2017.11.29

自己流で楽しむ“プレミアムフライデー”も悪くない?!

【この記事は、CHANTOママライターによるウェブ限定記事です】

                       

ライター名:外山ちえ子

 

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話題の“プレミアムフライデー”についておさらいしましょう

『プレミアムフライデー』=通称『プレ金』。今年の2月より経済産業省が日本経済団体連合会他、経済界の団体と推進している「ライフスタイルの変革を目指す取り組み」の事ですが、私も含め、その恩恵および効果がいまいちわからない方も多いかと思います。

経済通産省ホームページからの情報を要約しますと「月末の金曜日を核として、早期退社等を促進させることにより出来た時間を『買い物』『観光』『ボランティア』『家族の時間』等に充てることにより、充実・満足感を実感できる生活スタイルの変換の機会になる。また地域とのコミュニティ機能強化や一体感の醸成や、デフレ的傾向を変えていくきっかけとなる事が期待される。」という事です…。

しかし、私の職場はこの制度には呼応しておらず別に早帰りも出来ませんし、周りの知人たちにも聞いてみたところ「あれは都内の大手企業だけの話では?我々は全く恩恵無し!」等、殆どの方が「いつもと変わらず」「プレミアム感無し」と回答。

そこで、最近休日に半日出勤をした私は、半日の代休を月末金曜日の午後に充てて、半日でどれだけ“プレミアム感”を感じられるか試してみました。

 

まずは、自分が利用できそうな『プレ金』特典やイベントをリサーチ

事前に地元で『プレ金』イベントや特典をリサーチしてみましたが…意外と少なかったですね。

近くの駅ビルで多かった特典は「プレミアムフライデー限定〇〇パック(△△名様限定)」等、プレ金限定のお買い得商品を個数限定で用意している店舗が多く、割引系やノベルティ配布系のサービスは少ない感じでした。飲食店もドリンクサービス程度が多く、正直プレミアム感を得られる程の特典は少ないかな?という印象でした。

また、通勤で利用している別の駅ビルでは「プレ金限定!駅ビルのキャラクターとじゃんけん大会」という企画がありました。駅ビルで買い物をしたレシートを持っている人は、決まった時間帯のみですが、駅ビルの“ゆるキャラ”とじゃんけんをすると、勝っても負けてもノベルティが貰える…という内容でした。しかし「店舗でどこにいるか探してじゃんけんしてね。下記提示の時間帯に30分限定で開催!」というのはどうですかね…。時間と場所が指定されていればともかく、自分でゆるキャラを探してまでじゃんけんする気にはなれません(笑)。

そんな訳で地元の事は一旦忘れ、どこでも使えそうなプレ金特典を探してみたところ、私の利用しているクレジットカード会社、住友VISAカードのキャンペーンがお得感抜群でした。

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住友VISAカードのポイントアップサイト『ココイコ!』より、利用予定の店舗へオンラインでエントリーして来店時に住友VISAカードで会計をすると、ポイントが数倍に増えるというポイントアップサービスがあります。しかし、プレミアムフライデーは平均10倍アップという、更なるポイント上乗せのキャンペーンを行っていましたので、早速ポイントアップモールから対象店へオンラインエントリーを行いました。(※ただし上記の10倍アップキャンペーンは9月で一旦終了)

次に注目したのは東急ハンズさんの“プレ金限定のワークショップ”ですね。普段から楽しいワークショップを展開していますが、プレ金は通常よりゴージャスな作品が作れるワークショップを店舗限定で開催するので、こちらへの参加を即決。となると、対象店舗が町田でしたので、町田近辺でついでに楽しめそうなプレ金情報を探したところ「おお!プレミアム!!」というイベントを発見したので、こちらに行ってみることに。

それにしても、リサーチ段階において「行政が推奨しても、世間には浸透していない政策かなぁ」というのが正直な感想でした。

 

果たして限られた時間でどの位プレミアム感が得られるか実践!

私の息子は、今年春から小学校入学と同時に学童に入っていますが、どうも学童内に相性の合わないお友達がいるらしく「学童行きたくない」と時々こぼすようになっていたので「ならばプレ金は息子もさっさと学童から引き揚げて一緒に楽しんでもらおう」と、学童で大好きなおやつを食べ終えた時点で引き取り、一緒に電車で町田に移動しました。事前に「ハンズ行くよー」と声掛けしてあるので、うきうきしながら同行しました。

町田に付いたのは16時前で、16:30開始のワークショップまで少し時間があったので、東急ハンズの入った駅ビルの近くの『ビッグカメラアウトレット町田店』へ立ち寄ってみました。

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ここでは、私の事前リサーチにおいて、一番プレ金らしい企画の催行を予定していたので、その真相を確かめるため立ち寄りました。どの位プレミアムな企画を予定していたかと言いますと、なんと「モエ・エ・シャンドン」つまりシャンパンの試飲会です!あのお祝い事の主役飲料であるシャンパンを、50名限定で試飲させてくれるという大盤振る舞いです!告知もハッタリではなく(笑)本当に試飲させてもらえましたが、日の明るいうちに飲むシャンパンはちょっぴりだけでしたが、華やかな香りが贅沢な感じでプレミアム感抜群でした!(子連れでしたので、息子がトイレに行っている隙に試飲させて頂きました)ちなみに、店舗スタッフの方のお話では、プレ金はシャンパンも通常より10%OFFでの販売との事でした。

