2019.07.02
スーパーでのレジ袋有料化が始まり、買い物には欠かさなくなったマイバッグ。最近ではスーパーだけでなく、コンビニでもレジ袋有料化に進む動きが見えています。今後はますますマイバッグの需要が高まると予想されていますので、有料化が進む前にマイバッグを用意しておきたいですね。今回はマイバッグの種類や選び方などについて、ご紹介します。
■マイバッグとは
そもそもマイバッグが広まったきっかけは何だったのでしょう。マイバッグは環境問題を危惧して作られたエコロジーバッグで、エコバッグとも呼ばれています。
スーパーやコンビニで利用されるレジ袋は、世界中でゴミが増える原因とされており、社会問題となっています。
ゴミが増えることだけが問題なのではなく、レジ袋の原料は石油から作られた合成樹脂のため、年間に60万キロリットルの石油が使われています。
使い終わったレジ袋はゴミとして廃棄されるため、処分されるときにCO2が排出され、地球温暖化の原因となっています。
また、レジ袋は自然に戻ることがないため、海や山などに捨てられたレジ袋を動物や魚が飲み込んでしまい、窒息死したり、体内で分解できずに死亡するケースも起きています。
資源を大切にするためと地球環境を考え、レジ袋を廃止しようという動きが世界中で始まっています。お店にマイバッグを持参するマイバッグ運動が広まっており、買い物したときにレジ袋を消費せずに済むよう、マイバッグを利用する人が増えています。
海外のスーパーではおしゃれなマイバッグをお手軽な価格で販売しており、いろいろな人にマイバッグを使ってもらおうと努力を重ねています。最近では海外旅行のお土産として定番になっているほど、マイバッグは人気になっています。
日本のスーパーでもマイバッグを持参すればポイント還元するなど、いろいろな工夫を行っています。
■マイバッグの種類
販売当初はあまり種類のなかったマイバッグですが、現在ではいろいろな種類のものが販売されています。どんなタイプのものがあるか、ご紹介します。
・レジ袋タイプ
ナイロンやポリエステルの素材でレジ袋の形をしたマイバッグで、コンパクトに折りたためるのが特徴です。ナイロン製なので雨にも強く、濡れても簡単にお手入れすることができます。
買い物をしないときでもカバンの中に入れておくことができるので、急に買い物をするときでも対応できます。
生地が薄いのであまり重すぎると、伸びたりやぶれてしまう心配があるため、買いだめをするときなどには向いていません。
・トートバッグタイプ
キャンバス素材のトートタイプは、何よりも頑丈なのが特徴です。海外の大手スーパーやブランドショップなどでもオリジナルのトートタイプのマイバッグを販売しており、買い物だけでなく普段使いとして利用している人も多くいます。
ファッション小物のサブバッグとしてスタイリングしてる人もいれば、メインバッグとして利用している人もいるようです。
布製のもので大容量のものが多く、たくさんの買い物や重いものを購入するときに役立ちます。
肩に提げられるので女性でも持ち運びやすく、濡れても洗えるのでとても人気の高いマイバッグです。
・レジかごタイプ
トートタイプよりも底面が四角に整えられており、頑丈なことで人気が集まっているのがレジかごタイプです。
レジかごにセットするだけなので商品を袋詰めする必要もなく、買い物の時短にもつながります。レジかごタイプは保冷機能がついているものも多く、移動に時間がかかる場合でも安心して利用できます。
ただし底に厚みがある分、折りたたんでもある程度の大きさになってしまうので、気軽に持ち歩くというわけにはいきません。
・保冷機能付きタイプ
人気のあるマイバッグの一つが、この保冷機能付きタイプです。外側はナイロンや布製で作られていますが、内側に保冷機能がついています。
さらにコンパクトにおりたためるタイプも販売されているため、遠くまで買い物するときなどにとても便利なバッグです。
買い物だけでなく、レジャーに出掛けるときのお弁当袋としても活用できます。
■マイバッグの選び方
いろいろな種類のマイバッグが販売されていますが、自分に合ったバッグを選ぶには、どのような点に注意すれば良いのでしょう。
マイバッグを購入する際は、まず買い物用として利用したいのか、それともおしゃれ用のバッグとして利用するのかを考えなくてはなりません。
買い物で利用する場合は、洗濯できるものや汚れをすぐに拭き取れるナイロン素材のものを選ぶと良いでしょう。
毎日利用するなら、コンパクトに折りたたみできるタイプのものを用意しておけば、常にカバンの中に入れておくことができます。
また、買い物用なら耐荷重も考えておかなくてはなりません。持ち歩きに便利なナイロンタイプですが、重さには弱いといった面があるため、たくさん買い物をすることが多い場合はナイロンタイプよりトートタイプやレジかごタイプを選んだほうが良いでしょう。
■まとめ
マイバッグについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。最近ではおしゃれなマイバッグがたくさん登場しており、有名ブランドのものは入手しづらいほど人気になっています。見た目も大切ですが、まずは機能性や使いやすさを重視して、自分に合ったマイバッグを探してみてくださいね。