フリートで気をつけたい3つのこと

さて、リアルな「今」を見ることができるフリートですが、あらかじめ知っておきたいことが3つあります。それぞれ解説していきますね。

 

・閲覧履歴が付く

フリートを閲覧すると、投稿した人にあなたが閲覧したことがわかります。フリートには閲覧履歴がつき、投稿した人のみ、その履歴を見ることができるのです。普段、Twitterは使っていないと言いながら、実は「見る専門」の人は要注意です。

 

でも、発想を転換してみましょう。相手が仲良しのアカウントであれば、「いつも見てくれてるんだ」と喜んでもらえます。そして、憧れのアカウントにも、自分の存在を気づいてもらえるチャンス。誰も見てくれないことが投稿主としては一番寂しいことなので、それほど警戒することはないかもしれません。

 

・コメントなどの反応がすべてDM(ダイレクトメッセージ)になる

フリートには絵文字やコメントで反応することができますが、どちらも相手にはDMで送られます。フリートがリリースされて間もない頃は、気軽に絵文字をタップしたらメッセージが返ってきた!と、驚くユーザーがたくさんいました。

 

Twitterは実際の知り合い以外とも繋がっていることが多いため、いきなりDMになると戸惑いますよね。最近は、自分が見たことを相手に伝える意味で「いいね」を押す人もいますが、フリートの場合は閲覧履歴が残るので、DMするほどではないと思うときは反応しないでいるのがいいかもしれません。

 

でも、相手にどうしても思いを伝えたいときは思い切ってみても。メッセージを送ることで、憧れのアカウントと親しくなれるかもしれません。例えば、料理研究家のアカウントが料理をフリートしたとき、「これ作りました。おいしかったです」と送る程度なら、相手にも負担になりません。ただし、相手がDMの受け取り設定を限定している場合、メッセージ欄が表示されないことがあります。

 

・24時間で消えると油断してはダメ

Instagramを使っている人なら、フリートがInstagramの「ストーリーズ」に似ていることに気づくはず。ストーリーズも24時間で自動で消える投稿機能です。

 

そのストーリーズで起きたことは、フリートでも起きる可能性があります。ストーリーズでは「消えるから」と安心して暴言を吐いたり、不快な動画をシェアしたりする人達が、その投稿を他の人に保存され、拡散されて炎上することが相次いでいます。24時間で消えるといっても、スクリーンショット、または動画を保存されれば、それは消えない投稿になります。フリートを投稿するときでも、誰かが不快になるような内容は避けることが大切です。

 

フリートは、Twitterユーザーがこれまでとは違った気軽なコミュニケーションができる場です。ただフォローしていただけのアカウントとも、フリートをきっかけに交流が始まるかも。でも投稿するときは、常識的な内容を心がけたいものですね。

 

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文/鈴木朋子