2018.12.19

同じ特急なのに停車駅が違う!? 乗る時注意が必要な列車種別の話

前回、「快速』と『急行』はどっちが速い!? 親子で列車種別クイズ」という記事で、列車の種別に関するお話をしました。今回は少し変わった、乗るときには注意が必要な列車種別を紹介します。

取り上げるのは同じ種別でありながら、停車駅が異なるパターンです。これだけ書いても何のことかよくわかりませんよね。それでは、さっそく見ていきましょう。

 

赤色の直通特急と黄色の直通特急にご注意 

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最初に紹介するのは大阪の中心地、阪神梅田駅から兵庫県の姫路駅を結ぶ直通特急です。直通特急は阪神、神戸高速鉄道(阪神神戸高速線)、山陽を走り、走行距離は91.8kmにも及びます。

さて、直通特急には赤色方向幕の直通特急と黄色方向幕の直通特急があり、停車駅が異なります。下の表をご覧ください。

 

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表のとおり、黄色方向幕の直通特急は阪神神戸三宮駅~板宿駅間は各駅に止まります。それに対し、赤色方向幕の直通特急は西元町駅、大開駅、西代駅には止まりません。しかも、赤色方向幕の直通特急と黄色方向幕の直通特急は交互にやってくるので、本当に注意が必要です。

それでは、なぜわざわざ赤色方向幕と黄色方向幕の直通特急が設定されているのでしょうか。背景には阪神と山陽の運転間隔のズレがあげられます。阪神は10分間隔(昼間時間帯)、山陽は15分間隔(昼間時間帯)で運行されます。つまり、5分のズレを調整するために、より多く止まる直通特急を設定しているわけです。なお、山陽電鉄線内では直通特急の停車駅が時間帯によって微妙に異なるため、同列車の停車駅は多くのパターンにわかれます。

 

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新田浩之

国鉄が民営化された1987年生まれのフリーランス。昔から鉄道好きで、青春18切符を使った鉄道旅行も経験。CHANTO WEBでは主に旅行や鉄道に関する原稿を執筆中。