2019.07.10

当駅止まりの何故!? 鉄道の中途半端な行き先(関西編)

阪神、山陽:特急須磨浦公園行き

反対に御堂筋線中津行きと並んで有名な中途半端な行き先は特急須磨浦公園行きでしょう。阪神、阪急、山陽、神戸電鉄を結びつけた神戸高速鉄道が開業した1968年から運行されています。

 

特急須磨浦公園行きの特徴は日中時間帯、手前の須磨駅で何と普通列車に抜かれること。山陽電鉄線内は各駅に止まるとはいえ、「特急」の方向幕を付けた列車が普通列車に抜かれるのは妙な光景です。当然、特急須磨浦公園行きの乗客はほぼ全員、向かい側の普通姫路行きに乗り換えます。それでも須磨駅には折り返し構造がないため、どうしても須磨浦公園駅まで行かないといけません。

 

なお、山陽電鉄線内は列車の方向幕が「特急」でも電光掲示板は「普通」となります。

 

番外編:車両取替 


関西の一部の私鉄では定期列車で「車両取替」というイベントがあります。車両取替を実施している阪急京都線を例に説明しましょう。始発駅の梅田駅にある電光掲示板を見ると、途中の正雀駅で車両取替が行われることが書かれていました。ところが、入線した電車の方向幕は「普通 高槻市」になっています。正雀駅に着くと、乗客は向かい側に停車している代わりの列車に強制乗り換え。梅田駅から乗った列車はそのまま車庫へ向かいます。私が記憶する限り阪急神戸線でも車両取替が行われていましたが、現在は京都線に限られています。

 

文・撮影/新田浩之

 

≪ BACK 1 2

3

新田浩之

国鉄が民営化された1987年生まれのフリーランス。昔から鉄道好きで、青春18切符を使った鉄道旅行も経験。CHANTO WEBでは主に旅行や鉄道に関する原稿を執筆中。