2019.05.24
猫人気が高まる中、初めて猫を飼い始める人も多いのではないでしょうか。子猫がわが家でくつろげるように、必要なものはすべてそろえてあげておきたいですね。緊張している子猫が安心できるように、静かな暮らしやすい環境を用意してあげましょう。
猫は犬と違い、それほどしつけが必要ないといわれていますが、最低限のしつけはもちろん必要です。しつけは子猫が家に慣れてからで構いませんので、成長とともにゆっくり教えていくようにしましょう。今回は子猫の迎え方やしつけなどについて、いろいろ紹介していきます。
■子猫を迎える前に用意しておくもの
子猫がきたときに困らないよう、必要なアイテムをご紹介します。
・キャットフード
最初は以前から食べていたフードを用意しておきましょう。何を食べていたか分からない場合は、子猫専用のドライフードとウェットフードをそろえておきましょう。
・食器
食事用の食器と飲み水用の食器が必要です。子猫のうちは体が小さいので、大きすぎる器はNGです。
・トイレ
猫用のトイレは必須アイテムです。砂を敷き詰めるタイプのものやシートを敷くタイプのものなど、さまざまなタイプのトイレが販売しています。
子猫のサイズによっては、大きすぎるトイレだと利用しないこともありますので、体が小さい場合は100円ショップなどで販売されているA4サイズの収納ケースなどを活用しましょう。
・トイレ砂
トイレの中に入れる猫用の砂が必要です。固まるタイプやトイレに流せるタイプなど、いろいろな種類の猫砂があります。
・ベッド
猫用のベッドも用意しておきましょう。最初は怖がって隠れることも考えられますので、大き目のタオルなどを上にかけておくと、下に潜り込みます。
・爪とぎ
子猫でもしっかり爪とぎは行います。紙や木、布の爪とぎが販売されていますが、最初は紙タイプが無難かもしれません。
・ケージ
先住猫がいる場合や子猫がワクチンを打つまでは、ケージに入れておいたほうが良いでしょう。ワクチン後は外に出しても構いませんが、先住猫との相性を見ながら少しずつ慣れさせるようにしましょう。
・キャリーバッグ
病院に行くときの必須アイテムです。キャリーバッグがなければ病院で逃げ出す可能性もありますので、必ず用意しておきましょう。
■子猫のしつけ方
子猫のしつけはトイレ以外、それほどあせって行う必要はありません。まずは家の環境に慣れさせることが重要なので、家の中でくつろげるようになってきたら、徐々にしつけをしていきましょう。
・トイレ
猫はもともと排せつ物を隠す習慣があるので、トイレに砂を入れておけば自然と覚える猫がほとんどです。子猫であってもしっかりトイレで用を足しますが、中には粗相をしてしまう子猫もいます。
前足で床を掘るようなそぶりや、床を嗅ぎまわっていたら、すぐにトイレに連れていきましょう。
最初は失敗するかもしれませんが、何度も教えているうちに、自分のトイレであることを覚えていきます。
トイレを何度も失敗してしまう子猫の場合、別の場所でおしっこをしたとき、それをティッシュに含ませ、そのままトイレにおいておきましょう。
自分の排せつ物のニオイがすると、そこがトイレだと認識しますので、何度か繰り返していると覚えていくでしょう。
・爪とぎ
猫は基本的にどこでも爪とぎを行います。爪がとぎやすい場所を見つけては爪とぎをしますので、子猫のうちから市販の爪とぎを与えておくことが必要です。
爪とぎの場所に連れて行き、前足を爪とぎにあてると、爪とぎをするようになります。爪とぎをしてはいけない場所で爪をといだ場合、少し大きな声で叱ると、それが悪いことだと理解していくようになります。
爪とぎのしつけをしたとしても、猫がいろいろな場所で爪とぎをするのは避けられませんので、どうしても爪とぎをしてほしくない場所があるなら、猫が嫌うニオイをスプレーしたり、爪とぎ防止の壁紙を貼ったりするなど対策したほうが良いでしょう。
・かみ癖
子猫のうちは歯が生え変わる前なので、歯のムズムズを抑えようとあちこちかんでしまいます。
飼い主をかむだけでなく、電気コードなどをかむこともあるので、こまめにしつけをしておいたほうが良いでしょう。
子猫のうちにかみ癖をしっかりしつけしていないと、大きくなってもかんできますので、生傷が絶えなくなります。
子猫がかんできたときに大きな声で痛いと叫ぶと、子猫はビックリします。何度も繰り返すと、徐々に悪いことをしているんだと理解するようになってきます。
また、手をかんできたときはすぐに手をグーにすると、硬くてそれ以上かむのをあきらめます。
先住猫がいる場合は、先住猫にかみ癖をしつけてもらうのも一つの方法です。
■ワクチン接種が終わるまで気を付けること
子猫は生後3カ月頃までワクチン接種を2回受けます。ワクチン接種をしていない間は、病気に対する抵抗力がありませんので、外に連れ出したり、シャンプーしたりするのは控えましょう。
病気をもっている他の動物に接触させると、すぐにうつされてしまう可能性もありますので、他の動物との接触も避けておいたほうが良いでしょう。
■まとめ
子猫の迎え方やしつけについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。子猫が安心して暮らせるよう、しっかりと前準備をしておきましょう。