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綾野剛がお尻フリフリ、北川景子が腹踊り!奇想天外アクション時代劇『パンク侍、斬られて候』

ライフスタイル

2018.07.04

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©エイベックス通信放送

結論から言うと…「とりあえず観てください!」、これがこの作品紹介にぴったりの言葉かなと思います。

 

町田康の同名小説の映画化作品で、脚本は宮藤官九郎。この組み合わせだけでも「何か起こりそう」な予感がしますが、ここに、監督石井岳龍、そして、主演に綾野剛が加わっちゃうわけです。さらに、北川景子をはじめとし、東出昌大、染谷将太、浅野忠信、豊川悦司など豪華キャスト陣が、クセの強すぎる役どころで参加しています。一体どんな物語なのでしょうか。

 

ハッタリ合戦のはじまりはじまり〜

 

綾野剛演じる主人公の浪人・掛十之進は、仕事欲しさに「”腹ふり党”なる怪しげな新興宗教の脅威から黒和藩を守る!」というハッタリをかまして、藩に自分を売り込みます。

 

しかし、上には上がいるもの。掛十之進の自作自演に便乗してきたのが、豊川悦司演じる筆頭家老の内藤帯刀。いち早く掛十之進のハッタリを見破り、國村隼演じる次席家老の大浦主膳の失脚に利用するのです。掛十之進を責めるどころか、もっとハッタリをかませ!と命じちゃうのです。

 

すでに解散している「腹ふり党」。浅野忠信演じる元幹部・茶山半郎をたきつけ、騒動を起こすことを画策する掛十之進ですが、ここからさらなるクセ者が続々と登場してきます。

 

東出昌大演じる別名“正論公”は、堅物で機転の利かないザ・お殿様。染谷将太演じるゆとり世代を絵に描いたような、打たれ弱い若侍・幕暮孫兵衛。茶山の身の回りの世話係に、北川景子演じるミステリアスな超絶美女・ろん。そして、人間の言葉を話す猿を超えた猿、大臼延珍に永瀬正敏と、濃すぎるキャラが息つく暇もなく登場し、ハッタリ合戦を繰り広げていきます。

キーワードは「腹ふり党」

 

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©エイベックス通信放送

 

騒動を引き起こすために「腹ふり党」の元幹部を引きずり出してきたのですが、物語は“猿の大軍と戦う”というおかしな方向へと進んでいきます。新興宗教団体として登場する「腹ふり党」とは、その名の通り、お腹をフリフリしながら練り歩く団体です。

 

フリフリといえば、物語の前半で綾野剛演じる掛十之進が、赤いふんどし姿でお尻をフリフリするシーンも登場します。クレヨンしんちゃんばりに、無邪気にお尻をふりまくる綾野剛も必見です。

 

さて。なんだか奇想天外でストーリーについていけるか心配…と感じていませんか?心配ご無用です。この作品、時代劇となっていますが、今どきワード連発、さらに、ナレーションや字幕が多く登場し、物語をわかりやすくしています。ヘンテコな世界観にいとも簡単に入り込めてしまいますよ。

12人のキャストの振り切った演技に注目!

 

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©エイベックス通信放送

 

世界観もさることながら、この作品をおもしろくしているのは「12人が演じる超個性的なクセものたち」と言っても過言ではありません。役者陣がまさに“振り切った”演技で12人のキャラクターに命を吹き込んでいます。ハマリ役を挙げればキリがありません。

 

綾野剛はニヤリ顔をしながら、ずる賢さを見せているかと思えば、殺陣のシーンでは、スピーディでキレのある刀さばきで観客を魅了します。豊川悦司は、腹黒さと人を見下す態度で、嫌味な雰囲気を醸し出しているかと思えば、色気ダダ漏れな手つきと、可愛らしいウィンクでハートを打ち抜きます。

 

浅野忠信は、“見た目”もかなりずるいのですが、そのずるい見た目を超える怪演で、「腹ふり党」元悪徳幹部を演じきっています。超マドンナ的存在の北川景子も、腹ふりをはじめとする奇妙なダンスで新たな一面を見せています。奇想天外な世界観の中では、より一層妖艶さが際立ちます。

 

強烈キャラの中で埋もれてしまうかも…と心配した染谷将太演じる超ゆとりキャラの孫兵衞は、原作とは違って最後まで物語に絡んできます。しかも終盤では、「お前が持っていくのかよ!」レベルの活躍を見せてくれます。飄々とした風貌で、強烈な印象を残している染谷将太の演技力は、さすがです。さらに、若葉竜也演じる特殊能力を持つオサムというキャラにも注目してください。見た目も原作とはかなり違う描かれ方をしていますが、物語の結末に欠かせない重要な役どころです。

「わからん!」それもこの映画の魅力

 

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©エイベックス通信放送

 

冒頭でも触れたように、とりあえず観て、感じて!とおすすめしたい作品です。好みはハッキリと分かれる作品であることは間違いありません。作中で東出昌大演じる堅物殿様が「わからん!」と叫ぶシーンがあるのですが、この表現も作品を的確に表している言葉であるといえます。

 

ハッタリ合戦を見るもよし、インド映画のように、「とりあえず踊っちゃえ」的な感覚で腹ふり党の踊りにハマるもよし。楽しみ方はいろいろです。正統派な時代劇ではないものの、殺陣や戦いのシーンは見応えたっぷりです。北川景子の美しさに負けず劣らず、衣装にも魅せられます。冒頭の掛十之進登場シーンでの着物姿は特に美しく、色気が溢れているので、こちらも要チェックです。妖しげな雰囲気を漂わせながらはじまった物語が、まさかあんな展開になるなんて!そのギャップに大いに振り回されてみてください。

 

スピーディ&ハイテンションで駆け抜ける新しいアクション時代劇。難しいことは考えずに、とりあえず観てみることをおすすめします。世界観にハマれば、超エンタメ作品として楽しめるはずです。

 

[作品情報]

『パンク侍、斬られて候』

◉キャスト

綾野剛

北川景子 東出昌大 染谷将太

浅野忠信 永瀬正敏

村上淳 若葉竜也 近藤公園 渋川清彦

國村隼 豊川悦司  他

◉原作:町田康「パンク侍、斬られて候」(角川文庫刊)

◉脚本:宮藤官九郎

◉監督:石井岳龍

◉2018年6月30日(土)より大ヒット公開中!

◉公式サイト:www.punksamurai.jp

◉©エイベックス通信放送

文/タナカシノブ

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