今回は試飲のみでしたので、スタッフさんにお礼を言い、次の目的地東急ハンズ町田店へ向かいました。

ワークショップは16:30スタートでしたので、その前に常用しているヘアケア商品を購入しようと、ワークショップの参加料金3,240円と共にレジにてVISAカードでまとめて精算しました。そう、前日ポイントアップサイトでエントリー済の店舗ですので、この日のクレジットカード利用のポイントがプラス10倍になるという訳ですね。ここでもちょっとだけプレミアム感は味わえました(笑)。

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さて、16:30より、本日の大本命のワークショップがスタートです。10月1日は『コーヒーの日』なのだそうで、これにちなんでエスプレッソスプーンを純銀で作ろうという、普段とは違いプレミアムな材料を使ったワークショップです!

今回のワークショップでは「銀粘土」という、作成時は粘土の様に造形できて、焼成すると硬化し、磨くと銀そのものになるというプレミアム感あふれる素材を利用しました。今回は贅沢に25グラムの銀粘土を利用したのですが、本来この量の銀粘土だと平均5,000円前後するところ、商品パッケージのリニューアル前の旧商品を使う事で、ぐっとお得な価格で体験可能でした。

参加者は定員5名でしたが、最初から参加出来たのが2名、残り2名はお仕事から抜けられなかったらしく遅れての参加でした。

(息子はこの間、ワークショップ会場横の“科学おもちゃコーナー”に釘付けで、ずっと砂時計やら油時計やらの商品サンプルで遊んでいました。本当は一緒にスプーンを作る予定でしたが、『難しそう!』と拒否されてしまいました…。)

銀のスプーン作りは、まずは銀粘土でスプーン型を作り、ホットプレートで良く乾燥させます。そして乾燥したら、やすりをかけて形を整えていきます。そして形が整ったら焼成して、焼きあがったスプーンを良く磨いて出来上がりです。ただ、一つ一つのプロセスに時間が結構かかりますので、上記の一連の作業で丸々二時間半もかかりました。しかしながら、普段忙しくて自宅ではこのように手のかかるクラフトはできませんし、やすりがけ等で無心に作業をしていると心のデトックス効果とでも言いましょうか、気分はすっきりしました。

それから、出来上がりが予想よりいい感じでしたので、なかなか爽快な気分になりました。私個人的にはプレミアム感が高いイベントだったと思います。

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※写真上より順に「銀粘土で成形したスプーン」「焼成中のスプーン」「磨きの途中のスプーン」「完成品」

また、息子も科学おもちゃのサンプルでたっぷり遊べた事も含め「今日は学童から早く帰れて嬉しかった!」と喜んでくれたのも嬉しかったですね。でもワークショップ終了後は、通勤ラッシュがひどくならないうちにさっさと寄り道無しで自宅へ帰りました。

結果、今回プレミアムフライデー向けの外部サービスで利用できたものは3件のみでした。

今回は東急ハンズさんのワークショップが一番プレミアム感を得られましたが、「親子一緒に楽しめた方がプレミアム感は上がったかな?」というのが正直な気持ちです。そして外部のプレ金サービスは事前リサーチをしないと見落としがちなものが多く、検索の手間もかかるので「次回は自分のアイデアで楽しもう」と思いました。

 

結局、プレミアムな気分になれるかどうかは“自分次第”

個人的な結論としましては、「結局、プレミアムな気分になれるかどうかは、個々の心持ち次第。プレ金向け外部サービスは、全体的に充実しているとは言い難い」というところです。政府機関の推奨している早期退社が大体15:00~16:00だと想定しますと、独身の方ならともかく、家庭のあるサラリーマンや、ワーママだと、丸々退勤後の時間を使えるわけではないし、出来る事には限界がありますよね。それに驚くべきことに、事前リサーチではプレ金に催行される「親子向けイベント」が非常に少なかったので、親子でプレミアムな時間を過ごすのであればアイデアを駆使して自分たちで楽しむ必要があります。

例えば、プレ金施行前から一部の図書館や美術館等の施設では『金曜日は開館時間を延長』等のサービスを行っている所もありますので、こういった場所に親子で出かけてもいいですし、極力パパもママも残業をしない定時退社を心掛けて早めに帰宅し『金曜DVD上映会』と称して家族皆で映画のDVDを鑑賞でも楽しいですよね。マスコミに踊らされない、自分なりの「プレ金」の過ごし方を考えるのも結構素敵かもしれません。

10月は自分なりにアイデアが浮かんでいるので「ハロウィンカウントダウン」として、自宅でプレ金パーティーを家族で楽しむ予定です♪次回は早帰りはできませんが定時退勤で楽しむ予定です。(笑)

ちゃんと 編集部

働くママ向けのメディア『CHANTO』の編集部。月刊誌『CHANTO』で掲載された記事や編集部が独自に取材した記事をご紹介します。