2018.12.18
日常のありがちなことを挙げて笑いを誘う“あるあるネタ”。「○○ってやらなかった?」「こういう人っていたよね」と盛り上がった経験はないでしょうか。そこで今回は、“平成の恋愛あるある”を取り入れたCMをご紹介しましょう。
“あるあるネタ”を使ったCMが話題!?
キリンビバレッジ株式会社は、2018年11月25日にプラズマ乳酸菌シリーズ「iMUSE」のスぺシャルムービー第3弾を公開。大量に盛り込まれた“平成恋愛あるある”が人気を集めているようです。
「iMUSE」のスぺシャルムービーは、思わず「あったあった!」と叫んでしまうような“あるあるネタ”が満載。2016年公開の“小学生あるある”をまとめた第1弾「SPECIAL STUDENT」は、累計で1600万回以上も再生され話題になっています。
「SPECIAL STUDENT」には、“1年中半袖短パン小僧”や男子に注意をする“仕切りたがりガール”が登場。さらに“宿題やってきたけど家に忘れる”や“みんなが静かになるまで3分かかりました”などの“あるあるワード”も飛び出しました。
この映像を見た人からは、「思わず手を叩いて笑ってしまった」「懐かしすぎて泣きそう」「的確すぎるでしょ…」「宿題を家に忘れてきた奴はだいたいやってないよね」「昔の自分を見ているかのようだ」「あるあるすぎて爆笑!」といった声が続出しています。
また「石を蹴りながら下校とかしてたなあ」「なぜか保健体育だけ満点の人とかいたよね」「私たちの世代だと牛乳のコップとか無駄に集めてた」と、“独自の小学生あるある”を発表する人も。
平成元年から現在までの“恋愛あるある”
スぺシャルムービー第3弾のタイトルは「平成恋愛図鑑」。平成元年から現在までの“平成恋愛あるある”を時系列でプレイバックしています。
最初に登場した平成恋愛あるあるは、“ギャンブルテレフォン”。彼氏からの“家電”に出ようとする父親を、必死に食い止める女性の姿が登場していました。さらに“1141006(アイシテル)”というポケベルの暗号や、“携帯の電池パックに貼った彼氏とのプリクラ”なども披露されています。
懐かしい恋愛あるあるの数々に、「そういえば彼女の家に電話する時に、誰が出るかドキドキしてたな…」「これはアラフォーの私にどストライク」「思わず『わかるー!』って叫んじゃった」「共感でしかないわ(笑)」といった共感の声が。
逆に、若い世代の人たちからは「電話をかけて父親が出るとか恐怖でしかない」「暗号とかめんどくさすぎるでしょ…」「デジタルの進歩が凄まじい」「携帯の電池パックって開いたの!?」「平成でも昔と今じゃ全く違うね」と驚きの声が続出しました。
子育てに奮闘するママの“あるある”って?
他の企業も“あるあるネタ”でCMを作成しています。江崎グリコ株式会社は、2018年4月にコーヒー乳飲料「カフェオーレ」の新CMを公開しました。
このCMは、子どもたちに翻弄されるママが奮闘していくストーリー仕立て。CMには、世のママたちが経験したであろう“子どもがパスタを盛大にこぼす”や“晴れてる日に長靴を履きたがる娘”、“急いでいる時に限って機嫌が悪い”などの“子育てあるある”が登場していました。
この映像に、「うちの家庭を見ているかのようだ…」「なんで子どもって長靴が好きなんだろうな」「子育てしていた時がフラッシュバックしてくる」「大変だったけど今ではいい思い出です!」といった声が上がっています。
また映像には、“お風呂に入れようとすると暴れる娘”や“全く宿題をせず漫画を読む息子”などに頭を悩ませるママの姿が。このママの奮闘ぶりに、「子育ての大変さがわかる…」「まさにうちがこの状態」「凄くシンパシーを感じて何回も見ちゃったよ」といった共感の声が続出。
人々の共感を生む様々な“あるあるネタ”。思わず引き込まれてしまうので、CMにはうってつけなのかもしれませんね。
文/牧野聡子