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「ポエフェス」で、詩と出会ってみませんか?

ライフスタイル

2018.05.16

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最近、「詩」を読みましたか?

はるか昔、学生時代に、教科書でしか読んだことない……そんな方も、多いかもしれません。けれど、あわただしい日々のなかにあるからこそ、一篇の詩に心が救われるもの。

たとえば、一時期インターネットで話題となった、ニュージーランドの子育て支援施設に貼られていたと言う作者不明の詩、「今日」(伊藤比呂美・訳)。

「今日、わたしはお皿を洗わなかった」ではじまる短い詩に、育児に疲れた保護者たちは、どんなに励まされたことでしょう。

詩は、時短になってくれるものでも、すぐに使える知識になるというものでもありません。でも、自分の気持ちに寄り添ってくれる詩がたったひとつでもあれば、きっと、あなたの生涯の支えとなってくれるでしょう。

そんな詩に、出会いに行ってみませんか?

 

「詩」のフェスティバル!?

「水と緑と詩のまち」をキャッチフレーズに掲げる、群馬県前橋市。教科書にも出て来る近代詩人・萩原朔太郎の生まれた地です。萩原朔太郎のキャラクターが登場する『月に吠えらんねえ』という漫画も、最近人気のようですね。

前橋市では2014年から、「前橋ポエトリー・フェスティバル」という詩のイベントがひらかれています。音楽にフェスがあるように、詩にもフェスがあるのです!いったいどんなことをするんでしょう?

前橋ポエトリー・フェスティバル、通称「前橋ポエフェス」の開催期間は、約2週間。2018年は、5月20日からスタート。会場は、前橋文学館をはじめ、商店街に図書館、さらにカフェと、町全体が詩に染まるのだそう!

町中のさまざまな場所で、さまざまな展示やパフォーマンスが行われるのです。詩を中心に、音楽、ダンス、美術、写真、読み聞かせ、食、まち歩きなど、楽しみは多岐にわたります。

前橋ポエトリー・フェスティバル2018

・日時   2018年5月20日(日)〜6月3日(日)

・会場   群馬県前橋市

前橋文学館、前橋中央通り商店街、前橋こども図書館、煥乎堂3階ふるほん書店、フットワークステーション、フリッツアートセンターほか

 

おすすめの企画は?

ポエフェスの目玉ともなる企画をご紹介します。

 

「心」の詩と写真 街なか展覧会

市内外からの公募で集まった、「心」がテーマの詩と写真のコラボレーションが、前橋中央商店街を彩ります。その数なんと、300点弱!

観光がてら、ぶらぶらとまち歩きをするだけでも、いろんな詩と出会えます。あなたのお気に入りの言葉や風景も、きっとそのなかにあるはず。

私も、この公募作品展の企画をSNSで知り、過去に一度、そして今回も、詩を寄せました。自分の作品がどんなかたちで展示されるのか、ほかにはどんな素敵な作品があるのか、楽しみです。

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ポエトリー・リーディングin前橋文学館

5月26日、全国から約40人の詩人が集まり、朗読を披露します。朗読といっても、国語の授業で教科書を読むようないわゆる「朗読」とは、一味ちがいます。詩の言葉をラップのように歌い上げるもの、感情を込め、全身を使って詩を表現する迫力のパフォーマンス、音楽とともに……詩人ひとりひとり、その朗読スタイルは違い、さながらライブやフェスのよう。若い詩人も多く登壇します。

はじめて聴く方にとっては、おどろきの連続。新鮮な体験になることまちがいなしです。

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ほかに、萩原朔太郎の孫である萩原朔美氏(前橋文学館館長)が朔太郎の詩にメロディーをつけた曲を歌う「朔太郎トリビュート演奏会」(6月2日開催)なども。

私が気になっているのは、喫茶店の期間限定コラボメニュー。昭和レトロの雰囲気ただようおしゃれな喫茶店「パーラーレストラン モモヤ」「ヤギカフェ」で、特別メニューが味わえるのだとか。詩とのコラボレーションメニューとは、いったい……

 

「ポエフェス」、親子でどう楽しむ?

前橋ポエフェスを企画・運営しているのは、市の民間団体「芽部」。代表の新井さんが、親子にぴったりな楽しみ方を教えてくださいました。

「『前橋こども図書館』では、事前にハート形の紙に絵や言葉をかいたものを集め、大きな花の形に展示します。こども図書館の隣には、トランポリンやボールプールで遊べる子育てひろばもありますよ。会場のひとつでもある『フリッツアートセンター』は、絵本の品ぞろえも豊富なおしゃれでこだわりのある本屋さん。ぜひ一度、のぞいてみてくださいね」

前橋こども図書館では、5月20日には子ども向けの詩を中心とした読み聞かせおはなし会もあるそうです。

前橋ポエトリー・フェスティバルのイベントスケジュールは、芽部のホームページで、ぜひチェックを。

芽部ホームページ

http://mebu-maebashi.com/

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詩は、小説よりも短く、はっきりと物語がわかるものではないかもしれません。キャッチコピーのように、主張が全面に押し出されているわけでもない。でも、読めばどこか胸に残るものがあり、懐かしい気持ちや幸せな気持ち、さびしい気持ちが思い出されたり、または、あたらしい物の見方や考え方に気づかされてはっとしたり、心が軽くなったり。

なかには、難解なものもあります。そういう時は、「わからない」ことも受け入れ、楽しんでしまいましょう。自分なりの解釈や答えにたどり着けた時、世界がちょっとだけ変わったように感じるかも。詩に囲まれた町へ出て、ぜひ、運命の詩を探してみてください。

 

「前橋ポエトリー・フェスティバル」のほかにも、全国各地で詩のイベントは増えているようです。

あなたの近くに、詩はありますか?

 

CHANTOママライター/草間小鳥子

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