2019.03.04
1つの大きな節目として、“還暦”のお祝いを重要視する人は少なくありません。古くからちゃんちゃんこや頭巾などの赤い物を贈る風習がありますが、それだけでは物足りない気もします。世間の人たちは、還暦祝いとしてどんなプレゼントを贈っているのでしょうか。
還暦祝いの贈り物に悩む女性
ある女性は、母親の還暦祝いに何を贈るか悩んでいます。一応の予算として4~5万円程度を想定していますが、一般的に言われる還暦の贈り物がイマイチ分からないとのこと。
彼女は、「もはや古い慣習にならって赤いちゃんちゃんこにするべきか、母親に直接尋ねるかという段階にいます」「できれば何も言わず驚かせたいという気持ちもあるので、アドバイスを下さい!」と相談を持ちかけます。するとネット上には、様々な体験談が寄せられていました。
旅行や食事にお金をかける人も多い?
還暦祝いということもあり、赤色のアイテムを贈る人は多いよう。「赤いカシミヤのマフラーをプレゼントした」「オールシーズンで使えるように、カーディガンやシャツ、靴下、シューズなどを選んだ。もちろん全て赤です(笑)」などの声が上がっていました。
しかし中には、「年配女性が赤色グッズを身につけてると、たまに『還暦祝いで誰かにもらったのかな?』と思ってしまうよね」との意見も。「女性は年齢を気にする場合も多いから、あえて“還暦のプレゼント感”が強い物にする必要はない」というアドバイスもあるので、赤色にこだわるより相手の好みを優先した方が良さそうです。
一方でプレゼントよりも食事会や旅行にお金をかけたいと考える人も少なくありません。「物欲が全然ない母親だから、豪勢な食事会を開いた」「母にほしい物はないか聞いてみたら、旅行の方が良いとのこと。今度孫も一緒に旅行へ連れて行きます」「プレゼントは日常で使えるようなちょっとした物にして、家族みんなで旅行に行こうと思ってる」などの意見が。
また意外にも、現金を渡すという人も見られます。やはり“お祝い”なので、贈り物に限定せず、相手に喜んでもらえることを一番にプレゼントを考えてみるといいかもしれませんね。
プレゼント選びに悩んだら直接聞くのもアリ?
古くからの風習として大切にされている還暦のお祝い。ある女性は、「還暦祝いに贈るプレゼントで、気をつけなければならないことはありますか?」という相談を持ちかけていました。
彼女によると、プレゼントを贈る相手は親しい知人。「両親や親族ならそこまで気にしないのですが、知人であれば話は変わってきますよね」「プレゼントして失礼に当たるものなどはあるのでしょうか」と不安を漏らします。
この投稿に対してネット上では、「老いや衰えを連想される物はダメというのはよく聞く。多分“老眼鏡”や“杖”なんかのことだと思う」「第二の人生を後押しするようなアイテムが喜ばれるとも言うよね」「目上の人なら時計や文房具のプレゼントは避けるべき。『これからも勤勉に働くように』といった意味になってしまうらしい」「あくまで誕生日プレゼントとして考えれば、そこまで意識せずにプレゼントを選べるよ」など様々な意見が寄せられました。
もしもプレゼント選びに苦戦してしまうなら、あまり難しく考えずに直接聞いた方が失敗しないかも。
文/河井奈津