2019.02.20
冷えやすい足元をポカポカにしてくれるこたつは、日本人にとって愛着のある暖房器具です。家族みんなでこたつに入って、ホッコリする瞬間が好き!というママも多いのではないでしょうか。
また近年では、インテリア性の高いこたつが多数登場していることもあり、オシャレママたちからの注目度もアップしています。
さてそんなこたつ、実際に導入するとしたら、どんなメリット・デメリットがあるのでしょうか。こたつライフの詳細をまとめます。
■こたつライフのメリット4つ
こたつのある風景は、「ザ・日本の冬」といった雰囲気ですよね。
近年は、「和室+こたつ+みかん」といった純和風の雰囲気だけではなく、北欧風のインテリアに、ごく自然にオシャレなこたつを合わせる方も増えてきています。
さて、そんなこたつを導入する上で、まずは気になるのがメリットについてです。こたつライフには、以下のようなメリットがあります。
★頭寒足熱で冷え性対策
冷えが気になるとき、「とにかく全身を温めたい」と思う方も多いかもしれません。しかし人間の体にとってもっとも良いのは、頭寒足熱の状態だと言われています。
こちらは、冷えやすい足元部分を温める一方で、頭には熱がこもりにくい状態をキープすることを指しています。足を中に入れて温めるスタイルのこたつは、まさにこの頭寒足熱をそのまま実践できる暖房スタイルとなっています。
頭まで温めてしまうと、なんだかボーっとして脳が働かない!なんて感じる方も多いのではないでしょうか。こたつで体を温めれば、そんな心配もなさそうですよ。
★暖かくて経済的
部屋全体を温める暖房器具と比較して、こたつは非常に経済的です。こたつ布団の中の限られた空間を温めるだけなので、1時間あたり2円~5円で使用することができます。
「でも最近はエアコンの省エネ性能も上がっているし……」と思いがちですが、両者にかかる電気代には、まだまだ差があるのが現実なのです。
こたつに入って足元を温めることで、室温が下がってもあまり気にならなくなります。「冬場の暖房器具がこたつだけ」というわけにはいかないかもしれませんが、ほかの暖房器具と併用することで、設定温度を下げても気になりにくくなるでしょう。
★空気を汚さないから子どもにも安心
部屋を素早く温めてくれる石油ファンヒーターですが、長時間使用する際には、空気の汚れにも注意しなければいけません。
エアコンの場合、空気が汚れることはありませんが、乾燥が気になるケースも少なくありません。
汚れた空気や乾燥した空気は、子どもに悪影響を与えてしまうことも……。こたつであれば、こうしたリスクも低減できます。
★リラックスして家族団らん
こたつを導入するメリットといえば、やっぱりこれ! リビングや和室にこたつを設置することで、ごく自然に家族がそこに集まり、リラックスして過ごすことができるでしょう。
同じ空間でテレビを見たり食事をしたり……。こたつだからこその距離感は、みんなの距離を縮めてくれるもの。ぜひみんなでポカポカ楽しんでみてくださいね。
■意外と知らない!? こたつのデメリット3つ
非常に魅力的なこたつですが、導入前にはそのデメリットにもしっかりと目を向けてみましょう。
「メリットばかり!」と思われがちなこたつですが、実は以外とデメリットも多いもの。4つのポイントを紹介します。
★動きたくなくなる
こたつの心地よさは、最大のメリット! しかしときにはそれが、デメリットにつながってしまうこともあります。一度こたつに入ってくつろいでしまうと、「もう動きたくない!」と思ってしまいますよね。
大人であっても抗いがたいのがこたつの魅力。子どもにとっては、なおのことだと言えるでしょう。朝の忙しい時間帯に、子どもがこたつに潜り込んでしまうと、その後の予定がグダグダになる!なんてリスクもあります。
★眠ってしまったときの悪影響
こたつでリラックスしていると、ほどなくやってくるのが眠気です。こたつで眠ってしまうと、体が温められすぎることによる風邪や脱水のリスクがあります。また無理な体勢で眠ることが、コリや痛みを引き起こしてしまうケースもあるのです。
体温のリズムが崩れれば、睡眠の質が低下することにもつながってしまいます。こたつを導入するのであれば、眠らない対策も必要だと言えそうです。
★スペースが必要
こたつを設置する場合、こたつテーブルに布団をかけ、その周辺に座る場所を確保する必要があります。比較的大きめのスペースを必要としますし、すでにソファーを設置しているご家庭の場合、「ソファーが使われない」という問題も発生するでしょう。
動線を邪魔しない設置スペースの確保が、非常に重要なポイントとなります。
■ファミリーにオススメのこたつの選び方
メリット・デメリットを踏まえた上で、「やっぱりこたつが魅力的!」と思ったときには、家族にピッタリのこたつ探しを実践しましょう。以下のポイントを意識して、選択するのがオススメです。
・こたつの大きさ
・こたつ布団のメンテナンスのしやすさ
・ヒーターの種類
こたつの大きさは、設置予定スペースに対して、余裕が持てるサイズを選んでください。また子どもとの生活において、「こたつ布団が汚れる」可能性も大です。「洗濯可」など、メンテナンスが容易なものを選んでおきましょう。
難しいのがヒーターの種類ですが、コルチェヒーターやカーボンヒーターを選択すると、非常に素早く温かくなります。家族が多く、こたつ内のスペースをできるだけ広くとりたい場合には、フラットヒーターがオススメです。
■まとめ
冬の生活にオススメのこたつ、導入時にはメリットにもデメリットにも目を向けてみてください。冬の寒い時期も、快適なお家生活を楽しめるのではないでしょうか。