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生命の起源解明も!? 着陸成功の裏にある「はやぶさ2」の壮大なミッション

ライフスタイル

2019.08.04


7月11日、小惑星探査機「はやぶさ2」が2度目の着陸に成功しました。ネット上では「着陸、おめでとう!」「素晴らしい。さすがです」「あとは無事な帰りを祈るのみ」と歓喜の声が相次いでいますが、そもそも“はやぶさ”とは何をする探査機なのでしょうか。

 

「はやぶさ2」は初代「はやぶさ」のリベンジ版!


「JAXA はやぶさ2プロジェクト」の公式サイトによると、「はやぶさ2」は世界で初めて小惑星のサンプルリターンに成功した「はやぶさ」の後継機。地球から約2億4千万km離れた小惑星「リュウグウ」に着陸し、初代「はやぶさ」と同じように地中のサンプルを持ち帰ることがミッションです。

 

初代「はやぶさ」はミッションこそ成功させましたが、その裏では様々なトラブルがありました。そこで「はやぶさ2」は、前回の経験を踏まえて大幅に改良。トラブルの少ない確実なミッションを目指すと共に、「はやぶさ」が探査した小惑星とは別の小惑星を探査していきます。

 

「はやぶさ2」の着陸成功を受けて、プロジェクトマネージャー・津田雄一さんは「問題が起きたときのケースはたくさんたくさん検討してきたんですけど」「本番は本当に普通通り、予定のど真ん中で全て完璧に動いてくれた」と喜びを語っていました。尚「はやぶさ2」は2019年末にリュウグウを出発し、2020年末に地球へ帰還する予定とのこと。

 

「はやぶさ2」のミッションに大興奮するワケは?


じつは地球本体、海水、生命を作った原材料物質は、もともと同じ母天体の中で互いに密接な関係を持っていたと考えられています。この相互作用を今もキープしている始原天体こそ、「はやぶさ2」が着陸した小惑星「リュウグウ」。リュウグウには、太陽系が生まれた頃の水や有機物が今でも残されているそうです。

 

そのため今回無事にリュウグウのサンプルを持ち帰ることができれば、太陽系と生命誕生の秘密が明らかになる可能性が。「地球の水はどこから来たのか」「生命を構成する有機物はどこでできたのか」という根源的な疑問が、「はやぶさ2」によって解き明かされるかもしれません。

 

これにはネット上も大興奮のようで、「生命の起源解明とかワクワクする! どうか最後まで順調にミッションがこなせますように…」「もうね、夢が広がる。早く生命誕生の秘密を知りたい」「はやぶさ2の帰還がさらに待ち遠しいね」「リュウグウの微粉末にもし地球にある成分が検出されたら、生命の元は遥か彼方の宇宙からやって来たことになる。実に興味深い」などのコメントが続出しました。

 

いくつもの想定外が「はやぶさ2」を襲う!


今年3月に放送された『スペース・スペクタクル』(NHK)では、「はやぶさ2の挑戦」と題した企画を特集。「はやぶさ2」のリュウグウ初着陸について、番組は「1本の糸を『日本』から操って、地球の反対側『ブラジル』にある針の穴に通すほどの難しさ」と紹介していました。見事着陸成功を決めた「はやぶさ2」ですが、その裏では一体どんな苦労があったのでしょうか。

 

着陸を阻んだのは、いくつもの想定外。もともと科学者たちは、リュウグウを月や地球と同じ球体だと予測していました。ところが実物は、まるでそろばんの玉のような形。おまけにリュウグウは岩だらけで、「はやぶさ2」の着陸できる場所がなかったそうです。

 

さらにリュウグウは真っ黒な惑星。距離を測るために必要な反射光が戻らず、「はやぶさ2」はリュウグウの高度を読み取れませんでした。高度が測れない「はやぶさ2」は、危険回避のために自動で上昇。リュウグウに降下することができなかったため、当初予定していた着陸日を延期する事態になったといいます。

 

そんな紆余曲折を経た「はやぶさ2」は、今年2月に1度目の着陸に成功。7月には2度目の快挙を成し遂げました。このままミッションを遂行し、来年無事に帰還してほしいものですね。

 

文/長谷部ひとみ

 

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