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「女房に頼ってるから出世できない」共働き夫が吐かれた時代錯誤な暴言

コミュニケーション

2019.07.19

共働きが一般的になった現代でも「妻が働くこと」について、まだまだ賛否両論があるのは事実です。共働き家庭の夫のことを「妻を働かせている夫」という見方で、非難するケースも。今回は、実際に批判されたことがあるという夫たちから、詳しいお話を聞きました。

 

■だから仕事に身が入らないんだ(淳史さん/33/会社員)

iStock.com/taa22

看護師の妻は仕事が好きで、「人のお世話をするのが生きがいだ」と言っています。そんな妻を尊重し、結婚後も仕事は続けていたんです。しかし、会社の上司は共働きをよく思っていないようで、先日こんなことを言われてしまいました。

「経済的にも女房に頼っているから、お前は仕事に熱が入らないんだ。奥さんがかわいそうだと思わないのか? そろそろ出世して、楽をさせてあげたらどうだ」。仕事は人並み以上にしているつもりだし、課せられたノルマもこなし続けています。

それなのに、評価されない理由のひとつが「共働き」だなんて。そんな古い偏見を知り、がっかりした気持ちになりました。「家庭に入ってくれ」と言っても妻は決して喜ばないだろうし、むしろ「あなたが働けなくなっても私が養う」と言ってくれた男前な妻です。

人にはそれぞれの考え方があり、事情も様々です。働き方も家族の形も多様化したこの時代に、まだそんなことを言っている上司がいるのはとても残念なことです。心強い妻のサポートもあり、いまは転職も視野に入れながら、選択肢を模索しています。

■嫁に働かせるなんてみっともない(竜馬さん/29/会社員)

iStock.com/JackF

妻にプロポーズしたとき、恥ずかしながら自分の収入だけでは生活できないのはわかっていました。そこで妻に共働きをお願いすると、彼女は「もちろんだよ! 一緒に頑張ろう!」と快諾してくれたんです。

いまの時代、二馬力は珍しいことではありません。妻の言葉に感謝しながらも、一緒に家庭を支える喜びをかみしめながら生活していました。しかし、そんな幸せな時間に水を差したのは他でもない、私の父でした。

古い考えを持つ父は私にこう言いました。「おまえには、嫁と子どもを養う甲斐性もないのか。嫁の仕事は家庭を守ることだ。その嫁に外で働かせるなんていうみっともない真似をするな、この恥さらしが!」。

とても親の言葉とは思えませんでした。夫婦で決めたことに、第三者が勝手な言い分で自分の意見を押しつけようとするなんて、それこそ恥ずかしい行為です。父の気持ちはわからなくもないですが、従うことはできません。

■女の夢は寿退社だろ?(隆さん/37/会社員)

iStock.com/Siphotography

私が結婚したときに、一番祝福してくれた会社の先輩がいます。彼は私の7歳年上でいまだ独身。口では「結婚する気はない」と言っていますが、きっと結婚に対する強い憧れを持っているのだと思います。

その証拠に、妻が働いていることを知ったとき、「俺ならあんなにきれいな奥さんに苦労はかけないけどな~」と、ぽろっと口にしました。「え?」と私が反応すると、「だって普通、寿退社が女の夢だろ? 俺ならその夢を叶えてあげたい。お前は最低だな(笑)」。

なんとも時代錯誤…(だから結婚できないんじゃね?)と心で悪態をついたものです。古い幻想に囚われる彼こそ、女性の気持ちがわかっていないと思います。

なぜなら「専業主婦なんて絶対無理!」と言っていた妻が、結婚するときに望んだたったひとつの条件が「仕事を続けること」だったのですから。

私は妻がこの先「仕事を辞めたい」と言っても反対しませんし、「定年まで働く」と言っても大賛成です。この先、誰になんと言われようと、私は妻を「尊重してあげたい」と思っています。だってこれが、私を選んでくれた妻にできる唯一の恩返しですからね。

iStock.com/JackF

妻が働くか働かないかは夫婦の問題、第三者にとやかく言われることではありません。今回話を聞いた旦那さんたちは、奥さんと働き方についてしっかり話し合っていたので、ぶれない芯をもっていました。どんなことでも、普段から夫婦で共通認識を持つことが大切です。

 

ライター:葛西 明
人材派遣及び、人材紹介を行う会社に勤めるサラリーマン。求人募集の文章を書くのが楽しいと感じて以来、ライターとしても活動中。家事が苦手な妻と結婚後、気付けば兼業主夫になっていることが悩み。

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