2018.08.31
コミュニケーションをとる上で、「下ネタ」はかなりリスキーな話題。上手くいけば話しを弾ませる効果も望めますが、使い方を誤ると場の空気を凍らせてしまいます。果たして世の女性たちは、「下ネタ」にどのようなイメージを持っているのでしょうか。
異性からの下ネタに抵抗はある?
近ごろは職場などで「セクハラ」が問題になるケースも多いですが、それでも果敢に下ネタを言い続けるツワモノが存在するよう。ネット上では、男性から言われても「許せる下ネタ」に注目が集まっています。
「エッチなダジャレ(ジョーク)を言う」「好みの下着について話題にする」といった比較的ライトな話題は市民権を得ているようですが、プライベートに踏み込んだ生々しい話題はNGという声が多数。「酔っている時なら、下ネタもあまり気にならないかな」「飲み会では下ネタも許せる」など、「お酒を飲んでいる時」限定で許容するタイプの人も多く見られました。
しかし一方で「許せると思える下ネタは1つもない」という風に、下ネタ全般に拒否反応を示す人も少なくありません。“下ネタ反対派”には、「自分の話をしてくるだけなら我慢できるけど、こっちの話を聞き出そうとしてくるのは本当に嫌だ…」「下ネタしか話せない人が近くにいると本当に苦痛」といった意見の人が多いです。
“あいさつ代わり”の下ネタを用いたテクニック
芸人の中には、下ネタをウリにブレイクしたケースも。女性の何気ない仕草から妄想を爆発させるネタが多い「どぶろっく」は、ライトな下ネタを織り交ぜた芸風が持ち味です。今年8月放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)に出演した「どぶろっく」の森慎太郎さんと江口直人さんは、下ネタを用いた“あるテクニック”を紹介してくれました。
同番組では、有名人が地方でのコンサートや巡業を行った際の「つかみテクニック」に注目。「ご当地料理や名産品を話題にする」「地元の方言を使った挨拶をする」など、地元の人が思わず反応しそうな方法が多数登場しています。出張先でご当地ネタを使用するのは「どぶろっく」も同様ですが、江口さんは「地方ならではの下ネタでジャブを撃って、(下ネタが)どれぐらいOKかを探る」とコメント。
親しみやすい話題と下ネタが融合したネタを披露し、観客の“下ネタハードル”をチェックしているようです。下ネタへの寛容性を確認しつつその後のネタを選んでいるとも補足しており、「どぶろっく」の緻密な作戦が明らかになりました。
視聴者からは、「ただ下ネタ言ってるだけかと思ってたけど、どぶろっくも色々と考えてるんだなあ…」「どぶろっくの下ネタが苦手だったけど、ちゃんと観客の反応を考慮してるところが好感持てた」といった反響の声が上がっています。
下ネタを振る際は、相手の“下ネタハードル”を見極めてからの方が良さそうですね。
取材・文/河井奈津