人。(左から)田島博士、五十嵐氏、渡辺監督

 

「海獣」という言葉は、あまり聞き慣れないという方も多いのではないでしょうか。海獣とは、海の哺乳類という意味です。聞き慣れない言葉をタイトルにつけた理由を訊かれると、五十嵐氏は「もともと図鑑が好きで、魚の写真がたくさん載った図鑑を買って、それを見ながら魚の落書きをしていました。ふと思いついて描いたのが魚と泳いでいる女の子。すると“フィッシュガール=人魚”という言葉が浮かんで来て、人魚伝説を思い出しました。人魚伝説のモデルになっているジュゴンは子供を抱えるようにして授乳します。抱えているのがジュゴンではなく人間だったら面白いかも、というのがきっかけです」と明かしていました。

 

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五十嵐氏、渡辺監督も「圧倒された!」と語る特別展の展示

 

そこから発想を広げ、狼に育てられた子供を思い出し、いろいろ調べていくうちにジュゴンが「海獣」と呼ばれることに行き着き「海獣の子供」となったそうです。

 

クジラの“ソング”には流行がある!?

 

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展示には巨大なクジラの姿も!

 

本編に登場するザトウクジラの神秘的な歌声、“ソング”について、渡辺監督は、クジラの声をベースに作り上げたという制作秘話を明かします。田島博士が「クジラの“ソング”には毎年流行があるんです」と説明すると、五十嵐氏も渡辺監督もとても驚いた表情を浮かべ、「どうやって流行がわかるのでしょうか?」と質問。田島博士の「誰が流行を作るのかは分かっていませんが、メスにモテるためにオスが一生懸命、今年の流行ソングを真似するんです」と解説に真剣に耳を傾けていました。他にも田島博士は「クジラもインフルエンザにかかる」など興味深いクジラの生態を教えてくれました。

 

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さまざまな動物たちの親子が展示されているスペース

 

五十嵐氏は「海は女性との親和性がすごく高いんです。生命を描くと女性に行き着きます」と、作品に隠されたテーマについて語ります。これを聞いた田島博士は、開催中の「大哺乳類展2—みんなの生き残り作戦」で、生殖器の展示を手がけたことに触れ「野生動物の世界ではオスが本当に頑張っています」とコメント。さらに五十嵐氏のコメントを受けて「ぜひ、そういう視点で原作を読み返したいと思います」と笑顔で語っていました。

 

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はく製に触れる展示もあり!

 

海獣、そして生命の神秘について考えられる作品でありながら、もちろん、圧倒的な映像美や、音楽の美しさなど、さまざまな面から楽しめる作品です。映画公開前に、特別展をチェックするもよし、特別展を見てから映画を楽しむもよし、そして、改めて原作を読み直してみるのもオススメとのこと。五十嵐氏が「映画も漫画も、同じ種から生まれた兄弟のようなもの」とコメントしたように、映画ならでは、漫画ならではの表現、そして楽しみ方があるという本作。様々な角度から本作を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

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グッズ売り場の様子

 

[作品情報]

『海獣の子供』

◉公開日:6 月 7 日(金)全国ロードショー

◉原作:五十嵐大介「海獣の子供」(小学館 IKKICOMIX 刊)

◉キャスト:芦田愛菜

石橋陽彩 浦上晟周 森崎ウィン

稲垣吾郎 蒼井 優 渡辺 徹 / 田中泯 富司純子

◉スタッフ:監督/渡辺 歩 音楽/久石 譲 キャラクターデザイン・総作画監督・演出/小西賢一 美術監督/木村真二

CGI監督/秋本賢一郎 色彩設計/伊東美由樹 音響監督/笠松広司 プロデューサー/田中栄子

◉アニメーション制作:STUDIO4°C

◉製作:「海獣の子供」製作委員会

◉配給:東宝映像事業部

◉映画公式サイト:kaijunokodomo.com

◉映画公式Twitter:@kaiju_no_kodomo

◉©︎2019 五十嵐大介・小学館/「海獣の子供」製作委員会

取材・文/タナカシノブ

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