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■子猫のしつけ方

子猫のしつけはトイレ以外、それほどあせって行う必要はありません。まずは家の環境に慣れさせることが重要なので、家の中でくつろげるようになってきたら、徐々にしつけをしていきましょう。 ・トイレ 猫はもともと排せつ物を隠す習慣があるので、トイレに砂を入れておけば自然と覚える猫がほとんどです。子猫であってもしっかりトイレで用を足しますが、中には粗相をしてしまう子猫もいます。


前足で床を掘るようなそぶりや、床を嗅ぎまわっていたら、すぐにトイレに連れていきましょう。


最初は失敗するかもしれませんが、何度も教えているうちに、自分のトイレであることを覚えていきます。


トイレを何度も失敗してしまう子猫の場合、別の場所でおしっこをしたとき、それをティッシュに含ませ、そのままトイレにおいておきましょう。


自分の排せつ物のニオイがすると、そこがトイレだと認識しますので、何度か繰り返していると覚えていくでしょう。 ・爪とぎ 猫は基本的にどこでも爪とぎを行います。爪がとぎやすい場所を見つけては爪とぎをしますので、子猫のうちから市販の爪とぎを与えておくことが必要です。


爪とぎの場所に連れて行き、前足を爪とぎにあてると、爪とぎをするようになります。爪とぎをしてはいけない場所で爪をといだ場合、少し大きな声で叱ると、それが悪いことだと理解していくようになります。


爪とぎのしつけをしたとしても、猫がいろいろな場所で爪とぎをするのは避けられませんので、どうしても爪とぎをしてほしくない場所があるなら、猫が嫌うニオイをスプレーしたり、爪とぎ防止の壁紙を貼ったりするなど対策したほうが良いでしょう。 ・かみ癖 子猫のうちは歯が生え変わる前なので、歯のムズムズを抑えようとあちこちかんでしまいます。


飼い主をかむだけでなく、電気コードなどをかむこともあるので、こまめにしつけをしておいたほうが良いでしょう。


子猫のうちにかみ癖をしっかりしつけしていないと、大きくなってもかんできますので、生傷が絶えなくなります。


子猫がかんできたときに大きな声で痛いと叫ぶと、子猫はビックリします。何度も繰り返すと、徐々に悪いことをしているんだと理解するようになってきます。


また、手をかんできたときはすぐに手をグーにすると、硬くてそれ以上かむのをあきらめます。


先住猫がいる場合は、先住猫にかみ癖をしつけてもらうのも一つの方法です。

■ワクチン接種が終わるまで気を付けること

子猫は生後3カ月頃までワクチン接種を2回受けます。ワクチン接種をしていない間は、病気に対する抵抗力がありませんので、外に連れ出したり、シャンプーしたりするのは控えましょう。 病気をもっている他の動物に接触させると、すぐにうつされてしまう可能性もありますので、他の動物との接触も避けておいたほうが良いでしょう。

■まとめ

子猫の迎え方やしつけについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。子猫が安心して暮らせるよう、しっかりと前準備をしておきましょう。