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宿坊に泊まる旅が新スタンダードに?日本文化を再発見できる“テラハク”に注目

ライフスタイル

2019.11.26

2019.11.30

みなさんは、「テラハク」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。漢字に直せば「寺泊」。つまり、お寺への宿泊を意味する言葉で、宿坊に宿泊することを指します。

 

本来は僧侶や参拝者のための宿泊施設だった「宿坊」ですが、最近では一般客も泊まれるようになってきました。お寺やお寺の近くに泊まれるということで、普通の旅行とはひと味違う経験ができると人気が高まってきています。

 

今回は、そんな宿坊の魅力や気をつけるべきことなどについてご紹介していきたいと思います。

宿坊の魅力は文化の再発見


宿坊の最大の魅力は、普段は意識していない伝統や文化を感じられることではないでしょうか。

 

仏教自体は中国から伝わったものですが、それを日本人がどう受け継いできたか、宿坊に滞在することを通して体感することができます。

 

宿坊での楽しみのひとつとして、精進料理を挙げる人も多いようです。

旬の野菜ならではの滋味に富み、体にしみわたる味わいは、普段の食事では見逃してしまう“食”のありがたさを痛感することができます。

 

また、江戸時代の襖絵や掛け軸など文化的価値の高い美術品や美しい庭などを見ることができるのも得難い体験。

毎日バタバタと忙しい働く女性にとっては、日常を離れた静かな空間で心穏やかに過ごすひとときこそ、ぜいたくな時間かもしれません。

心身ともにキレイに浄化されていくのを感じられるかもしれませんね。

 

宿坊ではどんなことができる?


せっかく宿坊に宿泊するのなら、修行体験はぜひしておきたいところ。

宿泊翌朝のお勤めは、自由に参加できるところも多いので積極的に参加してみましょう。

修行体験については、宿坊やお寺ごとにできる内容が異なり、事前予約や別途申し込みが必要なものも。

泊まりたい宿坊が見つかったら確認しておくのがおすすめです。

 

具体的には、次のような修行体験ができるところが多いようです。

 

・座禅
修行体験の中でも特に人気。精神が安定し、気分が晴れやかになったり集中力がアップしたりなどの効果が期待できます。

・写経
仏教の経文を書き写す修行。心身が落ち着き、忍耐力がつくとされています。正しい姿勢が身につくとともに字も上手に。

・写仏
仏画などを基に、心静かに丁寧に仏さまの姿を描き写します。写経と比べて、子どもでも楽しみながらできる修行です。

・法話
僧侶や住職のお話を聴き、学びます。仏法をベースにした貴重なお話から、日常生活に生かせるヒントが得られるでしょう。

・読経
経文を見ながら読み上げる基本的な行。修行体験の最初の一歩として、子どもと一緒に取り組むのにも適しているといえます。

宿坊はホテルではないということを理解しておくこと


“テラハク”の旅を心から楽しむためには、いくつか気をつけておきたいことがあります。

 

まずひとつめは、レジャーをメインの目的とするホテルや旅館と同じだとは思わないこと。

ホテルや旅館と比べて、門限が早めの時間に設定されていたり、アルコール類が一切禁止だったりする宿坊が数多く存在します。

各宿坊に設けられたルールに従うのはもちろん、「泊めていただいている」という意識を忘れずに過ごしましょう。

 

そしてもうひとつは、他者への気づかいです。

子ども連れで宿泊できる宿坊であっても大騒ぎは避けましょう。

宿泊客の中には日常を離れた静寂や、落ち着いた佇まいを求めて訪れている人もたくさんいます。

子どもは普段と違う環境についはしゃぎたくなるものですが、事前に宿坊とはどんなところなのかよく話しておくことが大切です。


また、子どもがまだ小さく寝起きがグズグズしてしまうようなら、朝のお勤めに連れていくのは遠慮した方がよいかもしれません。

参加必須ではないところも多いので、パパかママのどちらかだけでも部屋に残って、子どもと一緒に待っていてあげるとよいのではないでしょうか。

 

宿坊予約サイト「テラハク」とは?


宿坊に泊まってみたいと思っても、どこに一般客向けに開放された宿坊があるのかを調べるのは、なかなか難しいもの。

そんなとき、ぜひ活用してほしいサイトがあります。

 

「お寺や宿坊への宿泊=テラハク」という呼び名を定着させ、宿坊ブームを後押しているのが、宿泊予約サイト「テラハク」(https://terahaku.jp/)です。

 

このサイトでは、旅行予約サイトのように地区や体験内容などから泊まってみたい宿坊を検索し、各宿坊ページで寺社の歴史や文化、宿泊施設の設備などを確認できます。

そのまま宿泊予約をして、先方の宿坊から日程の連絡が入ったら予約完了。手軽に予約できるので、テラハクをしてみたい人はぜひ一度チェックしてみてくださいね。

宿坊でいつもとは違う旅を


令和元年版の「観光白書」でも、寺での宿泊など体験型宿泊コンテンツの開拓・推進が盛り込まれ、テラハクはいま、とても注目されています。

ホテルや旅館とは少し違う宿坊への宿泊ということだけでも思い出に残りますが、さまざまな修行体験をプラスすれば、さらに貴重な経験に。

日ごろ遊びといったらゲーム三昧という子どもにとっては、心静かに自分と向き合える絶好の機会になるかもしれません。

 

もしもご自宅の近くに宿坊があるならば、親せきやお友だち家族など、遠くからのお客さまへのおもてなしの場としても喜ばれそうですね。何年たっても、みんなで集まる度に話題にのぼる、素晴らしいひとときを過ごせそうです。

 

文/小野寺香織

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