2019.10.15
2019.11.29
2019年9月から開幕したラグビーワールドカップ。開催場所は私たちが住む日本!しかも、日本チームは初めての決勝トーナメント進出を決め、今ラグビーは最もアツいスポーツと言っても過言ではありません。
その一方で、ラグビーというスポーツに馴染みのない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回はラグビーを楽しむために、ここだけは押さえておきたいポイントをご紹介します!
ラグビーの基本的なルールは?
テレビで試合を見ていて、なんとなく点数が入るタイミングは分かるものの、実はいまいちルールがわからない…という方はいらっしゃいませんか?
細かいルールは色々とありますが、まずは次の4つのルールを覚えておくだけでも、試合への理解度が高まります。
①15人対15人で戦う
②試合時間は前後半ともに40分
③ボールを前に投げてはいけない
④基本は陣取り合戦のようなもの
ラグビーは、サッカーやバスケのように定まった場所にゴールがあるわけではありません。ボールを選手同士でつなぎながら、相手の陣地のインゴールにボールをつけるのが基本ルールです。
さらにラグビーはチームワークと戦術が命!相手チームのインゴールを目指して前進すれば、当然相手チームの妨害が入ります。そこを味方同士で塊になって相手を押したり、相手のいない場所にパスをつないだりと、チームの結束力が試されるのです。
ボールを前に投げてはいけないのはなぜ?
ラグビーのルールの基本の一つに、「ボールを前に投げてはいけない」というものがあります。前進しながら敵陣に攻め込むのにボールを前に投げられないというのは、少し不思議な気もしますよね。しかし、このルールには次のような理由があるのです。
ボールを前に投げるということは、必然的にボールより前でプレーすることになります。ラグビーではこれを“卑怯な行為”としています。そのため、ボールより後ろでプレーができるよう、ボールを投げるときは後ろの投げるのです。
ちなみに、ボールより前にいる選手がプレーをした場合は、妨害行為とみなされ反則を取られます。
ラグビーをもっと楽しむための用語集
今度はラグビーワールドカップを楽しむのに欠かせない用語をいくつかご紹介します。ここの用語を知っておくだけでも試合観戦を楽しめますよ!
・トライ
敵地のインゴールと呼ばれるスペースにボールを着地させることで、5点の得点が入ります。トライは選手がボールを持ち込んだ状態でないと認められません。ボールが転がっていって偶然インゴールに入っても、それはトライにはならないのです。
・ペナルティゴール
相手チームに反則が生じたときに得られるキックのこと。そのキックによりゴールを成功させたときに3点が認められます。
・フォワード
ラグビー選手15人の内、8人がフォワード選手と呼ばれています。このフォワード選手は主に攻撃担当で、身体の大きさや体重の重さ、力強さが必要です。
・バックス
ラグビー選手15人の内、7人がバックスで構成されています。このバックス選手はフォワードから出されたボールを得点に繋げます。相手チームの攻撃を防ぐ役割も担っており、足が速いことやキック力があることが必要です。
・タックル
ボールを持っている相手チームの選手にとびかかる行動のこと。プレーヤーを倒させてボールを地面に着けるのが目的です。この行為には危険がつきものなので、肩より上のタックルは禁止、相手がボールを持つ前のタックル禁止といったルールがあります。
・スクラム
相手チームに軽い反則があった場合に、試合を再開するために行うもの。両チームのフォワード同士が組み合って、その中間にボールを投げ入れます。その後、スクラムの最前列にいる選手(フロントロー)の選手が足でボールを掻き取ります。スクラムは試合中に何度も行われるものなので、よく見ておきましょう。
・ノックオン
軽い反則の一つで、ボールを持っていたプレーヤーが前にボールを落としたり、パスを受けた選手がボールを受け損なったりすることです。ノックオンが生じるとスクラムでゲームを再開します。
ラグビー日本代表はどんな選手がいるの?
最後に、今回のラグビーワールドカップの日本代表選手の紹介です。テレビなどで大々的に取り上げられていますが、ここでも改めて選手の魅力を知っておきましょう。
・稲垣 啓太(いながき けいた)選手
1990年生まれ、186cmの116㎏で新潟県出身。
「笑わない選手」としてバラエティでも数多く取り上げられています。愛想がないので嫌われがちかと思いきや、女性から圧倒的に人気があるのです。試合中は彼のプレーはもちろん、笑うタイミングがいつ訪れるかも必見です。
・姫野 和樹(ひめの かずき)選手
1994年生まれ、187cmの108㎏で愛知県出身。
日本代表の若きリーダーとして期待されています。明るい性格の持ち主で、報道陣やファンにも明るい笑顔で対応する好感度抜群の選手です。試合中には「姫野コール」が聞こえることも。
・リーチマイケル選手
1988年生まれ、189cm105㎏でニュージーランド出身。
今回のラグビーワールドカップで最も注目されている選手で、2大会連続キャプテンを務めています。「ニュージーランドの誇りと日本の美徳を併せ持つアスリート」としてメディアでも紹介。2015年にイングランドで開催されたワールドカップの南アフリカ戦で日本チームを勝利に導いた立役者のひとりです。
ルールが分かるとラグビーがもっと面白くなる!
今回は2019年のワールドカップを楽しむポイントをご紹介しました。ラグビーがよく分からないという方も、今回の記事をきっかけにもっとラグビーの勉強をしてみてはいかがでしょうか。ルールを知らないよりも知っていた方が何倍もラグビーを楽しめますよ!
文/小野寺香織