11歳・男の子の句が心強い!


「優秀賞」に選ばれた10句も力作ぞろい。たとえば子どもと過ごす日常の幸せを詠んだ句は、「アロマより 癒されるのは 子の匂い」(怪傑もぐり33世・48歳/男性)、「静けさや やっと眠った 天使撮る」(パパパ・36歳/男性)、「ポイポイと 靴落とす君 シンデレラ」(ママ鉄・30歳/女性)と心がほっこりする内容になっています。

 

家事や子育ての苦労を滲ませているのは、「インフルよ せめてママだけ 避けてくれ」(こうちゃんかいくん・42歳/女性)、「たまにはね 家事の有休 使いたい」(ヒリー・28歳/女性)などの句。そんな苦労を吹き飛ばしてくれる、ユウキくん(11歳)の「5年生 ぼくもはたらく かぞくです」という句は心強いですね。

 

共感性あふれる名句の数々に、ネット上では「お尻拭きと尻ぬぐいの発想が絶妙」「麺・麺・丼・丼・麺・丼・丼のリズムは切実な叫び声が聞こえてくるみたい」「ママさんの“家事にも有給を”という思いは身につまされます」「哀愁感漂う作品の選出が多いのは切ないですね」といった声が続出しました。