2019.09.29
子供の成長はあっという間です。すくすく元気に成長してくれることは喜ばしいことですが、体が大きくなるにつれて服もサイズアウトします。汚れてしまった服は処分できますが、なかにはお気に入りの服もありますし、思い入れもあって処分出来ないこともあります。
小さくなってしまった子供の服を捨てる前に「もう一度どうにかできないか。活用できる方法はないか」と考える方も多いのではないでしょうか。
サイズはバラバラで、汚れもたくさんついてる、何よりサイズが合わない。そんなときはわずかな時間を利用して、少し手を加えてリメイクしてみませんか?
今回はサイズアウトした子供服の再利用法を考えてみましょう。
裁縫が苦手でも大丈夫!?
リメイクといえば、裁縫が必須と思ってしまいますよね。普段縫い物をしない人や、小さな子どもがいて針を使うのはちょっと…という人にとっては、なかなかハードルが高いもの。
でも、縫い物をほとんどしなくていいリメイクもあるんです。
ウエスやぞうきんにする
古くなったりサイズアウトした服の活用方法でまず挙げられるのが、使いやすい大きさに切って手軽に簡単にササッと油汚れなどの掃除に使えるウエスやぞうきんです。
使用後は洗ったりせずに捨てるだけなのでとってもラクちん!汚れてリメイクが出来ない生地などの活用におすすめです。
コースター
汚れがひどいけど小さい物は作れるかもしれない。そんなときはコースターはいかかがですか?コップの水滴を吸収したり、ちょっとかわいくおしゃれにティーブレークを楽しめます。少ない生地で布を合わせて縫うだけで簡単にできます。さらにフリルをつけたり、刺繍をしたりといろいろ自分なりのアレンジもできます。
ミシンではなく手縫いで作る方法もありますので自分だけのお気に入りを作ることができます。
くるみボタン
お気に入りのワンピース。汚れてしまっていたり、サイズアウトしても手放したくない。そんなときはくるみボタンを作ってみましょう。100円ショップにくるみボタンキットが売られているので簡単に作ることが出来ます。
見せたい部分が表にくるように包んで作ります。出来上がったくるみボタンをさらにアレンジしてヘアゴムにしたりデコレーションで飾ったり世界にひとつだけのアクセサリーができます。
お気に入りのワンピースは着られなくなってしまったけれど、くるみボタンにすれば、また別のものに活用することができます。
シューキーパー
赤ちゃんの靴下はかわいいですよね。サイズアウトして手放すのはもったいないので、100円ショップなどで手軽に手に入れることのできるかわいらしいリボンを準備してシューキーパーを作ります。
それだけでもグンとおしゃれになりますが、お茶パックを二重にして重曹をいれます。重曹をいれることにより防臭・除湿効果もあるので、お気に入りの靴を清潔に保つことができます。
また、お好みのアロマオイルを重曹に混ぜればオリジナルシューキーパーの出来上がり。リボンで結んでいるだけなので中の重曹を取り替えるのも簡単です。
シュシュ
売っているものでもかわいいのがたくさんありますが、材料をそろえれば、サイズアウトしたお気に入りの服を再利用して簡単にシュシュを作ることができます。
世界にひとつだけのお子さんとママのシュシュで、おそろいコーデを楽しむのも良いでしょう。おしゃれをしてお子さんとすてきな思い出を作ってみてはいかがですか?
汗取りパット
子どもは汗をかきやすいものです。そんな汗っかきさんにもおすすめなのがシャツを使った背中用の汗取りパット。四角い布の切りはしを縫いループをつれば出来上がりです。
背中に差し込んで汗をかいたら抜き出すだけなのでとても便利。吸汗性の高い生地を使うとさらに快適さが増しますよ。
裁縫が得意ならちょっと難しいリメイクに挑戦
簡単なリメイクだけでは物足りないという方は、少しリメイクレベルを上げてみましょう。
ペットの服
ワンちゃんを飼っているご家庭では、サイズアウトした子供服をワンちゃん用にリメイクするのも人気があります。子供服のサイズにもよりますが、中型犬くらいまではリメイクができるようです。
もし汚れが気になるのであれば、ワッペンをつけたり、リボンをつけるなどのひと手間で汚れた部分もおしゃれなデザインにリメイクすることができますよ。手作りのリメイクしたお洋服をワンちゃんに着てもらって出かけるお散歩はいつもより楽しくなるでしょう。
デニム
ジーンズなどのデニムをバックにリメイクした作品をみかけます。デニム生地は丈夫なのでバックなどにリメイクしやすいため、とても便利です。子供用のジーンズならば大きさも手頃でちょうど良いですね。ビーズやスパンコールをつけてお好みのテイストにするなどのアレンジも楽しめそうです。
ポーチ
毎日持ち歩く物を入れるなど小物の整理に活用できるポーチをお気に入りのTシャツでポーチにリメイクします。お気に入りのキャラクターやロゴの部分を見せてポーチを作れば、ポーチに再利用することで大好きなキャラクターといつも一緒に過ごすことができます。
巾着
入園・入学にはお道具袋や給食袋など小さめの巾着が複数必要になります。プリントやタグをアクセントに使って巾着にリメイクしてみてはいかがでしょうか。巾着はそれほど難しくなく、「お裁縫は苦手…」という方でも比較的簡単に作ることができます。
サイズアウトした服を使えば、同じプリント柄で複数の巾着を作ることもできるので、とても便利です。
キャラクター部分を有効活用するワザ
子ども服には、アニメキャラクターやロボットなどがプリントされていることがあります。子ども自身もお気に入りで、汚れたり小さくなってもなかなか手放したくないと言われてしまったことはありませんか?
そんなときは、キャラクター部分を有効活用してあげましょう。
リメイクといっても、難しい作業は必要ありません。キャラクターの周りを縫い代を残して切り出し、縫い合わせて綿を詰め、チェーンをつけるだけ。それだけでかわいらしいマスコットのできあがりです。
バッグにつけてあげれば、子どもも喜ぶはず!
簡単なリメイクで思い出の服を残そう
リメイクというと、つい敷居が高く感じてしまう方も多いようですが、思ったより簡単にリメイクできる小物などもたくさんあります。
サイズアウトしてしまった服は、おさがりにできない、思い入れがある、手元に残したい思い出の服…などお子さんの成長の思い出がたくさん詰まっている貴重なものでもあります。着ていた頃の子どもを思い出しながら、サイズアウトした子供服をリメイクし、有効活用してみてはいかがでしょうか。
文/小野寺香織