2019.03.11
「女の勘で不倫を見抜いた」なんて話はよく聞きますが、今回お話を聞いたのは「旦那のマヌケな行動で不倫が分かった」という妻たち。不倫の事実も許せませんが、それより「旦那のうかつさが不思議でならない」と脱力しきりの、彼女たちの嘆きをお聞きください。
高級寿司店3万円の請求(すみこさん/36歳/販売)
私が利用しているクレジットカードは、使ったあとに確認メールが届くサービスがあります。メールを見て「そうそう、カードで化粧品買ったんだわ」と確かめられて便利なんです。
ところが先日、まったく覚えのない「3万円」の確認メールが届いたんです。「そんなに使ってないのに…」と不審に思い、すぐに財布の中身をチェックすると…カードがありません。
紛失かと一瞬あせりましたが、先日の買い物中に「これで払っといて」と、クレジットカードを旦那に預けていたことを思い出しました。返してもらい忘れていたとはいえ、黙って使うなんて。
(後でちゃんと払ってもらうんだから! 3万円も何に使ったのよ?!)と腹が立ち、明細を確かめると、そこには高級寿司店の名前が。「この日は…仕事で遅くなるって言ってた日じゃない!」。旦那の仕事柄、接待で高級寿司店を使うなんてありえません。
怒りが頂点に達した私は寝室で寝ていた旦那をたたき起こし、これをきっかけに1年以上続けていた不倫が明らかになりました。私のカードで不倫デートの支払いをして、バレないとでも思っていたのか…不思議でたまりません。
「業務用144個入り」(りなさん/32歳/営業)
出産後、夫婦生活とはすっかりご無沙汰な私たち。「まぁ、子どもがいたら気をつかうし、こんなもんよね…」と、いまさらどうにかしようとは思っていませんでした。
そんなある日、私宛に某ネット通販から〝小さな荷物〟が届いたんです。(なんか頼んだっけ?)と開封してみると、そこには「業務用144個入り」と書かれた箱が。開けてみると、大量の避妊具が出てきたじゃないですか…もう、びっくり。
仕事を終えて帰った旦那に「これ、なに?」と聞くと、「いや、あの…2人目はまだ考えてないしさ…」としどろもどろ。あくまでも「私と使うもの」だと言い張るんです。おいおい、セックスレスなのにこの大量買いは不自然すぎでしょ。
「もう正直に言いなよ」と告げると、誤って私のアカウントで購入してしまったことそして不倫していることを白状しました。おかげで、私への〝おすすめ商品〟には、いまでも避妊具がずらりと並んでいます。
連絡先は自宅の電話(あいこさん/33歳/事務)
ある日、覚えのない番号から自宅に電話がかかってきたんです。受話器を取ると「〇〇ホテルと申しますが…」と言われたので、すぐに間違い電話だと思いました。ところが「△△さんのお電話でお間違いないでしょうか?」と私の苗字を言うではありませんか。
(なんだろう? 昔、泊まったことあったっけ?)と記憶を手繰りよせていると、続けて「先日ご予約いただいた件ですが、禁煙部屋のご希望をお伺いするのを失念しまして」と…ここにきて、ようやく(そういえば、旦那が今度出張するって言ってたな)と思い当たりました。
「主人はタバコ吸わないので、禁煙でお願いします」と伝えると、耳を疑う言葉が。「では大人2名、露天風呂付きの禁煙部屋でご用意いたします。どうぞお気をつけてお越しください」と…出張で露天風呂付部屋はないですよね。
その晩、帰宅した旦那を問い詰めると、やっぱり女の人と行くつもりだったようです。不倫しようとしたのも腹が立ちますが、不倫旅行の連絡先が自宅電話というマヌケ具合にあきれてものも言えませんでした。
まさに「浮足立っている」という表現がぴったりな夫たち。なんだか腹が立つというよりは、「もっとうまくやりなよ」と言ってあげたくなってしまいますよね…妻のみなさん、おつかれさまです。
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。