2019.11.16
2019.12.02
フルーツや魚、キノコや野菜など、美味しいものがたくさんあるこの季節。
せっかくならそんな旬の食材を目当てに、“おいしい旅”に出かけてみませんか?
今回は、食材別におすすめのお出かけ先をまとめてご紹介したいと思います!
秋の味覚「サンマ」を味わうなら太平洋側へ!
秋の味覚の代表と言っても過言ではない「サンマ」。
一般的に、太平洋側でとれたものの方が味が良いといわれています。なかでも、とくに北海道・青森・岩手・宮城など北の海でとれたサンマが脂が乗っていてがおすすめ。
美味しいサンマを食べたいなら、ぜひ北海道・東北の太平洋側に出かけましょう!
そもそもなぜ秋のサンマはおいしいの?
さて、秋が旬だといわれているサンマですが、その理由をご存知ですか?
実は、繁殖の時期がちょうど秋重なっているのです。
サンマは黒潮周辺(房総半島沖を東に流れる暖流)で生まれます。そして秋から春の時期を目安に成長しながら北の方角へ移動。成長したサンマは子孫を残すために、今度は夏から秋の時期に南へと戻ってくるのです。
つまり、秋に取れるサンマは繁殖のためにたっぷり栄養を蓄えた状態だということ。そのため、サンマの旬は秋とされています。
サンマのおいしい時期は地域によって違う
栄養をたっぷりと蓄えたサンマは北から南下してきます。つまり、地域によって旬のサンマがとれる時期が異なるのです。
北海道では8月下旬から10月頃に旬を迎えます。そのため、北海道でおいしいサンマを食べたいなら、夏の終わり頃がベストということになります。
旬の時期は少しずつ南下していくので、青森は10月から11月、岩手や宮城では11月からが旬になります。
美味しいサンマを味わいたいなら、まず北海道・東北の太平洋側を攻めましょう。さらにそこから時期と地域を掛け合わせ、お出かけ先を絞り込んでいけば、この秋一番美味しいサンマに出会えるかもしれません。
鹿児島のさつまいもは絶対度食べるべき!
甘くてホクホクしたさつまいもは、女性や子どもに人気の秋の味覚です。
石焼き芋で食べるのもおいしいですし、バターやはちみつをかければまるでスイーツのような味わいになります。またご飯と一緒に炊いて「さつまいもご飯」にすれば、立派な食卓の主役にも早変わり。
色々な食べ方ができるさつまいもをとことん楽しむなら、やはり生産量ナンバーワンの鹿児島に行くべきでしょう。
鹿児島県民のソウルフード「ガネ」
ただ蒸したり焼いただけでも十二分すぎるほど美味しいさつまいもですが、せっかく鹿児島県で味わうなら、ぜひ「ガネ」の置いてあるお店を探してみましょう!
「ガネ」とは鹿児島の方言で「カニ」という意味があります。サツマイモを太めに千切りをして、手で握るくらいの大きさを天ぷらにした「かき揚げの」一種で、鹿児島県の郷土料理です。
でき上がった形がカニに似ていることから、この名前がついたんだとか。
甘いもの好きなら「ねったぼ」も必食!
こちらも鹿児島県の郷土料理の一つで、江戸時代から伝わる伝統料理です。
お正月のお餅をつくときの最後の一回分の中に、蒸したサツマイモを入れてよく混ぜ、一口サイズにしてきな粉を付けたものを指します。
「ねったぼ」以外にも、「ねったくり」「いももち」など地域によって呼び方が異なるようです。
鹿児島に出かけた際は、その土地にしかないさつまいも料理も楽しみたいですね!
梨やブドウを堪能するなら果物王国・山梨へ
秋はとくに多くの果物が収穫される時期でもあります。
おいしいフルーツに目がないという方は、果物王国とも称される山梨県へのお出かけがおすすめ。とくに甲府周辺は都心から約2時間とアクセスもよく、観光農園が多くある地域です。
ただ果物を食べたり買ったりするでけでなく、収穫体験ができれば、子どもにとってもいい思い出になること間違いなし!
収穫の時期は9月から11月
果物にもよりますが、収穫時期は9月から11月のあいだが一般的なようです。ただし、果物狩りの時期は普通の収穫時期からずれていることも。また、果樹園によっては、果物狩り体験には予約が必要なところもあるので、事前に果樹園のHPなどを確認してから行くと安心です。
山梨ワインを楽しむのもおすすめ!
果物を堪能する以外にもおすすめの過ごし方は、ワイナリー巡りです。
山梨県はワイナリーが集まる日本有数のワイン産地としても有名。こだわりをもったワイナリーが密集しているので、1日で多くのワイナリー巡りも楽しめます。
ワイナリーによってはぶどうを潰す体験ができたり、試飲イベントを行なっているところもあるようなので、観光協会HPなどを確認しておきましょう。
美味しいものを一番美味しい場所で食べる旅
秋の味覚を現地で楽しむためのおすすめのお出掛けスポットをご紹介しましたが、気になる地域は見つかりましたか?
おいしいものは産地に出かけて、その土地の空気を感じながら食べるのが一番です。
家族のお出かけの参考にしてみてくださいね。