2018.11.22
日本には数多くの博物館や施設が存在し、中には珍しい体験ができる場所も。現在ネット上では、島根県にある特殊な博物館が大きな話題を呼んでいます。日本で唯一の体験ができるというその博物館は、一体どんな施設なのでしょうか。
“宿泊”できる博物館が話題
島根県仁多郡奥出雲町の「奥出雲多根自然博物館」は、“宇宙の進化と生命の歴史”をテーマにしたミュージアム。様々な時代の化石や恐竜などを飾る常設展に加え、企画スペースでは最新の宇宙技術にも触れられます。
定期的に「天体観望会」をはじめとした様々なイベントも開催されており、夏休みの自由研究で博物館を訪れる子どもたちも少なくありません。最新の解説システムや趣向を凝らした展示方法は、大人も子どもも楽しめるように工夫されています。また施設内には100名規模の講座を開ける研修室も完備。
普通の博物館としても充分過ぎるほど魅力的ですが、一番の特徴はなんといっても“宿泊”できること。早速、多くの人が注目する宿泊システムを見ていきましょう。
宿泊者は妖しくライトアップされた恐竜の化石を楽しめる!
6階建ての博物館は3階~5階が宿泊施設になり、部屋数は全19室。インターネットの利用やアメニティなど、設備はビジネスホテルと変わりません。また館内の大浴場、小浴場を使うこともできますが、すぐそばには「佐白温泉 長者の湯」も。そのため、奥出雲町周辺の良質な温泉を利用する長期滞在(湯治ステイ)にもおすすめですよ。
さらに宿泊者は「ドキドキ・ナイトミュージアム」といった博物館オリジナル体験イベントへの参加が可能。ロマン溢れる“夜”の博物館には、子どもでなくともワクワクしそうですね。実際に同ミュージアムを利用した人からは、「ナイトミュージアムが素敵。ライトアップされた恐竜の化石がカッコよすぎてたまらない」といった感想が。夏休みや冬休みを利用して宿泊すれば、最高の思い出ができるかもしれません。
今回はじめて「奥出雲多根自然博物館」の存在を知った人たちからは、「めちゃくちゃ面白そう! 子どもを連れて行ってみたいな」「恐竜と宿泊できる施設が日本にあるなんて… ものすごくロマンチックな博物館」「奥出雲なら冬の雪景色もかなりキレイだと思う。冬休みに行けないか早速調べてみないと」と反響の声が相次いでいました。
子どもも参加可能! 貴重な体験を提供してくれる日本の施設
やはり日本で唯一の体験ができる施設は魅力的。生きているうちに一度は行っておきたいですよね。軽井沢にある「アミーチアドベンチャー」は、日本で唯一“エアアトラクション”を楽しめるアスレチック施設。エリア内を裸足で駆け回り、アクティブかつ安全に様々なアトラクションを体験できます。小学生以上もしくは身長110cm以上から参加できるので、家族や友人と思いきり体を動かしたい人におすすめ。
またロシアより日本初上陸した埼玉県越谷市の「フライステーション ジャパン」なら、日本一気軽にスカイダイビングを体験できます。最大時速360kmの風が発生する特別な設備の中で、誰もが一度は夢見る「空を飛んでみたい」「空中を浮遊してみたい」という憧れを実現。初心者でも“ソロフライト”ができ、子どもも4歳から挑戦できるので家族で楽しめます。
小さい頃にした貴重な体験は、いつまでも記憶に残るもの。興味のある人はぜひチェックしてみてください。
文/長谷部ひとみ