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手書きが苦手な人に!美文字インスタグラマーの整った漢字を書くヒント

ライフスタイル

2021.10.05

子どものときに親や先生から書く字について注意され「きれいな字が書けない…」と悩んだ経験や、大人になってからクセ字で恥ずかしい思いをした経験、ありませんか?

 

字が苦手な人もすぐにマネできる美文字のコツを、美文字インスタグラマーのりささんに教えていただきました。4.2万人にフォローされているりささんは、インスタグラムやツイッターで手書き文字の楽しさを発信されています。

ひらがなを書くコツについて伺った前回に続き、後半の今回は漢字のコツと名前書きのコツについてお届けします。取り入れやすいものばかりなので、字を書く機会にぜひ試してみてくださいね。

漢字のコツ・その1 縦線は垂直に、横線はやや右上がり

「漢字は、”はらい”や”とめ””はね”などがしっかり決まっているのでそのポイントを丁寧に書くだけでもだいぶ見栄えが変わります」とりささん。

 

「さらに、縦線を倒れないようにしっかり垂直に、横線を右上がりに書くこと。とにかく失敗したくない、とりあえずパッと見てよさそうに書くとしたら、押さえておきたいポイントです」

 

横線が何本も並ぶ場合、最後の横線は真ん中が少し反るように書くと全体が締まって落ち着きが出て見えるそうです。

 

「右上がりの角度があがるほどキリッとした強い印象に、水平に近く書くと優しい印象になりますよ」

漢字のコツ・その2 縦と横の比率を気にしてみよう

書く字の縦横の比率を変えるなんて、考えたこともないという人も多いかもしれません。でもこのバランスを変えるだけでがらりと変わって見えるんです。

 

「字のシルエットを縦長にするか横長にするかで、字の印象は大きく変わります。私は、漢字を縦幅を縮めて正方形に近い形で書くのが好きでそうしていますが、そうすると大人びて優しい感じになります。ひらがなは縦にすらりとした形で書くが基本でしたが、漢字は縦長になると力強く存在感が出てしまいます。なので、正方形に近い形に書くと優しい雰囲気になるんです。文章を書くときも、ひらがなとのバランスがとりやすくなるんですよ」

 

自分が理想とする文字があれば、観察してバランスを探ってみるといいかもしれませんね。

コツ3 強調したい線をひとつ目立たせよう

コツの3つ目は、横の線や縦の線など、その漢字の中で一番目立つ線を強調すること。ひとつの線を強調して書くと、書き慣れている人の字という雰囲気が出て、整った字が書きやすくなるのだとか。

 

「字のどこかにポイントを作ると、バランスが取りやすくなって安定感が生まれます。メリハリがつき洗練された印象になります。同じような線がいくつもあると、のっぺりとしたり、ごちゃごちゃとまとまりのないイメージになってしまいます」

 

目立たせたい線を長めに書き、他の線を控えめに書くと簡単にメリハリが出ます。「速」のような、しんにょうのある漢字については、しんにょうを強調するために上の部分をスッキリ見せるようにするといいですよ。

お名前書きや署名は余白こそポイント!

署名や子どものお名前書きなどは、書く機会も多くそしてシンプルゆえに難しいんですよね…。りささんにどうしたら美しく書けるのかを聞いてみると「ポイントは余白なんです」と教えてくれました。

 

「余白を気にしてバランスよく書くだけでも、しっかりと書かれている印象に見せることができますよ。名前を書く枠が決まっている時は、字のサイズや位置をまずイメージします。そして、枠に対して下に寄せたり、中央に寄せてみましょう。また、上下左右の余白の幅をそろえてみるとぐっときれいになります」

 

 

字を書く位置にえんぴつで点を薄く書いて字の間隔を調整したり、透ける素材であれば下書きを書いてから透かして写す方法もおすすめだそうです。

無理やりきれいな字を書く必要はない、自分の字らしさも大切に

りささんにひらがな・漢字と美しく書けるコツについて伺ってきましたが、お話の中で印象的だったのが、「きれいにしたいという思いがあって練習するのはとてもいいと思いますが、無理やりきれいな字を書こうとする必要はないと思います」という言葉でした。

 

「自分の字が好きじゃないという相談も受けるんですけど、その人の字はその人にしか書けないものですし、気にしすぎないでほしいなって思います。気持ちをこめて書いたものは必ず相手に伝わるものだと思うので、まず”自分らしい字”を大事にしてもらえたら嬉しいです。手書きロボットができたり、”字なんて書けなくていい”といったご意見も聞こえてきますが、そんな今だからこそ、人の手がつづる文字を通して手書きのよさについてみなさんと共感し合える輪が広がっていけば、なによりも嬉しく思います」

 

「字が下手だ」と悩みすぎず、まず自分の字をまるごと愛してみることが自分らしい美文字への第一歩なのかもしれません。その上で、りささんに教えていただいたコツを取り入れて、理想の美文字に近づけていけたら素敵ですね。

 

PROFILE りささん
手書き文字の楽しさを伝える大人気インスタグラマー。著書に「ふだんの美文字」「ふだんの美文字練習ノート」(いずれもKADOKAWA)。Instagram @risagraphy

文/阿部祐子

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