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「健康第一」でインフル蔓延…弊社が掲げる〝ブラック社訓〟が大迷惑!!

コミュニケーション

2019.01.25

近い未来の労働人口減少の危惧から、「一億総活躍社会」の実現を目指すべく叫ばれている「働き方改革」。働き手の増加、出生率の上昇、労働生産性の向上を目指し、多様な働き方を可能にするチャレンジです。そんな流れのなかでも、独自の社訓を掲げておかまいなしに邁進する会社…職場の理不尽に苦悩するママたちのお話です。

 

研修会は決まって休日(ゆかさん/30/販売)

「常に学ぶ姿勢をもつ」という考えを重んじる私の職場は、頻繁に研修を行います。勤務時間内なら喜んで参加するのですが、実施されるのは毎回必ず「休日」なんです。「勉強は自主的に行うものであって、仕事ではない」というの理由だそうですが、たまったもんじゃありません。

しかも、これまで講師をしていた副社長が「今度の研修から俺は参加しない。自分たちでテーマを決め、講師も順番にやりなさい」と言いだしました。それからというもの、講師当番はテーマを考え、勉強に追われ…私を含め現場は大慌てです。研修レポートはしっかり提出させられるので、口裏を合わせてサボるわけにもいきません。

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うんざりしていたとき、同僚に「副社長が講師やめたワケ知ってる? 社長とふたりでゴルフ三昧らしいよ」と聞かされたんです。てっきり「仕事で忙しいんだ」と思い込んでいたのですが、「スポーツの勉強をしてる」と言い訳する彼らに、私も「エステでリラックス効果の勉強をしてきます」と宣言したいです!

「家族と子ども」どっちが大事?(あいこさん/30/塾運営)

私の給料からは、毎月5000円の「社員旅行積立金」が天引きされています。これは年に1度の社員旅行の費用に充てられるのですが、天引きも旅行参加も強制的なシステム。「社員は家族」という、社長の考えを具現化した恒例行事なんです。

年間6万円貯まるはずなのに、近場で一泊二日、宿は格安ビジネスホテル、イベントは特にナシ、という超節約旅行。正直、「差額は社長のポケット行きでは…?」と疑ってしまう内容です。

出産前はしぶしぶ参加していたのですが、育休が明けて「乳児がいたら、さすがに欠席も許されるだろう」という考えは、社長の「家族と子ども、どっちが大切なんだ!」というひと言に吹き飛ばされました。

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一瞬意味が分からなかったのですが、社長にとっては「社員=家族。子ども=子ども」という認識だそうで。「いえいえ、社員は社員でしょ。子どもが家族です」という言葉をグッと我慢し、子どもは旦那に託して参加することになりました…トホホ。

隠れインフル蔓延の悪循環(みちこさん/34/会計)

勤務先の社訓は、第一に、健康であること」から始まります。それを推進しているのは他でもない社長で、「常に自己管理を怠らず、健やかな状態で働くことが何よりも大事である」と毎日朝礼で唱えている〝健康第一主義者〟…「体調不良なんてもってのほか」なので、社訓に反しないよう社員たちは日々気が抜けません。

咳をしただけでも「まさか、風邪でもひいたんじゃないのか?!」と厳しいチェックが入り、「いえ、お茶飲んでたらむせただけです!」と必死の言い訳。発熱でフラフラでも「体調が悪いなんて知られたら、どんな小言を喰らうか…」と恐怖におびえながら出勤します。

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そんな社員たちが最も恐れる季節は「冬」…インフルエンザに感染しようものなら、「社長に合わせる顔がない」「でも1週間近く出社できない理由なんて、思いつかない」と悩んだ結果、無理して出勤→蔓延させる、の悪循環。コレほんと、ダメなヤツだから!

「これはブラック認定では…?」と思ってしまうエピソードの数々…社訓そのものに問題はないけれど、その解釈が歪められている現状が伝わってきます。とはいえ「おかしい」と思ったら、声を上げることが改善への第一歩。働きやすい労働環境獲得のため、勇気を持つことも必要ですね。

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ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。

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